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2018年10月24日

有給休暇の日数計算方法・計算式・おすすめのアプリ・取得率

有給休暇について皆様は考えたことがありますか。本記事では有給休暇の付与日数や買取、取得率といった内容をとおして、有給休暇についての理解を深めていきます。会社生活を送る上で知っておいて損はない知識なので、この記事を機会に快適な会社生活につなげていきましょう。

有給休暇の日数計算方法とは?

有給休暇の日数計算方法・計算式・おすすめのアプリ・取得率

この記事では「有給休暇」について解説をしていきますが、有給休暇の制度について皆様はどの程度、ご存知ですか。制度の細かなこと、付与日数の計算などの領域までは知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

1年間で取得できる日数がそれぞれの会社で定められていますが、その日数の計算根拠や取得率といった内容をとおして、有給休暇について理解を深めていきます。

まずは、そもそも有給休暇とは何かについて紹介しましょう。

有給休暇とは?

有給休暇とは、会社で働く人が、定められた労働日に自分の意思で取得できる休暇のことであり、その日は働いたとみなされ賃金が支払われる休暇やその制度のことです。

労働基準法において、使用者は一定の条件を満たした労働者に対して有給休暇を与えなければならないと定められています。

有給休暇は年間で取得可能な日数が定められています。勤続年数によって取得できる日数が異なりますが、その計算方法をみていきましょう。

基準日とは?

労働基準法において使用者は、労働者の「入社日」から1年の間に指定の日数の有給休暇を与えなければならないと定められていますが、この基点となる日を「基準日」といいます。

基準日の前倒しとは?

先の基準日ですが、それぞれの労働者によって入社日が異なるので、使用者にとっては各労働者の基準日や有給休暇日数の計算に大きな手間を要します。

そこで多くの使用者が基準日の前倒しという方法を採用しています。例えば、毎年4月1日を基準日にして、全ての使用者に対して適用するという方法です。

具体例を挙げると、5月15日に入社した労働者は、法律上ではその日から半年後である11月16日に10日の有給休暇が付与されますが、入社時点で4月1日を基準として10日を付与すると管理が容易になります。

入社日ではなく、それよりも前に遡って基準日を設けることを基準日の前倒しと呼びます。

有給休暇の日数の計算式とは?

有給休暇の日数計算方法・計算式・おすすめのアプリ・取得率

有給休暇の概要については理解いただけたかと存じます。ここからは、付与される有給休暇の日数についての考え方や計算方法を紹介しましょう。

付与される日数は、勤続年数や正社員か非正規労働者かなどの点で異なります。まずは正社員に付与される日数をみていきましょう。

正社員に付与される有給休暇の日数は?

労働基準法において、正社員に付与される有給休暇は以下のように定められています。基準日からの勤続期間ごとに日数が異なります。

・0.5年:10日
・1.5年:11日
・2.5年:12日
・3.5年:14日
・4.5年:16日
・5.5年:18日
・6.5年以上:20日

例えば、4月1日に入社した場合、0.5年経過した10月1日に10日の有給休暇が付与されます。

入社して0.5年経過した後は、1年ごとに1日ずつ付与される有給休暇日数が増えます。4.5年目からは2日ずつ増え、6.5年以上になると年間20日の有給休暇が付与されます。20日以上の有給休暇を付与することは労働基準法において定められていません。

ただ、先の定められた日数は最低限の日数であり、この日数を上回る有給休暇を付与しても問題ありません。

非正規労働者に付与される有給休暇の日数は?

正社員と非正規労働者との間で、付与される有給休暇の日数は異なると先に述べましたが、ここで言う非正規労働者とは「週所定労働時間が30時間未満かつ週の週所定労働日数が4日以下の者」または「週所定労働時間が30時間未満かつ年間所定労働日数が48日以上216日以下の者」を指します。

なお、以下の式で非正規労働者の有給休暇は計算されます。

・同一の勤続年数である正社員の有給休暇数 x 1週間の所定労働日数 ÷ 5.2日

例えば、入社後7ヶ月が経過し、週所定労働日数が4日の方を想定してみましょう。入社後7ヶ月が経過した正社員の有給休暇は10日なので、以下の計算式になります。

・10日間x4÷5.2日 =7.69

小数点以下は切り捨てなので、この場合は7日の有給休暇が付与されていることになります。

有給休暇の管理をするおすすめの計算アプリとは?

