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統計検定の資格試験の難易度・偏差値・統計調査の難易度

更新日:2023年12月09日

統計検定は統計を仕事に使う人にしか役に立たないと思っていませんか?確率やグラフを扱う知識を身に着けられるので、職種を問わず役に立つ資格なんです。今回は統計検定の難易度についてご紹介します。専門性が高いですが、下の級の難易度はそれほど高くありません。

統計検定の難易度の偏差値

統計検定の難易度を偏差値にあらわすと、難易度がわかりやすくなります。難易度の目安がわかりやすくなることで、受験するにあたって今の自分のレベルとの比較がしやすくなり、どの級を受験しようか決めやすくなります。よっぽど数学と統計に自信がある人以外は、難易度が低い級から受験することをします。

合格率は高いが専門性が高い

統計検定の中でも4級は毎回合格率が70~80%前後とかなり高く、2017年度には90%を達成したほどです。小中学生でも合格することができるので、数学に自信がない人でも勉強すれば合格することができます。3級は合格率が60%前後とそれほど難易度は高くないものの、統計に関する基礎が出題範囲になっているため、必ず受験しておきましょう。

2級は合格率が40%前後、準1級は25~30%にまで下がり、難易度が高くなります。統計検定は専門性が高くTOEICなどとは違い色んな人が受けるというより、本当に必要として真剣に受験をしている人がほとんどなので、そのような人達でも合格率が下がるということは、難易度がかなり高いといえます。

偏差値
1級72
準1級70
2級65
3級50
4級35

統計検定の統計調査の難易度

統計検定を開催している日本統計学会では、検定だけでなく統計調査士という資格の試験も行っています。統計の基礎、統計の役割、法規など統計検定3級程度の基礎知識に、さらに社会人に求められる公的統計の理解とその活用力を問われます。

統計調査士は専門性がさらに高くなるため、合格率は35%前後と統計検定2級より難易度が上がります。統計調査士は3級の基礎知識をベースにしていますが、必ずしも2級の範囲を勉強すれば合格できるわけではありません。統計検定とは別に、統計調査士の過去問やテキストを使って勉強することをします。

統計検定の勉強法

統計検定の勉強法はいたってシンプルです。統計検定向けの参考書が出ているのでそれを一通り読み、問題集を繰り返し解くことで知識が定着します。参考書で知識を吸収するインプットよりも、問題集を解いていくアウトプットを多めにすることで知識が定着します。そして、自分が理解しきれていない部分を把握し、弱点を潰すことができます。

数学が苦手な人は、級によって範囲が変わりますが確率や微分積分を復習しておかないと問題を解くことができません。統計検定の難易度は、数学の知識の有無と繰り返し問題を解いたかどうかにかかっています。そして、過去問は必ず解くようにしましょう。問題形式を把握することで合格への近道になります。

社会で役に立つ能力を得られる

統計検定は統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。統計は専門性が高いため、自分には必要ないと考えている人も多いですが、データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力はどの職種でも求められています。また、結果から原因を推定する能力が身に付きます。

数学が苦手な人にとっては2級から上は難易度が高く感じられますが、難易度が低い4級から少しずつ勉強を始めれば無理なく受験することができます。統計に興味がある人、専門として学んだ人だけでなく、論理的な思考を身に着けたい人や職種を問わず役に立つ資格を取りたい人に、統計検定は資格です。

まだ知名度の低い資格ではありますが、数年前に統計ブームがあったり、AIなどの最新技術にも通じる部分が多く、仕事をするうえでの重要性は増しています。高給なデータサイエンティスト求人もあり、転職時にも有利です。

初回公開日:2018年01月29日

記載されている内容は2018年01月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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