「合っていますか」の敬語表現・合っていますかの使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年06月30日
「合っていますか」という表現
皆さまは、「合っていますか」という表現や「合っていますか」の正しい敬語表現について考えた事があるでしょうか。また、子供の頃から何気なく、会話の中で使ってきた「合っていますか」という表現は、正しい敬語なのでしょうか。
また、ビジネス上でも使う事ができる表現なのでしょうか。「合っていますか」は、自分が出した答えを相手に確認してもらう時などの答え合わせの際に、使用する言葉という認識が強いと言えます。
学校生活やビジネスにおいて、相手と答えを確認し合うという事は非常に大切な事です。その際に、「合っていますか」という表現が適しているのかどうかを今回紹介いたします。
そして、「合っていますか」の正しい敬語表現や正しい使い方、別の表現方法についても例文を挙げて詳しく紹介いたします。
「合っていますか」の意味
「合っていますか」という表現は、「合う」という言葉に「いますか」を合わせた質問の形になっています。「合う」という言葉は、二つの物が一つになる事やある一定の基準と同じになる事という意味があります。
つまり、「合っていますか」を使う際は、「間違っていませんか」「基準と同じですか」「答えと見合っていますか」などの意味が込められていると言えます。
「合っていますか」の敬語表現について
上記で解説した意味を持つ「合う」を丁寧な質問文にすると「合っていますか」になるでしょう。つまり、「合っていますか」は、正しい敬語表現と言えます。
しかし、「合っていますか」は、子供が先生に答えを確認するようなどこか幼い表現に聞こえます。また、大人同士で「合っていますか」を使うと子供が使った場合と反対に、どこか上から目線のように感じられる方もいらっしゃるでしょう。
「合っていますか」は、正しい敬語表現に代わりはありませんが、大人同士でのやりとりの際は、少し工夫して言葉を変える必要があるでしょう。
「合っておりますでしょうか」は間違い?
「合っていますか」を大人同士で使うというイメージで、より正しい敬語表現に置き換えようとすると謙譲語の「合っておりますでしょうか」を思い浮かべる方も多いでしょう。
一見、とても丁寧で適切な敬語表現に見えますし、実際のやり取りの中で使ったり、聞いたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。しかし、この敬語表現は間違った文法になります。
「おりますでしょうか」は「ます」と「です」の二つの丁寧語を合体させて使っている形になります。この表現は、二重敬語といって間違った敬語表現になりますので注意が必要です。
「合っていますか」を敬語表現にした際の例文
上記でも解説したように、「合っていますか」は、正しい敬語表現ですので、一般的なやり取りの中で使う敬語としては正しいと言えるでしょう。
また、「合っていますか」の表現を使う最も一般的なタイミングとは、自らの認識を相手に合っているか確認する場面と言えるでしょう。次からその状況の解説と共に、例文について紹介いたします。
認識を確認する場面
認識を確認するという言い方をすると固いイメージですが、自分が正しいかどうかをまわりに聞くという事は、子供の頃から行う自然な行動と言えるでしょう。つまり、「合っていますか」という表現は、物心ついた頃から身についている当たり前の表現と言えます。
認識を確認する場面は、非常にたくさんの状況がありますので、具体的な状況を挙げながら例文を紹介いたします。
色々な状況での「合っていますか」の敬語表現の例文
まず、認識を確認する具体的な場面として、子供が先生に問題の答えが正しいかどうかの認識を確認したい時が挙げられるでしょう。その際「先生、この答えで合っていますか」という例文などが使えます。
また、社内の一般事務の方に提出書類が正しいかどうかの認識を確認したい際の表現としては、「この書類で合っていますか」という例文が挙げられるでしょう。
「合っていますか」の別の敬語表現と例文
初回公開日:2018年04月22日
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