Search

検索したいワードを入力してください

「聞いてほしい」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年03月24日

仕事場において人と話す時、敬語を使うのは社会人としての常識です。間違った敬語を使ってしまうと、相手に不快な思いをさせてしまうと共に、社会人としての信頼や仕事のチャンスをも失いかねません。そこで今回は「聞いてほしい」という言葉の敬語表現について紹介していきます。

「聞いてほしい」の敬語表現

「聞いてほしい」は丁寧語の形で敬語にすると「聞いて欲しいです」になります。謙譲語の形で敬語にすると「聞いていただきたい」になります。

「お話しさせていただきたい」は、相手に対して何か伝えるべきことがあるというニュアンスがありますが、「聞いてほしい」にはそういうニュアンスはありません。相談に乗ってもらいたい、伝えるべきことがあるという訳ではないけれど、聞いてもらいたいことがある、というような意味合いの表現です。

「聞いてほしい」の敬語での使い方

「聞いてほしい」は、「聞いてほしいです」「聞いていただきたい」「聞いていただきたいことがあるのですが」「聞いていただけませんか」などの形の敬語表現をします。

「少し聞いていただきたいことがあるのですが、お時間を取っていただけませんか」「次の会議の件で、聞いていただきたいことがあります」などの使い方をします。

敬語の種類

敬語には「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」があります。「聞いてほしい」は丁寧語の形で敬語にすると「聞いてほしいです」になります。謙譲語の形で敬語にする場合は「聞いていただけますか」になります。

丁寧語よりも謙譲語、尊敬語の方が丁寧な表現だとされています。「聞いていただけますか」の方が「聞いてほしいです」よりもやや丁寧な表現です。

使い方

話を聞いてもらいたい、という場面で使います。相手に伝えたいことがある、相手からの話を聞きたい、意見が欲しい、などの心境ではなく、とりあえず耳を傾けて欲しい、というようなニュアンスの言葉です。

「バイトの人達が新入社員と喧嘩をしていて困っているんです。今度話を聞いていただけませんか」「今、売り上げをあげようといろいろ試しているんです。人に話すと考えを整理できそうな気がするので、話を聞いてくださいませんか」などの使い方をします。

「聞いてほしい」の敬語表現・シーン別の使い方

「聞いてほしい」は「意見が欲しい」「改善策を一緒に考えたい」「伝えなくてはいけないことがある」などの場面で使うことは少ないです。聞いてくれるだけでかまわない、というような場面でよく使用されます。

「話がある」というと、相手との問題を語り合うようなニュアンスになりますが、「聞いてほしい」の場合は聞き手とは関係のない話を聞かせたとしても不自然ではありません。

メールでの使い方

「今度お会いした時に聞いてほしいことがあります」などの使い方をします。メールで「聞いてほしい」と書く場合は、対面で「聞いてほしいです」というように言うよりもやや、重いニュアンスの表現になります。「話がある」に似たニュアンスになります。

ビジネスシーンでの使い方

話し合いたい、という場合は「話がある」「お話しさせていただけませんか」などの言い回しをします。「聞いてほしい」は、ビジネスで使う場合はこちらが考えたことを一方的に伝えるような場面で使います。

「この課の今年の抱負を決めたので聞いていただきたいです」「社長から社員に向けてお話があるそうですので、聞いていただきたいです」などの使い方をします。

「聞いてほしい」を敬語表現するときの例文

「聞いてほしい」は、相手と話し合うのではなく、こちらの考えなどをとにかく聞いてもらいたいという場面で使います。

「これから社是を伝えるので聞いていただけますか」「これからこの班の目標を発表しますので聞いてください」などの使い方をします。

次のページ:「聞いてほしい」の別の敬語表現

初回公開日:2018年02月27日

記載されている内容は2018年02月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests