「お見受けする」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現
更新日:2024年08月08日
お見受けするという敬語は謙譲語として使われます。
謙譲語とは
謙譲語とは敬語の一種です。話す側が、自分自身または自分自身の側にあると見解が下されることに関して、腰の低い表現をすることにより、相対的に相手や話し中の人に対して敬意を表すものとされます。
走る、見える、起きるなどの動詞や、深さ、痛さ、安っぽいなどの「さ」「っぽい」などのように意味を足し加えする接尾語の言い回しなどがその例です。
動くことに結びつきのある2者の上下関係によって使い方を規定される相対謙譲語と、その動き方をするのが話す人である場合にいつも活用される絶対謙譲語とを分類する説もありますが、現代標準日本語では相対謙譲語もその物事の主要な部分が話す人もしくは話す人の側の者である場合に限られてきています。
使い方
お見受けするという敬語の使い方は「身受け」という言葉の類語や同義語を理解すると分かりやすくなります。
身受けの類語や同義語
人に与えたり、取られたりしたモノを、もう一度自分のモノにすることとして、取り返すという言葉や借り入れを払って担保などを取り戻すこととして請け出すという言葉などがあります。
敬語「お見受けする」の例文
お見受けするという敬語はどのようなときに言うのか説明していきます。
敬語「お見受けする」の例文
特定の人物を見かけたときに使える例文として「佐々木さんとお見受けしますが?」や「佐々木さんはテレビでお見受けするとおり、優しそうな方でした」などがあります。
他にもお見受けするには「お見受けするところ、こちらの方々は楽しんでいらっしゃるご様子です」や「その方がアメリカからやってきただとお見受けするが、聞いたみたところイタリアからやってきたばかりだと言っていた」、「お見受けするところあなたは裕福な暮らしをしているようだから」というようにちょっとした判断をする場面でも使うことがあります。
「お見受けする」の別の敬語表現例
「お見受けする」という言葉を敬語として使用するときには、「お見受けする」と同様の趣旨を理解して、それらの敬語を以ってして、時と場合に合わせて適切な言い回しをしていくことが大切です。そのため「お見受けする」の別の敬語表現例を説明していきます。
見て取れる
「見て取れる」という敬語はお見受けするの類語として辞書で登録されています。使用例としては雨が降っているの外の光景が映し出された写真を見ていたときに「雨が降っていることは見て取れる」といったようなタイミングで使うことができます。また連想できる言葉として「間違いなく」や「想像ができる」などがあります。
敬語「お見受けする」を理解しよう!
初回公開日:2018年04月02日
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