有給休暇の日数計算方法・計算式・おすすめのアプリ・取得率

有給の仕組みや日数計算について取り上げてきましたが、いかがでしたか。基準日や日数計算についてまでは理解していなかったという方も少なくないのではないでしょうか。

有給休暇について理解を深めていただきましたが、自分の有給休暇数や残りの有給休暇数を把握するのは手間がかかりそう、計算が難しいと感じた方もいらっしゃるでしょう。ここでは、有給休暇の計算が簡単に実施できるスマートフォンで使えるアプリを紹介しましょう。

アプリ「有給がーる」とは?

有給休暇の日数計算方法・計算式・おすすめのアプリ・取得率

iPhone上で使用できる『有給ガール』というアプリは、取得できる有給日数や残りの有給休暇日数を容易に計算できるアプリです。また、今後の更新日や有給が付与される予定も知ることができます。細かな知識や面倒な計算を必要とせず、直感的に使えるや非常に便利なアプリです。

詳しい解説があるリンクは以下になるので、ぜひ目をとおしてみてください。

有給休暇の平均取得日数・取得率の計算方法とは?

有給休暇の日数計算方法・計算式・おすすめのアプリ・取得率

ここまで記事を読んできて、有給休暇は一体どの程度取得されているのか、またその取得率はどれぐらいなのか、について興味が湧いた方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、有給休暇の平均取得日数や取得率についてみていきましょう。

有給休暇の平均取得日数は?

平均的にどの程度有給休暇は取得されているかを示す有給休暇の平均取得日数ですが、以下の計算式で導けます。

(対象の組織における指定期間中に毎月取得された有給休暇日数の合計)÷(対象の組織における指定期間中の毎月の対象労働者数の合計) ×12

A社の有給休暇の平均取得日数を計算したい場合は、A社における毎月取得された有給休暇日数の合計と毎月の対象労働者の合計を先の式に入れれば計算できます。

有給休暇の平均取得率とは?

続いて有給休暇の取得率ですが、以下の式によって計算します。

取得率 = 取得資格のある労働者の取得日数 / 付与日数 x100(付与日数については、繰越日数は除きます)

平成28年の有給休暇平均取得日数と取得率は?

ここで平成28年における有給休暇の平均取得日数と取得率を紹介しましょう。

性・企業規模・産業・年労働者1人当たりの平均付与日数労働者1人当たりの平均取得日数取得率(%)
平成29年調査計18.29.049.4
18.68.746.8
17.29.655.4

厚生労働省は毎年、『就労条件総合調査』の結果を発表しますが、平成28年1年間に企業が付与した平均有給休暇日数は18.2日(繰越日数は除く)であり、平均取得日数は9.0日です。取得率は49.4%となっています。

出典: https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/... |

有給休暇の買取額・引当金の計算方法とは?

有給休暇の日数計算方法・計算式・おすすめのアプリ・取得率

皆様は有給休暇の「買取額」や「引当金」についてご存知ですか。

有給休暇の買取とは、労働者が行使しなかった有給休暇という権利を、使用者が対価として支払うことを言います。買取額と言うと、その金額のことを指します。

海外では有給休暇の買取が制度化されている国もありますが、日本では労働基準法において禁止されています。有給休暇は社員を休ませることを目的としており、会社が有給休暇を買い取ることによってその目的を妨げることを防止するためです。

一方で、期末時点で未消化の有給休暇については、その分に値する金銭を会社が労働者に対して支払うことが制度化されている国もあります。

続いて有給休暇の引当金について取り上げましょう。そもそも引当金とは、将来発生するであろう費用や損失に備え、事前に準備しておくお金のことです。有給休暇の引当金とは、有給休暇の買取に備え、会社が用意しておくお金やその金額を指します。

1人当たりの買取額は?

有給休暇の買取額や引取金について紹介しましたが、ここで金額を計算する方法をみていきましょう。

ある対象の労働者の有給休暇を買い取る場合、以下の式で算出します。

(対象労働者における有給休暇の残りの日数) x (対象労働者の有給休暇の平均取得率) x (対象労働者の日給)

例えば、対象労働者の有給の残り日数が20日、取得率が10%、日給が2万円だったとします。この場合の買取額は、20(日) x10(%) x2(万円) = 4(万円)になります。

有給休暇の知識を習得し、快適な会社生活にしよう

有給休暇の日数計算方法・計算式・おすすめのアプリ・取得率

有給休暇について解説してきましたが、いかがでしたか。

付与される日数や取得率の計算、買取などは、普段の生活では意識しない方も多いかと存じます。これらの情報を正確に把握していないと、自身の会社生活において不利な決定がなされないとも限りません。

これを機会に、有給休暇についての理解を深め、快適な会社生活につなげていきましょう。

スマートフォンで簡単に残りの有給休暇を計算できるアプリも紹介しましたので、適宜利用してみてください。

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