Search

検索したいワードを入力してください

統計検定の資格試験の難易度・偏差値・統計調査の難易度

更新日:2023年12月09日

統計検定は統計を仕事に使う人にしか役に立たないと思っていませんか?確率やグラフを扱う知識を身に着けられるので、職種を問わず役に立つ資格なんです。今回は統計検定の難易度についてご紹介します。専門性が高いですが、下の級の難易度はそれほど高くありません。

統計検定の資格の難易度

統計検定の知識はさまざまな業界で役立てることができるので、合格できるほどの知識を身に着けておくと働く上で便利です。

資格の中ではまだそれほど広く知られていませんが、学生から社会人まで多くの人が受験しています。統計検定は最上位の1級から4級まで5段階に級が分かれています。級によって難易度は異なりますが、最初は低い級から受験することをします。

1級

統計検定1級は「統計数理」と「統計応用」それぞれの試験に合格することで取得することができます。統計数理では確率と確率、種々の確率分布、統計的推測が、統計応用では共通した事項、人文科学分野、社会科学分野、理工学分野、医薬生物学分野が出題されます。数学分野以外の知識も問われます。

大学で統計を専門に勉強していなかった人でないと合格するのはかなり難しいです。準1級までは選択式問題でしたが、1級では論述問題のみです。知識を詰め込むだけでなく、自分で説明できるようになるまで理解する必要があります。

準1級

準1級はかなり難易度が高いです。数学が得意な人でも難しく感じられ、学生が合格するのはとても難しいです。また、出題範囲は確率と確率、種々の確率、統計的推測、マルコフ連鎖と確率過程の基礎、回帰分析、分散分析と実験計画法、標本調査法 、多変量解析、時系列解析、分割表のモデル、欠測値、モデル選択、ベイズ法、シミュレーション計算多用手法と、2級よりも出題範囲が一気に広くなります。

幅広い範囲の知識をしっかりと理解することが必要となります。全部で15の項目がありますが、それぞれの分量はかなりあります。しっかりと勉強しなければ合格できません。さらに、2級までは選択問題だったのが部分記述問題と論述問題も出題されます。

2級

2級になると難易度がかなり上がります。合格している人は普段から仕事で統計を使っているか、大学でしっかりと勉強している人がほとんどです。2級の合格率は40%前後と一気に下がります

データソース、データの分布、変数データ、データの活用、推測のためのデータ収集法、確率モデルの導入、推測、線形モデル、活用が出題範囲で、数学が得意ではない人からするとかなり難易度が高く感じられます。何のことかわからないという人も多いでしょう。

2級を受験するにあたり、3級の知識が必須となります。早く2級に合格したいからと言っていきなり2級を受験すると合格できる確率はかなり低くなります。2級に早く合格したい場合は3級の勉強を怠らずに合格できるレベルになってから、2級の勉強に取り掛かることをします。

3級

3級の難易度は高校生レベルとなっています。元々数学が得意な人は、3級から受験するのも良いでしょう。データの種類、標本調査 、実験調査、統計グラフ、データの集計、データの代表値、データの散らばり、確率、時系列データが出題範囲です。3級の知識をよく理解することで、社会でも生かせる統計の基礎知識を得たことになります。

4級

最も難易度が易しい4級は、小学生でも受験することができます。データの種類、統計グラフ、時系列データ、データの集計、データの要約、クロス集計表、確率の基礎が出題範囲となっていて、数学に精通していない人でも勉強すれば合格することは難しくありません。4級では計算能力よりも、データのまとめ方や読み取りの能力が問われます。

何級から受験するべき?

普段から統計を仕事に使っている人や、大学で専門的に学んでいる人以外は、統計検定の3級か4級から受験することをします。

統計検定はまだまだマイナーな資格である分、受験している人たちは本格的に統計を学んでいる人や、将来本当に役に立てたいと考えている人ばかりです。資格の中では比較的合格率は高いものの、専門性の高い集団の中での合格率と言えます。

難易度が低い級から受けるのが

統計検定の資格を履歴書に書けるようになり、仕事にも役立てることができるのは2級からです。しかし、最初からいきなり2級を受験するのはできません。初学者がいきなり2級を受験しても、難易度が高いので合格できないことがほとんどです。しかし、3級とダブル受験した際に2級も合格できた、という人は多いです。

3級の過去問を解いたら合格レベルに到達していたので、3級は受験しないほうがいいと考える人が多いですが、3級の過去問をみっちりと説いた後で2級の勉強を始めるほうが、2級の合格率は高くなります

遠回りに感じられることが、最終的には近道になります。3級で統計の基礎をしっかりと身に着けてから、2級の受験を目指しましょう。

次のページ:統計検定の難易度の偏差値

初回公開日:2018年01月29日

記載されている内容は2018年01月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests