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休日出勤と割増給与の仕組み・計算方法|休日出勤と残業の扱い

更新日:2020年10月02日

会社で上司や先輩に「休日出勤」を頼まれた経験のある人も多いのではないでしょうか?休みたいと思っても、上司や先輩では断りにくく、つい引き受けてしまう、ということもありがちです。他人事ではない「休日出勤」について、詳しくご紹介します。

「休日出勤」のすべてに代休や振替休日が充てられることもありますが、それ以外の処理の仕方もあります。少々、複雑なので、細かく紹介していきます。

法定休日と法定外休日

休日には「法定休日」と「法定外休日」があります。

「法定休日」とは、労働基準法で定められた休日のことです。「法定外休日」は「法定休日」以外の休日(公休)のことをさします。同じ「休日」でもこのふたつはには違いがあります。

法定休日

「法定休日」は、法律で定められた休日ですから、休みにしなくてはいけません。この日に労働した場合は「休日出勤」になります。よって、35パーセントの割増賃金が発生することになります。「代休」「振替休日」も当然、取得できます。

また、「代休」が取得できない、取得しない場合は、135パーセントの手当が支給されます。「振替休日」の場合は手当等は発生しません。

法定外休日

「法定外休日」については、手当が支給されますが、その割合は25パーセントになります。これは、労働基準法に照らし合わせて「休日出勤」ではなく、「週40時間まで働かせてよい」という部分に触れるため、「残業」と同じ扱いになり、割合も25パーセントということになります。

休日出勤と残業の扱い

「休日出勤」は、「超過勤務」という扱いになります。「超過勤務」と「残業」の扱いの差は、手当の割合にあります

「週40時間以上働かせてはならない」という部分にかかわってくるのが「残業」です。週40時間を超える労働に対して「残業」という扱いになり25パーセントの手当が支給されます。「休日出勤」については「最低1週間に1度の休日、4週で4日の休日を設ける」という部分にかかわってくるため、手当の割合が35パーセントとなります。

休日出勤手当の計算方法

「休日出勤」手当の計算方法を紹介します。

まず、1時間あたりの賃金(時間給)を算出します。時給の場合はそのまま、月給の場合は『月給×12÷(365-年間休日)÷1日の所定労働時間』という計算式で時間給を算出します。月給の場合、月毎の休日数でその月の時間給が変動してしまうため、年平均の時間給を算出します。

実際に労働した時間と時間給に、法定休日なら1.35、法定外休日なら1.25をかけあわせると、休日手当を算出することができます。

これも休日出勤?

「休日出勤」というと、上司などに頼まれて行うものだと思いがちですが、他にも「休日出勤」にあたる労働がいくつかありますので、紹介します。

まずは研修や懇親会などです。これらが休日に行われ、強制参加だったり、欠席者には罰則がある、などの場合は、「休日出勤」扱いになります。参加が任意によるものであれば、「休日出勤」にはなりません。

他にも、直接、上司から「休日出勤」の依頼や命令がなくても、納期などの関係上やむを得ない労働であったり、明らかに通常の業務時間内に終わらせることができない仕事量であることを上司が周知しているような場合などは、「休日出勤」とみなされる可能性が考えられます。ですが、労働者が自主的に休日に労働しても、「休日出勤」にはなりません。

また、仕事量の多さなどから自宅に仕事を持ち帰っているなどの場合でも、「一部休日出勤」とされることもあります。ただしこの場合には、「具体的な労働時間」や「その労働時間の妥当性」を証明しなくてはなりません。

休日出勤は断れない?

「休日出勤」を拒否すると会社での人間関係が悪くなる、周りの人は出勤しているのに自分だけ休むのは気が引けるなど、さまざまな理由で「休日出勤」している人も多いのではないでしょうか。「休日出勤」の多さに悩んでいる人に、対処法をご紹介したいと思います。会社の状況で「休日出勤」も仕方ない、と納得されているならいいのですが、そうでない方は参考にしてみてください。

断りの理由を作る

上司に「休日出勤」を頼まれやすい人は、まずは、きっぱりと断ることです。ただ相手は上司ですので、できるだけ角が立たないよう、なにかしらの断りやすい理由を考えておくといいでしょう。

そうは言ってもなかなか難しいものです。上司が「休日出勤」を頼んでくる理由が、おとなしい人で頼みやすいから、というならきっぱりと断ればいいだけなのですが、独身で子どももいないから、などの場合は断る理由を探すのも大変です。本来、労働義務のない「休日」なので、理由を説明する必要はないのですが、その後の人間関係などを考えると、何かしらの理由がある方が断りやすいでしょう。

代休の提供を求める

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初回公開日:2017年09月03日

記載されている内容は2017年09月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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