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「お年寄り」の敬語表現・お年寄りの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年11月18日

祖父母世代くらいの人を「お年寄り」と呼ぶこともありますが、「年寄り」は悪い意味合いで使用することもあってか、人によっては気を悪くする名称とされています。そこで!知っておきたいことは「お年寄り」の敬語表現です。適切な名称を使えるようにしましょう!

「お年寄り」の敬語表現が分かったとこりで、敬語表現にした時の使い方を見ておきましょう。

敬語の種類

「お年寄り」の敬語表現となる言葉の敬語分類は、基本的に丁寧語です。その中でも込められている敬意が強いのは、意味に「敬っていう語」ということが含まれている「ご老体・ご尊老・ご老台・老大人」です。

後の「ご高齢者・ご高齢の方・ご年配の方」は、日常的に使用される平語を単に丁寧にした言葉になるため、丁寧さはありますが、敬意の程度は「ご老体・ご尊老・ご老台・老大人」の方が高いです。

使い方

「ご尊老・ご老台・老大人」は書き言葉なので、文章でのみ使用します。たとえば、手紙・書類・メールなどにおいて使います。「ご高齢の方・ご年配の方」は話し言葉なので、口頭でのみ使用します。たとえば、声を発して(面と向かって)会話する時・会議などで前に立って話す時・電話などにおいて使います。

残りの「ご高齢者・ご老体」は、書き言葉としても話し言葉としても使用することができます。注意したいのは「ご老台」の使い方で、これまでにもお伝えしていますが「ご老台」は二人称の人代名詞として使う決まりがあるため、「お年寄り」の敬語表現で呼ぶ相手が聞き手にある時に用いることが可能です。

メールで使う場合の使い方は?

メールは文面に言葉を書くものなので、これまでにお伝えしてきたことを踏まえると、書き言葉である「ご尊老・ご老台・老大人」を使うことになりますが、単にその存在を示す意味だけであれば「ご高齢者」や「ご老体」といった丁寧語が向きます。

つまり、「敬意を込めたい」時には「ご尊老・ご老台・老大人」を使い、単に丁寧な表現として使う時には「ご高齢者・ご老体」が適しているということです。話し言葉である「ご高齢の方・ご年配の方」は、メールでは使いません。

「お年寄り」を敬語表現にした時の例文!

「お年寄り」を敬語表現にすると「ご高齢者・ご高齢の方・ご年配の方・ご老体・ご老台・ご尊老・老大人」になりますが、これらの使い方は、全てが同じではありませんでした。

「ご高齢の方・ご年配の方」は「話し言葉」として「口頭で使う」こと、「ご尊老・ご老台・老大人」は「書き言葉」として「文章で使う」ことが基本です。「ご高齢者・ご老体」は、どちらでも使えます。それでは、「お年寄り」の敬語表現たちを実際に使う時の参考になる例文をご紹介していきます。

ご高齢の方でも使いやすいスマートフォン

スマートフォンと呼ばれる精密機械は、近年になって普及しました。機械に対しては得意不得意があり、特にゲームなど今となっては身近な機械に触れることも無かった若い頃を過ごした方々にとっては、スマートフォンという近代的なイメージの機械を使うことには躊躇いを覚える方も少なくないそうです。

しかしながら、スマートフォンは通信ツールとしてはとても便利なものです。スマートフォンに躊躇いを覚えるご高齢者がいることをマーケティングで知り、そのニーズに応えられるように「ご高齢者でも使いやすいスマートフォン」が登場しています。そういったスマートフォンの特徴を漠然と示した例文が「ご高齢の方でも使いやすいスマートフォン」です。

「ご高齢の方」は話し言葉なので、この例文は「口頭」で使用した設定になります。

ご老体からのありがたい助言

生きた年数が長いほど、多くの経験が積み重ねられています。人の知能は数ある動物の中でも高度なため、多くの経験がある場合、その経験に伴う知恵・思考・観念などの精神的・心的な悟りを持つようになります。しかしながら、長く生きているからと言って、必ずしも多くの経験があり、それに伴う知恵などを得ているわけではありません。

その中で、経験に伴う知恵などを持つご高齢者から、人生に役立つ助言をいただいた時を表した例文です。「ありがたい」は漢字で「有難い」と書き、「有ることが難しい」=「有ることは当たり前ではない」を意味しています。

生きた時間が長いからといって、必ずしも経験や知恵などが養われているわけではないように、長く生きただけあって知り得た、人生における心が整うような知恵などを、経験という深みを込めて教えてもられることは「ありがたい」ことと言えます。

ご尊老の厚遇に心から感謝をしています

「厚遇」というのは「手厚い待遇」を意味しており、簡単に言えば「接し方や対応がとても良い」ことを表しています。つまりこの例文は、何かしらの状況で、ご高齢者が厚遇してくれたことに対して、感謝の意を示した例文になります。

「厚遇に感謝をしています」でも良いのですが、「心から」を加えることで「本当に」といった「感謝の気持ちが強いこと」の意味を込めることができます。この例文に使用した「お年寄り」の敬語表現は「ご尊老」ですが、これは書き言葉の扱いなので、「ご尊老の厚遇に心から感謝をしています」の例文は文章で使用している設定です。

「お年寄り」を別の敬語表現にすると?

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初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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