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「戻る」の敬語表現・戻るの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年03月06日

「○○様はいつ頃お戻りになりますか」のように、「戻る」の敬語はビジネスシーンでよく使われます。しかし、「戻る」の敬語表現はいくつもあり、敬語によって使える相手が違います。「戻る」の敬語や使い方、その意味を知って、ビジネスシーンで正しく使いこなしましょう。

ビジネスでの「戻る」の敬語表現について

社会人には「戻る」の敬語表現を使う機会が多くあります。社会人歴が長い人の中には、「戻る」の使い方を自然に身につけた人は多いのではないでしょうか。

しかし、「戻る」の敬語は日常生活では意外と使わないため、慣れないうちは使いづらさを感じる人もいるでしょう。まずは、ビジネスシーンでの「戻る」の意味と敬語表現についてご紹介します。

ビジネスシーンでの「戻る」とは

「戻る」にはいくつか意味がありますが、ビジネスシーンで主に使うのは「ある場所から会社・自分の席に帰る」という意味です。たとえば、自分が席を外すときには「10分ほどで戻ります」、電話をかけた相手が外出していたときには「山田様は何時ごろお戻りになりますか」のように表現します。

「戻る」の敬語表現には3パターンある

「戻る」の敬語表現には、「戻ります」「戻られる」「お戻りになる」の3パターンあります。「戻ります」は日常会話でも使われる基本的な敬語表現ですが、「戻られる」や「お戻りになる」というよりていねいな表現には、社会人になってはじめて触れたという人も多いでしょう。

「戻ります」「戻られる」「お戻りになる」は、それぞれ敬語の種類が違います。つまり、相手によって使い分ける必要があるということです。この機会に、「戻る」の敬語表現の使い分けをマスターしましょう。

「戻る」の敬語表現での使い方!使える相手は?

「戻る」の3つの敬語表現は、敬語の種類や使い方がそれぞれ違います。

敬語の種類ごとの表現方法

まずは「戻る」の敬語表現を、敬語の種類ごとにご紹介します。

敬語には、言葉を丁寧に表す「丁寧語」、相手の行動などに敬意を払う「尊敬語」、自分の行動などをへりくだる「謙譲語」の3種類あります。「戻る」のそれぞれの敬語表現がどの敬語に当てはまるのかを知ることが、「戻る」の敬語表現を使いこなす近道です。

丁寧語での「戻る」

丁寧語とは、言葉や文末に「です・ます」をつけることで文章を丁寧にする敬語表現です。「戻る」の場合、丁寧語は「戻ります」になります。

なお、尊敬語や謙譲語と違い、丁寧語には相手に敬意を表す意味や自分をへりくだる意味は含まれていません。そのため、目上の人や社外の人に「戻りますか」といった敬語表現を使うのは避けましょう。

尊敬語での「戻る」

尊敬語とは相手の行動などに敬意を表す敬語表現です。よって、「戻る」という行動を目上の人や社外の人がする場合は、尊敬語を使いましょう。

「戻る」の尊敬語は「戻られる」と「お戻りになる」の2つです。この2語は同じ意味で、言葉に含まれる敬意も変わりません。しかし、「戻られる」の「られる」は「~することは可能か」という意味にも聞こえてしまうので、なるべく「お戻りになる」を使うのがおすすめです。

謙譲語での「戻る」

謙譲語にできる言葉には、「相手に影響を与える行動であること」というきまりがあります。たとえば、「言う→申し上げる」「行く→うかがう・参る」などの言葉です。

「戻る」の場合は、相手に直接影響を与える行動ではありません。そのため「戻る」に謙譲語はありませんが、相手がいる場所に戻るといった場合は、「戻って参ります」のように戻って「来る」の部分を謙譲表現すると良いでしょう。

「戻る」の敬語表現の使い方

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初回公開日:2018年04月03日

記載されている内容は2018年04月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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