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敬語「行かれる」の意味|使い方・例文・丁寧表現もあわせて解説

更新日:2024年01月08日

行かれるという言葉の意味を理解し、普段から正しく使いこなせているでしょうか。この記事では、行かれるの言葉が持つ様々な意味や丁寧な表現の仕方を紹介しています。行かれるの使い方を詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

  • あちらのお客様は先ほどお店を出られて〇〇へ行かれました。
  • 〇〇係長は朝から新幹線で大阪に行かれています。

また、その他の意味合いとしてイベントやミーティングなどに参加するということを伝える使い方は次のような通りです。

  • 〇〇さんは東京で開催される展示会に行かれるようです。
  • 部長は午後から外出で本社でのミーティングに行かれます。

同僚との会話で「可能」を表す場合

同僚との会話では、敬語表現でありながら親しみを感じられる「行けます」を使用します。

「行けます」は「行かれる」と同様の可能動詞であり、「行ける」に丁寧語の「ます」を付けた言葉です。

「行けます」を使った例文はこのような文が挙げられます。

  • 来週の火曜日でしたら会場に行けます。
  • 空港までこのまま一人で行けますか?

上記のように、自分が目的地に行くことが可能なことを伝えたり相手が現在地以外の場所に行けるか尋ねたりするときに使われます。

「行けます」は敬語の中でもくだけた印象があるため、目上の人との会話では別の表現を使いましょう。

受け身を表す意味で用いる場合

「行かれる」を受け身の意味で用いようとする場合は、「行かされる」という形になります。

主語に当たる自分や自分以外の人が、別の人から「行く」という動作を受けることを意味します。

ビジネスの場では、上司や目上の人から指示されて自分や職場の人がどこかに行かされるという使い方がされるでしょう。

受け身表現は、不本意にさせられているという印象を受けやすいため、できるだけ使用するのを避けた方がよい表現です。

また、「行かされる」は使い方によっては尊敬語と混合することもあるので注意しましょう。

ここからは、受け身を表す表現を詳しく紹介します。

単独で用いる場合

他の言葉と組み合わせずに、単独で「行かれる」を使うときは「行かされる」に言葉の形が変化します。

「行かされる」は、ある動作や行為を他の人にさせる使役の形で、受け身の表現である「行かせられる」が言い換えられた言葉です。

実際に会話で使用する場合は、場所や誰から使役を受けるのかを追加して状況を詳しく説明します。

「行かされる」を使った例文はこのような文が考えられます。

  • 〇〇さんは課長に言われて先に行かされています。
  • 私たちはどこの部署に行かされるのですか。

他の言葉とともに用いる場合

受け身の表現として、「行かれる」を他の動詞と組み合わせて使うこともあり、例えば「持って行かれる」や「出て行かれる」など他の言葉を追加します。

これにより他の人からどのような働きかけをされたか具体的に分かるようになるでしょう。

また、動詞を追加したことにより状況を詳しく説明することができます。

他の言葉と合わせた「行かれる」を使った例文はこのような文が考えられます。

  • 部長は私たちより先に出ていかれたのですか。
  • プレゼンに必要な資料は全て〇〇さんが持っていかれました。

敬語「行かれる」と「向かわれる」の違い

「行く」と「向かう」の尊敬語である「行かれる」と「向かわれる」は、似たようなニュアンスがあり使い分けに戸惑うのではないでしょうか。

「行かれる」は決まっている目的地に行くという意味に対して、「向かわれる」は大まかな方角や行き先を表すときに使われます。

また、「行かれる」は場所に到達することも想定した意味合いも含みますが、「向かわれる」は到着するところまでの意味は含まないという違いがあります。

「向かわれる」を使った例文は以下のような使い方ができます。

  • 社長は出張で明日九州に向かわれます。
  • 私は研修で東京に向かいます。
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初回公開日:2018年03月07日

記載されている内容は2018年03月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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