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「検討させていただきます」の意味とは?使い方や類語もあわせて紹介

更新日:2024年01月03日

「検討させていただきます」は正しい敬語表現なのか気になる人もいるでしょう。本記事では「検討させていただきます」の意味やシーン別の例文を紹介し、言い換え表現についても解説します。「検討させていただきます」の正しい使い方を知りたい方はぜひ参考にしてください。

  • いただいたご提案について、社内にて検討させていただきます。
  • 持ち帰って社内にて検討させていただきます。改めてご連絡差し上げます。

「前向きに~」

提案内容をよく吟味したい場合には「前向きに」をつけた表現が便利です。

「検討させていただきます」は、「後で申し出を断るつもりだが、相手を不快にさせないため」に使われることがあります。そのため、言われた相手は「真剣に考えてくれていないのではないか」と感じる場合があるのです。

社交辞令ではなく承諾を前提に考える際には、「前向きに」をつけると本気度が相手に伝わりやすくなります。ビジネスシーンで目にすることが多いため、定番の表現として使えるようになっておくとよいでしょう。

  • お見積りのご提示ありがとうございます。前向きに検討させていただきます。
  • ご提案の内容につきまして社内にて精査の上、前向きに検討させていただきます。

「持ち帰って~」

じっくりと考えたい時や、誰かに相談したい時には「持ち帰って」をつけて回答するとよいでしょう。

また、申し出を断るつもりではあるが、相手に不快な思いをさせたくない時にも「持ち帰って検討させていただきます」が使われることがあります。

  • お申し出の件、持ち帰って検討させていただきます。今週末をめどにご連絡差し上げます。
  • お時間をいただき恐縮ですが、一度持ち帰って検討させていただきます。

「検討させていただきます」を使う際の注意点

「検討させていただきます」は敬語表現ですが、多用するとこちらの意図が相手に正しく伝わらず、誤解を招くことにもなりかねません。

特にビジネスシーンにおいては、あいまいな表現がトラブルを引き起こす原因になる可能性もあります。ここからは「検討させていただきます」を使う際の注意点を見ていきましょう。

検討に必要な時間の目安をあわせて伝える

「検討させていただきます」と回答する時には、必要な時間の目安をあわせて伝えることを心がけてください。

こちらからの回答を受けて、相手も作業や手続きが発生します。いつ回答が来るのかわからない状態では相手を不安な気持ちにさせてしまうだけでなく、迷惑をかけることにもなりかねません。

おおよその回答日を一緒に伝えることで相手に安心感を与え、信頼度も上がるでしょう。

前後の文章にあわせて言い換える

「させていただきます」は正しい敬語表現ですが、まわりくどい印象になりがちである点に注意が必要です。

特に前後の文章で「ご連絡させていただきます」のような似通った表現が続くと、相手によっては好ましくない表現だと受け取られる場合があります。

このような場合は「検討いたします」などの表現に言い換えることで、伝わりやすく簡潔な表現になるでしょう。

「検討させていただきます」の類語・言い換え表現

じっくりと調べて考えたい時や即答を避けたい時、断りを入れる前に時間を置く表現としてよく使われる「検討させていただきます」ですが、代わりに使える表現や類語はあるのでしょうか。

ここからは「検討させていただきます」の類語や、同じ意味で使える表現方法を紹介します。

「考えております」

「考えております」は、「検討させていただきます」の言い換え表現として使えます。

「検討」は「よく考える」という意味を持つため、社内でのやり取りや口頭で伝える場合には「考えております」「これから考えます」でも失礼にはあたりません。

やや口語的でカジュアルな印象を与えるため、社外の取引先やメールの場合は「検討させていただきます」の方が丁寧な印象を与えられるでしょう。

「お時間をいただきます」

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初回公開日:2023年07月21日

記載されている内容は2023年07月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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