「お仕事」の使い方と例文・敬語の種類・お仕事の別の敬語表現
更新日:2024年08月26日
「お仕事」の意味は?
普段、何気なく使っている「お仕事」という言葉ですが、使い方をよく考えたことがあるでしょうか。
「仕事」の意味は「何かを作ったり、やり遂げたりすること・職業・行動の成果・悪事・しわざ・裁縫(針仕事)」などがありますが、「お仕事」と言う時は主に職業を指します。まれに裁縫や芸術の作品など、行動の成果を指して言う場合もあります。今回は「お仕事」の使い方を解説します。
「お仕事」の使い方
「お仕事」という言葉の使い方を紹介します。
・お仕事は何をしてるんですか?
・お仕事は何ですか?
・お仕事はお休みですか?
・お仕事はいつまでですか?
・お仕事は大変ですか?
上記の例文は、「仕事」に丁寧語の「お」を付けた言い方です。「お」を使った時は語尾には「です」や「ます」を付けて話します。
敬語の種類
敬語には、前述した「丁寧語」の他に「尊敬語」と「謙譲語」があります。
「丁寧語」は普段でもよく使われる、語尾に「です」や「ます」を付ける話し方です。話している相手によっては、「お」をつけるかどうか、臨機応変に対応しましょう。
相手がお客様などの場合はなるべく「お」を付けた方が適切です。その反面、職場の同僚など同じ立場の人や、気軽に話せる人に対しては、特別に「お」は付けません。基本的には「です・ます」だけで十分と言えます。
「尊敬語」は相手を上に見て尊敬していることを表わす敬語です。「謙譲語」は自分を下に考えてへりくだった表現をする時に使う敬語です。自分から見た相手の立場が変われば、使うべき敬語も異なるので、その点は注意しましょう。
敬語の使い方
敬語の使い方を、「丁寧語」と「尊敬語」と「謙譲語」で、それぞれ例文を紹介して説明します。どの種類の敬語も、例文と一緒に押さえることが大切です。
丁寧語の使い方
丁寧語は、特定の単語に「お」や「ご」をつけ、語尾には「です」や「ます」を付けて話します。例を挙げてみましょう。
・立派なお仕事ですね。
・いつからこのお仕事をしてるんですか?
・お仕事の始まる時間はなんじですか?
・お仕事は楽しいですか?
などです。前述しましたが、気軽に話せるような相手に対しては、「お」は付けなくても対応できるのがポイントです。
尊敬語の使い方
尊敬語は、相手を高める言い方をする敬語です。例を挙げます。
・立派なお仕事をされてますね。(立派なお仕事をしていらっしゃいますね。)
・いつからこのお仕事をされてるんですか?(いつからこのお仕事をしてらっしゃるんですか?)
・お仕事の始まる時間は、なんじでいらっしゃいますか?(なんじからお仕事を始められるんですか?)
・お仕事楽しんでいらっしゃいますか?(お仕事楽しまれてますか?)
などです。カッコの中の文も意味は同じです。敬語は二重になると聞き苦しいので、1文に1つだけにしましょう。響きがきれいな言い方を使う方が、全体の印象が良いです。
謙譲語の使い方
謙譲語はへりくだった表現をする敬語です。自分を主語にして話す時に使います。では、どんな例文が考えられるでしょうか。
・立派なお仕事だと存じます。
・いつからこのお仕事をされているのか伺わせて下さい。
・お仕事の始まる時間を教えていただけますか?
・お仕事を楽しんでらっしゃいますか?(お仕事を楽しまれてますか?)
などです。上から2番目の例文は、敬語を二重に使っているようですが、同じ種類の敬語ではない(尊敬語と謙譲語)ので、特に問題はありません。むしろ片方だけ敬語だと失礼になります。
・いつからこのお仕事をしているのか伺わせて下さい
・いつからこのお仕事をされているのか教えて下さい。
どちらも中途半端な敬語という印象です。しかし、話す相手によっては、ある程度くずした方が堅苦しくならなくて良い場合もあります。あくまでもその場の状況・雰囲気に合わせて臨機応変に使い分けましょう。
敬語の変換の仕方
初回公開日:2018年03月28日
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