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「電話した」の敬語表現・電話したの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年02月19日

今回の記事では「電話した」ということの尊敬語、謙譲語についてみていきました。SNSが発達している現代で人と人とのコミュニケーションでやはり電話が重要であるという時代の中で、電話した事実をメールでどう敬語表現で表すかということが大切です。

2013年あたりから普及したLINEの簡便さはスマートフォンに革命を起こしました。手軽に友達とやり取りできて、メールの時のような面倒くささはなく、写真も簡単に共有できるようになりました。

しかも、最初はグループラインは上限100人だったのに対し、今では数が増え、大学生の1クラスの連絡を回すのにとても便利な時代となりました。小さい頃、連絡網でクラスに一人一人伝言ゲームのように連絡事項を回す時代からは大きく違うようになってきました。

今度はメールの時代にはなかった既読スルー、未読スル―という新しい概念も出てくるようになりました。そこからいじめにつながったりと社会現象になったくらいです。このLINEのおかげで、タクシー代の支払いさえできるようになりました。お店からのダイレクトメールすらも受け取ることができ、より日常生活の中に広告が潜むという時代になりました。

正式な場面ではやはり電話

そんなたくさんの目まぐるしい時代変遷を経た今でも、やはり正式な場面でのコミュニケーションはやはり電話です。もちろん、電話よりも時間を選ばないメールが主なコミュニケーションツールとなっているのは事実ですが、どんなコミュニケーションスタイルでもやはり相手の声色をうかがうことができる「電話した」という事実はなによりも大切なものとなります。

「電話した」というだけで事態を重く見てもらえます。メール一本やったというのでは人の心は動かされません。電話した事実が、人の心を動かします。文字を見るより声を聴いたほうがやはり人として動こうという気持ちになるからです。

「電話した」の敬語表現

「電話した」の敬語表現としては、「お電話させていただく」という言い方があります。もちろん敬語ではなく、謙譲語で使う場面もあります。敬語ではなく謙譲語としては相手が電話した場合を「お電話差し上げる」や「お電話いただく」という表現で言うことがあります。それぞれの「電話した」ということの敬意を含んだ敬語表現、謙譲語を見ていきましょう。

「電話した」の敬語での使い方

敬語の種類

美化

まず、敬語表現のうちの美化語として、「電話した」ということを「お電話」という風に「お」を付けることが多いです。何かに「お」や「ご」を付けると敬語表現のうちの美化語になります。美化語の「お」や「ご」は漢字の「御」に由来します。敬語と使うとき、よくわからなくてもとりあえず「お」や「ご」を付ければ何となく丁寧な印象だ、と最初に外国の方は習います。

尊敬語

上記の美化語をつかって尊敬語を使っていきましょう。「電話した」というぶっきらぼうな言い方が、「お電話させていただきました」という敬語表現となります。ただの電話した事実でも、目上の人に敬語で伝える場合はこのような表現となります。

「電話した」の別の敬語表現

謙譲語

尊敬語とは別ですが、謙譲語の使い方があります。こちらも敬語表現としては尊敬語同じくらい大事です。なぜなら、尊敬語での「電話した」という意味の「お電話させていただきました」というのは、自分が相手に電話した事実を伝えていますが、謙譲語は相手が自分に電話したという事実を敬語表現で使う場合だからです。

自分が電話した場面もあれば相手方から電話した事実もあるのが普通です。だから尊敬語だけでなく謙譲語を学ぶことも大切です。

謙譲語での「電話した」は「お電話差し上げる」と「お電話いただく」です。「お電話差し上げる」というのは、相手から電話した事実ではないと一見見えますが、第三者が相手方に電話したという状況で自分では電話した場面ではないので、尊敬語でなく謙譲語を使います。

使い方

「お電話させていただく」

「電話した」の尊敬語である「お電話させていただく」という言葉の使い方はカンタンです。「昨日、お電話させていただきました」という風に使います。これで電話した事実を敬語で伝えることができます。

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初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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