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「手紙を出す」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年11月18日

よく使われている「手紙を出す」という言葉ですが、これの正しい敬語表現はできていますか?この記事では、「手紙を出す」の敬語の使い方や使い分けのポイント、例文など詳しくご説明しています。社会人なら敬語は必須の知識ですので、ぜひ最後までご覧ください。

「手紙を出す」の「出す」の部分を「差し上げます」に変えても同じ意味になります。「差し上げる」とは「与える・やる」の謙譲語です。物を相手に与える行為について「差し上げる」を用いて表現することができます。

ですので、「手紙を差し上げる」は「手紙を相手に与える」という意味になるので「手紙を出す」のと同意です。ただし、この「差し上げる」は「自分」が主体になるということを念頭に置いてください。つまり、手紙をあげた行為をしたのは「自分」ということです。

自分以外の誰かが手紙を出す行為をした場合には、「差し上げる」の敬語は使えません。「部長が手紙を差し上げました」など、自分じゃない人の行為について言う場合に「差し上げます」を用いると不自然です。

以上のことから、自分が「手紙を出す」行為をしたら「差し上げる」を使ってOK、自分以外の人が手紙を出す場合はNGだと覚えておいてください。

手紙を丁寧に表現(美化語)=「お手紙」

単語の前に「お(ご)」をつけた言い方があります。「お手紙」だけに限らず「お酒」「お名前」「お電話」「ご連絡」「ご報告」など、丁寧な言い方をする際に「お」や「ご」をつけることがあります。これも敬語表現です。

「○○さんからお手紙をもらいました」

「お手紙を送ってくださり、ありがとうございます」

「お手紙を送らせていただきました」

尊敬語として「お(ご)」をつける場合もありますが、美化語として「お(ご)」をつける場合もあります。美化語とは、誰かを敬った表現ではなく、言葉の前に「お(ご)」をつけて単に言葉を丁寧に表した敬語の一種です。丁寧語に分類されることもあることから、「お手紙を出す」など、自分が行為をする場合でも「お(ご)」をつけて大丈夫です。

「手紙を出す」の敬語は相手によって使い分けを!

それではこの記事の内容をまとめます。「手紙を出す」を敬語で表す場合、尊敬語だと「手紙をお出しになる」、謙譲語だと「手紙をお出しする」です。尊敬語は目上の方の動作を表す際に用いられ、自分や自分と同等の人(もしくは目下の人)の動作を表す場合は謙譲語を使って表現します。

「動作をする人」と「伝え先の人」に着目して、誰を一番に立てるべきなのかをしっかり把握しましょう。「手紙を出す」の敬語は、「動作をする人」を立てるなら「手紙をお出しになる」、「伝え先の人」を一番に立てなくてはならないのなら「手紙をお出しする」と表現します。

敬語は働く上では必須のスキルです。適切な使い分けができていないと、相手を不快にさせたり失礼になることがありますので、しっかり使い分けができるよう、普段から心がけましょう。

初回公開日:2018年03月24日

記載されている内容は2018年03月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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