切望いたします
「切望いたします」の「切望」とは「非常に熱心に望むこと」を意味する言葉です。「願う」と同じように、何かを自分の外に望むことですので、この表現も「願う」と同じ表現であるといえます。熱心に望むという意味があるので、「願う」に比べると、「望んでいる気持ちの度合いがより強い表現である」と言えるでしょう。
お頼みしたく存じます・お頼み致したく存じます
「お頼みしたく存じます/お頼み致したく存じます」はどちらも、「頼みたいと思っている」の謙譲語での表現です。
「願う」とは自分以外の誰かに何かを望むことなので、「望むこと」をやってくれる当てになる誰かいることになります。この視点から、「頼みたいと思っている」という言葉も「願う」と同じ意味を持つ、言葉の表現であるといえるでしょう。
ご依頼します・ご依頼いたします
「ご依頼します/ご依頼いたします」も、「頼む」と同じように、「願う」とよく似た言葉であると言えます。ただし、こちらの表現であると、「思う」という表現はなくなっているので、願っていることを「すでにやってもらうことになっている」表現であるといえるでしょう。
~いただければ幸いです
「〜いただければ幸いです」は「願う」よりも控えめな表現で、「こうしてもらえたら嬉しいな」という意味の言葉です。「願う」と同じように何かを誰かに頼むときに使う言葉であると言えます。
上手に「お願い」できるようになろう!
いかがでしたでしょうか。「願う」の敬語表現について詳しくご紹介してきました。自分1人の力ではどうしてもできないときや、自分ではそれをやり遂げる時間がないときなど、誰かに何かをお願いしたい場面は、生きていく中で多くあります。そうしたときに「願う」の正しい表現を使って上手にお願いできるようになりましょう。