Search

検索したいワードを入力してください

「詳しい」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例・類語

更新日:2024年02月21日

「詳しい」の敬語表現方法や使い方、例文を紹介しています。また「詳しい」を別の言葉で表した場合の敬語表現や例文、反対語についても紹介しています。「詳しい」という優れた様子についてスマートに伝えることができるよう、詳しく表現方法をみていきましょう。

「詳しい」の敬語表現は?

「詳しい」は細かいところまで注意や調査がいきわたっていることや、細部までよく知っている、精通しているという意味です。この「詳しい」という言葉の敬語での表し方、相手に失礼なく伝えるにはどのような敬語表現があるのでしょうか。「詳しい」の敬語表現をみていきましょう。

丁寧語の表現方法

「詳しい」は形容詞です。形容詞を丁寧語で表すと「ウ音便化した連用形+ございます」となります。「美しい」だと「美しゅうございます」、「暑い」だと「暑うございます」となります。このため「詳しい」を丁寧に表現すると「詳しゅうございます」となります。

また「お・ご」をつけて丁寧に表す方法があります。「美しい」だと「お美しい」、「暑い」だと「お暑い」となり、「詳しい」は「お詳しい」となります。

「お詳しい」はビジネスシーンでも使われることがありますが、「詳しゅうございます」という表現は少し固苦しく感じ、またあまり聞き慣れません。では、「です・ます」をつけた「詳しいです」は敬語としては使えないのでしょうか。

実際使われる敬語表現は?

形容詞の丁寧な表現は「ウ音便化+ございます」や「お・ご」をつけることが「形容詞+です」の表現方法が正式とされますが、「形容詞+です」も一般的に使われ、違和感がなくなりつつあります。「詳しいです」の方が「詳しゅうございます」より聞きなれた表現です。

ただし「形容詞+です」は幼い印象を与えます。「部長はこの件にはとても詳しいです」という表現は上司である相手に対して敬意が少し足りなく感じます。「部長はこの件については精通しております」などのように詳しいに似た言葉を使い敬意を表すと違和感なく伝えられます。

「詳しいです」も語尾に「ね」をつけて「詳しいですね」にすると、幼い印象が減少します。「形容詞+です」は口語で使うほうが適しているといえるでしょう。

「詳しい」の敬語での使い方は?

「詳しい」の敬語は実際にどのように使われるのでしょうか。形容詞である「詳しい」は名詞や動詞に付いて多くの場面で使われます。実際の使われ方での敬語の種類やメールなどの使い方をみていきましょう。

「詳しい」の敬語の種類を考えると?

「あなたは詳しい」を敬語で表すときは、口語であれば「あなたは詳しいですね」「あなたはお詳しいですね」などとなります。

または正式に表現すると「○○様はお詳しゅうございます」となります。語尾に「詳しい」がくる場合の敬語表現の一つです。ただ、「よくご存知です」や「精通しております」のように他の言葉で言い換えるほうがしっくりすることが多いともいえます。

また「詳しい」という言葉自体が、細部までよく知っている、精通している意味があることから、尊敬の気持ちが込められていると考えることができます。「教えていただきありがとうございました」よりも「詳しく教えていただきありがとうございました」の方が、相手がその事によく知っていてわかりやすく教えてくれた様子がうかがえ、敬意を表しているといえるでしょう。

「詳しい」の敬語の使い方

相手に対して「お詳しいですね」は違和感なく使うことができますが、「詳しいです」は幼い印象と相手がそうだと決めつけている印象を持たせるのであまり適切ではありません。自分に対して「詳しいです」や「詳しいですよ」は自慢している印象を持たせるので、親しい間柄なら問題なくてもビジネスシーンでは不適切です。

詳しいことを伝えたい時は相手に対しては口語のみで「お詳しいですね」が無難でその他の場合は詳しい様子を言い換えて表現した方がよりスマートに伝えることができます。

「詳しくご説明いただきありがとうございました」のように形容詞として「詳しい」を使うときは最後の語尾を敬語にすると適切です。ただし「詳しくご説明ください」のように相手に求めるような使い方は、相手の説明が不足していることを伝えてしまうので注意が必要です。

メールでの「詳しい」の敬語の使い方

メールはわかりやすく、簡潔にすることが大切です。また、短い文章なので洗練された言葉を使うと相手にも好印象を持たれます。

感謝を伝えるメールでは「資料の技術についての詳しいご説明ありがとうございました」「先日のパーティーで詳しいお話を伺えてとても参考になりました」のように形容詞として使うと自然にスマートに相手に気持ちを伝えることができます。

「詳しい」の敬語表現のひとつ、「詳しゅうございます」は敬意は十分に表されていますが、まわりくどくなってしまうのでメールには適さないといえます。

「詳しい」を敬語表現するときの例文は?

「詳しい」の敬語表現をみてきました。具体的な状況を考えた例文をみていきましょう。

「先生、本日は論文の詳しいご説明、とても参考になりました。最近の研究についてもとても興味深く拝聴いたしました。先生はそちらの分野にもお詳しいのですね」

「詳しいです」を敬語表現するときには会話での使い方がしっくりします。この例文を文書やメールでそのまま伝えるとなれなれしい印象の手紙、メールとなってしまいます。その場合は「詳しい」の類語を使うようにしましょう。

次のページ:「詳しい」の類語の敬語表現は?

初回公開日:2018年04月23日

記載されている内容は2018年04月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests