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「ご覧になる」の意味と使い方・敬語の種類・類語|拝見する

初回公開日:2018年05月25日

更新日:2020年05月26日

記載されている内容は2018年05月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「ご覧になる」という言葉の敬語表現についてご紹介しています。「ご覧になる」は「見る」の尊敬語で、日常やビジネスでもよく使われます。「ご覧になる」には似ている言葉があったり、謙譲語との違いが分かりづらい表現もあり、しっかりと習得しておく必要があります。

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「ご覧になる」はよく使う言葉

「ご覧になる」という言葉は、日常でもよく使う言葉でしょう。ビジネスの場では多用する言葉ですし、丁寧な電話対応や、テレビなどでもよく耳にする言葉です。

本記事では、この「ご覧になる」という言葉の意味や使い方、また敬語の種類などについて具体的に解説しています。敬語は、日本語にはなくてはならない表現になりました。ぜひ本記事を参考に、明日から活かしていただくといいのではないでしょうか。

「ご覧になる」の意味と使い方・例文

まずは、早速「ご覧になる」という言葉の意味や使い方、さらには例文についてご紹介します。日常的に使われている「ご覧になる」という言葉ですが、実際はどんな意味でどのような場面で多く使われるのでしょうか。

「ご覧になる」の意味

「ご覧になる」は「見る」の尊敬語です。そのため、先生や上司など、目上の人が自分の目で何かを見ることを目下の人が表現するときに、「ご覧になる」という尊敬語を使います。

「ご覧になる」の使い方と例文

日常で「ご覧になる」という言葉はどういったシーンで使われているのでしょうか。そのシーンごとの例文と合わせてご紹介しましょう。

テレビのお天気キャスターの「ご覧ください」

「では、こちらの今朝の日本列島の天気図をご覧ください」

このように、テレビのお天気キャスターがテレビの視聴者に敬意を払い、「ご覧ください」という尊敬語の表現を使っています。朝の番組などではよく耳にするシーンではないでしょうか。

会議中の発表者の「ご覧ください」

「では、お手元の資料の3ページをご覧ください」

このように、会議の中での発表者が会議に出席している人たちに敬意を払う形で、「ご覧ください」という言葉が使われています。これもビジネスの場においては、よく耳にするシーンでしょう。

バスガイドの「ご覧ください」

「みなさま、前方右手をご覧くださいませ。あちらは、日本の政治の中心、国会議事堂でございます」

このように、バスガイドさんがバスに乗車しているお客さんに敬意を表して、「ご覧くださいませ」という尊敬表現を使っています。この語尾の「ませ」という表現は、「〇〇してください」と言うだけでは、命令口調に近くなってしまう言葉を、柔らかい表現に変えることができます。

動物園での「ご覧になることができます」

「こちらの珍しい〇〇の赤ちゃんは、朝からお配りする整理券をもらえた方のみ、ご覧になることができます」

これらも、動物園のスタッフが珍しい動物を観覧するお客さんに敬意を払う形で「ご覧になる」という言葉が使われています。また「ご覧になることができます」という言葉は、「ご覧になる」と「〇〇することができる」という可能助詞とが組み合わされた言葉で、尊敬語を可能表現にしたいときに使うことができる言葉です。

動物園での「ご覧に入れましょう」

「中国からやってきたあの珍しい動物を、ご覧に入れましょう」

例えば、遠くからゲストを招いて動物園を案内するというときに、この言葉はゲストに敬意を払う形で使われます。そのため、「ご覧になる」は尊敬語ですが、「ご覧に入れる」は謙譲語であることがわかります。

具体的には、「見せる」の謙譲語が「ご覧に入れる」です。そのほかには「お見せする」という言葉も同じ意味をもつ謙譲語です。

「ご覧になる」の敬語の種類

ここからは、基本に戻り「ご覧になる」という言葉の敬語について詳しく解説します。

尊敬語

尊敬語は、上司や先生など、目上の人に敬意を払う言葉として使う表現です。具体的には、目上の人の行動を表現するときに使います。そのため、自分の行動や自分に近しい立場の人、また友人や知人が主体になる言葉として用いることはありません。

尊敬語は、「お(動詞)になる」というように前後の言葉を変換させて尊敬表現できる言葉もあれば、「ご覧になる」のように、もとの言葉とはまったく別の言葉になることもあります。そのため、一語一語について尊敬表現を習得する必要があります。

「ご覧になる」は「見る」という言葉の尊敬語であるとご紹介しました。前項でご紹介したようなシーンや相手に対して使う表現です。

謙譲語

では、「ご覧になる」のもとの言葉である「見る」の謙譲語は、どういった表現になるのでしょうか。「見る」の謙譲語は「拝見する」「見させていただく」という表現をします。

謙譲語とは、目上の人の行動を立てるために、自分の行動などをへりくだって表現するときに使う言葉です。謙譲語は「(動詞)させていただく」というように語尾の変換で謙譲表現できる場合もあれば、「拝見する」のようにまったく違う言葉になることもあります。尊敬語よりも謙譲語の方が変換の種類が多く、よりマスターするのに時間がかかると言えるでしょう。

丁寧語

「見る」の丁寧語は「見ます」です。丁寧語とは、言葉を丁寧に表現する場合や、相手に敬意を払うために丁寧に伝えるときの敬語です。相手とのコミュニケーションで一番簡単で失礼に当たることが少ないため、丁寧語が一番よくつかわれる敬語です。

マスターしていない尊敬語や謙譲語を無理に用いるよりも、わからないときには無難に丁寧語を使っておくことをおすすめします。

「ご覧になる」の類語・言い換え

では、「ご覧になる」という言葉には、類語や、言い換えできる言葉はあるのでしょうか。

「見られる」

「ご覧になる」という尊敬語の類語として「見られる」という言葉が挙げられます。「見る」という言葉に、尊敬の意味を持つ助詞がついていることがわかります。このように、まったく違う言葉に変換される尊敬語もあれば語尾に「れる」「られる」が付くことで、尊敬の表現になる言葉もあります。

<例文>
・先生は、まったく気にしていないようで、遅れてきた生徒のことをしっかりと見られていました。
・社長は真面目に働いている社員と、そうではない社員をしっかりと見られている。

「目にされる」

「ご覧になる」という尊敬語の類語として、「目にされる」という言葉もあります。「見る」という言葉の類語に「目にする」という言葉があります。その言葉の「する」を尊敬表現に変えて「目にされる」という尊敬語になっています。「(動詞)される」という言葉も、尊敬の表現に変換するときによく用いられる使い方です。

<例文>
・社長は、現場のひどい実態を目にされて、大変驚いていらっしゃいました。

「高覧」

「高覧」という言葉も、尊敬語の一種です。日常的な会話やビジネスの対話の中で使うことはあまりありませんが、フォーマルな文面などの中でよく見かける言葉です。

<例文>
・文書の二枚目に、今回の決定事項を記載いたしました。何卒ご高覧くださいますようお願い申し上げます。

「目を通す」

「目を通す」という言葉や、「お目通しください」というような言葉を聞いたことがあるでしょう。これも、「見る」の尊敬表現として使われる言葉です。これはビジネスの場においてもよくつかわれる言葉なのではないでしょうか。

<例文>
・午後の会議資料を作成しました。できれば会議までにお目通しいただけますでしょうか。

「ご覧になる」と似た言葉との違い

続いて「ご覧になる」という言葉と似ている言葉についてご紹介しましょう。

「お読みになる」

「お読みになる」という言葉は「読む」という言葉の尊敬表現です。「お(動詞)になる」という使い方も似ていますし、同じく目を使って何かを見るという意味でも似ている言葉と言えるでしょう。

目上の人が何かを読むときに「お読みになる」という尊敬語を使います。一方で、「読む」の謙譲語は「拝読する」「読ませていただく」という言葉になります。

<例文>
・〇〇部長は、入社1年目の〇〇くんの提出した企画書を、隅から隅までじっくりとお読みになっていました。
・診察までもう少しお待ちいただきます。それまで、こちらの注意事項をよくお読みになりお待ちください。

「拝見する」

「拝見する」という言葉は「見る」という言葉の謙譲語です。目上の人からもらう資料や、目上の人と話していて自分が見ることや見るものを表現するときに「拝見する」という言葉を使います。これは、全く表現が異なるものであるため、スマートに使うことができればすばらしいと言えるでしょう。

<例文>
・このたびは面接にお越しいただきありがとうございます。早速ですが、提出いただいた履歴書を拝見しました。
・先日薦めていただいた書籍ですが、週末に時間が取れたので早速拝見しました。

「ご覧になる」と「ご覧になられる」の違い

ところで、「ご覧になる」という言葉と「ご覧になられる」という言葉の違いが分かりますか。「ご覧になられる」は日常的に使うことが多い言葉です。ビジネスにおいても、使ってしまっている人はとても多いのではないでしょうか。

しかし、これは二重敬語という表現になっているという指摘もあり、誤っているとする場合もあります。「ご覧になる」という言葉だけで尊敬の表現をしている上に、「られる」という尊敬の助詞が付くことにより、二重の敬語になっているという指摘です。

目上の人であるからといって、二重敬語や三重敬語のように、何度も尊敬表現を付ける必要はありません。求められるのは、その場や相手に沿った的確な尊敬表現です。

「ご覧になる」と「ご覧になられる」の例文比較

<例文>
「ご覧になる」
・昨日のドキュメンタリー番組は、ご覧になりましたか。
「ご覧になられる」
・昨日のドキュメンタリー番組は、ご覧になられましたか。

このように、一見すると間違いではないようにも思えますが、上の文章と比較すると、下の文章は少し表現がくどいように感じられることがわかります。

敬語をマスターして活用しよう!

「ご覧になる」という言葉の敬語での表現についてご紹介してまいりました。いかがでしたでしょうか。「ご覧になる」という言葉自体がすでに尊敬語ですが、この言葉が日常の中のどんなシーンでよく使われているか、また「ご覧になる」の謙譲語である「拝見する」がどのように使われるのかなど、「見る」という言葉の敬語がわかったのではないでしょうか。

敬語は日常においてもビジネスにおいても、積極的な活用が求められます。その敬語をしっかりと使えているかどうかによって、その仕事のスキルまで見通されているようなものです。しかし、敬語に振り回されて、自分の本来の力が発揮できなくなっては本末転倒です。

押さえるべきポイントはしっかりとマスターし、あとは自分の人柄で相手とのコミュニケーションを築いていくといいでしょう。これを機に、ぜひ敬語についてしっかり復習してみましょう。

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