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敬語「お役立てください」の使い方とは?例文や言い換え表現も解説

更新日:2023年12月17日

「お役立てください」の敬語表現を使うことができているでしょうか。この記事では「お役立てください」の敬語表現と具体的な使い方について詳しく紹介しています。また、例文や言い換え表現も解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

「ご活用ください」も「ご利用ください」と似た敬語表現です。

例えば、職場の同僚が使用することのできる実用的な書類を作成したとします。「この書類を望むのであれば使ってください」というメッセージを職場の同僚に対して伝えたいと考えているとします。どのような表現が適切なのでしょうか。

そのような場面で役立つのが「よろしければ、この書類をご活用ください」という敬語表現になります。相手に対して強制していないフレーズです。

「よろしければ」という言葉を冒頭につけることによって、相手に対して選択肢を与えることが可能になります。望む人だけが使用してほしいと伝えたい時に、この敬語表現を使うことができるでしょう。

「お役立てください」の丁寧表現

「お役立てください」は敬語表現ですが、命令形なのでより丁寧な敬語表現に言い換えて使うことが望ましい場合があります。

例えば、「幸いです」「幸いに存じます」を付け加えると、随分丁寧な敬語表現になります。

「お役立てくださいますようお願い申し上げます」

「お役立てください」に「お願い申し上げます」を加えた敬語表現に、「お役立てくださいますようお願い申し上げます」があります。相手に何かを依頼する際に使う一段とへりくだった印象を与える敬語表現です。

メールで資料を添付して送る際に、使われることが多いです。「お役立ていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします」などの形にすることもできます。

頭に「ぜひ」をつけて「ぜひ、お役立てくださいますようお願い申し上げます」のように強い気持ちを表現する言葉と併せて使うことも多いです。

「お役立ていただければ幸甚に存じます」

「お役立てください」に「幸甚に存じます」を加えた「お役立ていただければ幸甚に存じます」という敬語表現もあります。

「幸甚」という言葉は「しあわせ」「さいわい」を表す「幸」に、「甚(はなは)だ」を加えた言葉で、「この上ない幸せ」「幸せの極み」という気持ちを表す言葉として使われます。

「幸甚に存じます」は口語ではなく、書き言葉です。クライアントにサービスを案内するメールなどに使うとよいでしょう。

「お役立ていただけますと幸いです」

「お役立て頂けますと幸いです」という敬語表現は、役立ててもらえると自分としてもありがたいという気持ちを伝えることができます。

「幸いです」は、「自分にとって嬉しいことです」という意味があります。

会社の商談シーンで、物やサービスなどの利用を促したいときに使うことができます。他にも、ビジネスメールで資料をクライアントへ送付する際に文中に入れられることも多いです。

「お役立ていただければと存じます」

「お役立てください」に「存じます」を加え「お役立ていただければと存じます」という敬語表現もあります。

「存ずる」は、「思う」の丁重語で、「〜と思います」という意味の言葉です。つまり、「お役立ていただければと存じます」という表現には、「役立ててもらえればと思う」というという気持ちをへりくだって伝えることができます。

こちらも、メールの文中に使われることが多い表現です。「お役立ていただければと存じます。よろしくお願いいたします。」という形で文末の結びとして入れることができます。

敬語「お役立てください」の使い方を理解して適切な場面で使おう

何かものを相手に対して送ったときは、自分が送ったものを有効活用してほしいと感じることがありますよね。また、サービスを案内するときや、施設を案内するときに「ぜひ有効に使って欲しい」と感じることもあると思います。

そんな時に「お役立てください」という敬語表現はとても便利です。しかし、命令形の敬語であるがゆえに気をつけて使う必要があります。

周囲の人と友好な関係を築くためにも「お役立てください」の敬語表現のバリエーションを使い分けて、会話やメールの中に取り入れて行きましょう。

初回公開日:2018年03月09日

記載されている内容は2018年03月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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