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「手間をかける」の敬語表現・の使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年03月23日

「手間をかける」という言葉はよく使われていますが、「手間をかける」という正しい敬語表現を知らないという人も多いのではないでしょうか。「手間をかける」の正しい敬語表現や使い方についてご紹介していますので、参考にしてみてください。

ビジネスシーンで相手に対して「手間をかける」ということを敬語にするシーンは、ほんの少しでかまわないので会う時間がほしいということを伝えたい場合や、不手際や予測できなかった事態が発生してしまい、説明などをする際に予想以上に時間がかかってしまった場合などです。

このようなシーンでは「手間をかける」を敬語表現にした「お手間は取らせませんので~」や「お手間を取らせてしまいまして~」のような使い方をします。

「手間をかける」を敬語表現するときの例文

上記でご紹介のように「手間をかける」は、基本的に自分が仕事などに対して、どれくらいの時間と労力をかけたかということを表現する言葉です。

「手間を取らせる」という言葉には、労力に対する意味合いよりも時間に対する意味合いが強いので、自分で時間をコントロールできる場面の場合に、「手間をかける」を敬語表現にした「手間を取らせる」を使うようにしましょう。

たとえば、挨拶に伺いたいというのであれば、意識をすることで挨拶にかける時間を短縮することは可能です。しかし、相手に何か作業をお願いしたい場合は、相手の作業にかける時間を依頼した本人にはコントロールすることができません。このような場合は「手間を取らせる」と言う敬語は使わない方が良いでしょう。

【例文】
・お手間は取らせませんので、本日担当者交代のご挨拶に伺う時間をいただくことは可能でしょうか。

「手間をかける」の別の敬語表現例

「手間をかける」は、自分が作業を行う際に、自分に対して表現する言葉です。相手が「手間をかける」ことを表現する場合は、「手間を取らせる」を使います。

お手間を取らせる

お手間を取らせるという言葉は、相手が「手間をかける」ことを敬語表現にした使い方です。

しかし、「手間を取らせる」という言葉には、時間に関する意味合いが強いため、相手に対して、時間をかけませんということを伝えたい場合や、時間がかかってしまい申し訳ありませんということを伝えたい場合に使うと良いでしょう。

何かをお願いする場合は、「手間をかける」という言葉を敬語にするのではなく「手数をかける」という言葉を敬語にした「お手数をかける」という言葉を使う方が印象が良くなるでしょう。

「お手数をおかけする」は二重敬語?

「お」や「ご」を言葉の前につけることで丁寧な言葉にすることがあります。本来であれば、1つの文章に対して、2回以上の敬語を重ねることを二重敬語と呼び、このような使い方はマナー違反とされています。

つまり「お手数をおかけしますが~」という使い方は、二重敬語になり、マナー違反ということがいえます。しかし、この言葉は、「手数をおかけしますが~」や「お手数をかけますが~」という使い方ではなく「お手数をおかけしますが~」という使い方をしている人が多いです。

そのため、「手数をおかけしますが~」という使い方は、マナーとしては正解なのですが、やや丁寧さに欠ける印象になるため、一般的には「お手数をおかけしますが~」という使い方をする方が良いでしょう。

「手間を取らせる」と「お手数をかける」の使い分け

「手間をかける」という言葉を敬語表現にする場合に「手間を取らせる」と「お手数をかける」という言葉をご紹介しました。

では、この2つの言葉はどのように使い分ければ良いのでしょうか。

「手間をかける」という言葉を敬語にした。「手間を取らせる」は、時間に関して相手に何かを伝えたい場合に使うと良いでしょう。相手に対して時間は取らせませんのでといった時や、時間がかかってしまってすみませんでしたということを伝えたい時に、「お手間は取らせませんので」や「お手間を取らせてしまい」といった使い方をすると良いでしょう。

「お手数をかける」を使う場合は、相手に何かを依頼する、お願いする場合です。作業にかかる時間は相手次第ということになりますので、「お手数をおかけしますが~」という使い方をすると良いでしょう。

お手を煩わせてしまい~

本来であればやらなくても済んだ内容をやらせてしまったという意味で「お手数をかける」という言葉を使う場合は、「お手を煩わせてしまい~」という使い方をすることもあります。

たとえば、こちら側のミスで再度書類を提出してもらわなくてはいけなくなってしまった場合などは、「お手を煩わせてしまい、大変恐縮ですが」といった使い方をすることもできます。

手間をかけるの意味を理解しましょう

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初回公開日:2018年04月04日

記載されている内容は2018年04月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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