Search

検索したいワードを入力してください

「いいですよ」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年02月29日

皆さんこんにちは、今回は「いいですよ」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現と題して、「いいですよ」という言葉の正確な敬語表現の用例、またさまざまな分野で扱われる「いいですよ」の活用についてご紹介します。ぜひ「お役立ち情報」にピックアップしてみてください。

日本語の敬語表現には大きく分けて3種類あり、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つの用法をもって、TPOに分けてすべての言葉が敬語表現によって使い分けられます。その場合も、それぞれの場面や状況によって尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けがされるため、「どんな場合にその3つの敬語表現を使うか」ということをあらかじめ知っておく必要があります。

尊敬語は「目上の人に対して話者が一方的に敬意を示す敬語表現」を意味し、多くの場合はビジネス上のやり取りで使われます。謙譲語は「相手と自分の立場や関係性を問わず、話者が自発的に立場や姿勢を低めて敬意を示す敬語表現」を意味し、丁寧語は「不特定多数の人々に丁寧な言葉遣いによって敬意を示す敬語表現」を意味します。

「いいですよ」は敬語表現となるか

「いいですよ」という言葉の響きは、一見、誰に対しても「丁寧な言葉遣いによる敬語表現」として聞こえますが、「いいですよ」という表現は「です・ます調」による表現となるため尊敬語・謙譲語には認められず、丁寧語表現として受け取られます。

丁寧語も先述のように立派な敬語表現の1つになるため、状況や場面によっては敬語表現として認められますが、目上の人(上司)やお得意先、立場が上位にある人や尊敬する人に対して言う言葉となれば、やはり尊敬語や謙譲語で表現することが適切と言えます。

・了承しました
・承りました
・かしこまりました
・そのようにご対応させていただきます
・承知いたしました
・了解いたしました

これらの言葉が「いいですよ」の尊敬語・謙譲語として認められるため、特にビジネス上で「いいですよ」と相手に伝える際には上記の表現をすることがベターでしょう。

メールでの「いいですよ」の使い方

ビジネスメールで「いいですよ」という旨を伝える場合でも、これまでにご紹介しました尊敬語・謙譲語・丁寧語による「いいですよ」という表現をそのまま使うことはできます。しかし先でお伝えしましたように、特にビジネスメールで伝える場合は丁寧語よりも、尊敬語や謙譲語による伝え方がベターになります。

・了承いたしました
・承りました
・かしこまりました

この3つの言い方が一般的で、「了解いたしました」という表現はどちらかと言うと丁寧語に近いニュアンスを相手に伝えるため、この場合は「了承いたしました」とする方がよいでしょう。

特に電子メールでやり取り・連絡交換をする場合には、相手に自分が書いた文面を反省される可能性がありますので、必ず文書作成後には表記チェックをし、誤字脱字や表現の正誤について確認することが大切です。

ビジネスでの「いいですよ」の使い方

先述でご紹介しましたように、ビジネス用語として「いいですよ」という旨を相手に伝える場合、「いいですよ」という言い方をそのまますることはよくありません。お伝えしましたように「いいですよ」という表現は丁寧語表現となるため、ただ不特定多数の人々に公示する一般的な敬語表現にしかなりません。

ビジネス上のやり取りでは必ず上司と部下の関係や、先方の会社やお得意先との連絡交換となるため、ビジネス上で一般的に使われている尊敬語・謙譲語による表現を使うことが必要になります。

・かしこまりました
・了承いたしました
・了解いたしました(「了承」の方がベター)
・そのようにご対応させていただきます
・承知いたしました

これらの言葉が一般的に使用されており、逆に言えばこれらの表現さえ覚えておけば「いいですよ」の敬語表現を使い分けられることになります。

「いいですよ」を敬語表現するときの例文

1つの言葉を覚える際には、その言葉を含めた例文を自分で作り、その例文の中で覚えるべき言葉の意味や用法が「どんなふうに活用されているか」を独学することが実に効果的です。

・先日、承りました書類作成を本日にさせていただいてもよろしいでしょうか。
・○○企画さまよりいただきました案件につきまして、了承いたしました。
・Aプランにつきまして、承諾させていただきます。
・そちらの件につきましては、先日に承っております。
・承知いたしました、そのようにご対応させていただきます。
・○○の件につきまして、かしこまりました。

相手に「いいですよ」と許可の旨を伝える際には、まず「了承しました」という言葉を冒頭に持ってくるのがベターです。

「いいですよ」の別の敬語表現例

先述でいくつかご紹介しましたが、「いいですよ」の敬語表現がすでに「別の表現」となっており、「了承しました」や「かしこまりました」という表現は一般的に「いいですよ」という許可を示す代替語となっています。

・了承しました
・了承いたしました
・了解いたしました
・かしこまりました
・問題ございません
・差し支えございません
・承諾いたしました
・承りました

これらの言葉・表現が「いいですよ」の敬語表現として認められ、さらにこれらの言葉は「いいですよ」の別の表現例としても認められることになります。

「いいですよ」の類義語と意味

言葉を覚える際には、その言葉の関連語をワンセットで覚えることが効果的です。この関連語に類義語や対義語があり、この類義語と対義語を一緒に覚えることによって、1つの言葉をさらに多角的に理解し、自分の言葉・表現として活用することができます。

・許可
・許容
・大丈夫
・良い
・同意
・見事
・麗らか(うららか:整っていることにより許容される)
・公認
・海容(かいよう:寛大な心で口実を受け入れる)
・認める
・堪忍(かんにん:認める、受け入れる)
・赦免(しゃめん:罪を許すこと、許容)
・認許(にんきょ:許容すること)
・受容(じゅよう:受け入れること)
・容受(ようじゅ:「受容」に同じ)
・允許(いんきょ:認めること)
・認可
・アドミッション(admission:許容、認めること)

これらのことば言葉が並びますが、どの言葉も「許容すること」や「許すこと」の意味合いを含みます。

「いいですよ」の対義語と意味

類義語があれば対義語もある、ということで「いいですよ」という言葉の対義語もきちんと用意されています。類義語と一緒に覚えておくとよいでしょう。

・却下
・棄却(ききゃく:要求を認めないこと)
・不許可
・不承知
・不認可
・不同意
・不賛成
・否定
・不満
・難色
・不承認
・不服
・異議
・禁止
・厳禁
・クレーム(claim:不服要請)

これらのことば言葉が並びますが、どの言葉にも「許さない」、「同意しない」、「申し出を却下する」などの、相手の要求に賛成しない姿勢や意味合いが含まれます。

「いいですよ」の英語表記と意味

次のページ:「いいですよ」の正確な敬語表現とその用例をマスターしましょう

初回公開日:2018年03月13日

記載されている内容は2018年03月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests