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「回覧を回す」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月16日

「回覧」は、昔からある文書の共有方法で、ビジネスにおいても、手軽な伝達方法として、「回覧を回す」ことは、日常的に行われています。「回覧を回す」を敬語で表現すると、どのようになるのでしょうか。この記事では、「回覧を回す」の敬語表現について紹介します。

「回覧を回す」を敬語でそのまま表現すると、「回覧を回してください」になるのですが、重言は避けて「回覧をお願いします」の方がいいです。

敬語の種類は?

敬語は、ビジネスシーンでは、必要なコミュニケーションです。敬語の種類は「丁寧語」・「尊敬語」・「謙譲語」の3種類です。「丁寧語」は、丁寧な表現で相手に敬意を表します。語尾に「です」・「ます」・「ございます」を付けます。

「尊敬語」は、相手に対して敬意を表現する言い方で、相手の動作など相手に関する物事のときに使用します。「お客様が見えました」のように、相手が主語になります。

「謙譲語」は、自分自身や自分自身の身内に関する物事のときに使用します。「弊社の担当が参ります」のように、主語が自分自身や自分自身の身内になります。この場合の身内には、自分自身の所属する組織も含まれます。

使い方は?

「丁寧語」で「回覧を回す」を表現するときは、「回覧いたします」または、「回覧お願いします」という使い方になります。

「尊敬語」で「回覧を回す」を表現するときは、「回覧なさる」または、「回覧される」という使い方になります。

「謙譲語」で「回覧を回す」を表現するときは、「回覧させていただく」という使いかたになります。

メールでの使い方は?

メールの普及に伴って、回覧文書をメールで「回覧を回す」ケースも増えました。メールで「回覧を回す」場合は、送信ボタンを押すとすぐに一斉にとどくので、回覧時間を大幅に短縮できたり、回覧先で文書が保存できるなどのメリットがあります。メールで「回覧を回す」場合は、以下の点に注意します。

・敬語は、必要最低限にして文面は、「です」「ます」調、箇条書きは、「である」調で書きます。
・前文は、書かないで本文から始めます。最後は、「以上」で閉めます。
・誤変換に注意します。
・回覧をチェックしたか確認が必要なときは、回覧リストの代わりに、返信を義務化して未読管理します。

「回覧を回す」を敬語表現は?

「回覧を回す」を敬語表現するときの例文を「丁寧語」・「尊敬語」・「謙譲語」のそれぞれについて紹介します。

丁寧語での例文は?

「回覧を回す」を敬語の「丁寧語」での例文を紹介します。

・明日朝より、新年会の回覧いたしますので皆様のご返事お待ちしております。
・これより社内規約の変更部分について回覧いたします。
・前回の内容から変更が生じたのであらためて回覧をお願いします。

尊敬語での例文は?

「回覧を回す」を敬語の「尊敬語」での例文を紹介します。

・新年会の回覧なさいますか。それともこちらで回覧したほうがよろしいでしょうか。
・これより部長が回覧されます文書は、重要なので必ず目を通してください。
・この件についてぜひ、回覧なさってください。よろしくお願いいたします。

謙譲語での例文は?

「回覧を回す」を敬語の「謙譲語」での例文を紹介します。

・明日朝より、新年会の回覧させていただきますので皆様のお誘いあわせのうえご参加ください。
・これより来週の説明会のご案内について回覧させていただきます。
・前回の内容から変更が生じたのであらためて回覧させていただきます。

「回覧を回す」の別の敬語表現例

次のページ:回覧を回すの敬語表現を理解して他の敬語表現にも応用しよう

初回公開日:2018年02月16日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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