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臨床心理士指定大学院の受験難易度・合格率と勉強方法

更新日:2024年07月14日

昔と比べて今は心理学が活発に研究されている事もあって、臨床心理士を目指している人は年々増えてきています。ですが、一体臨床心理士になるには一体どうすればいいのか?試験の内容だけでなく指定された大学院の難易度も考えなければなりません。なので今回はそれを紹介します。

心理系大学院を受験するにあたって、実は英語とは習得しておくべき教科です。
なぜなら臨床心理士試験では心理学者であるヒルガードの論文が多く出題されるからです。特に多くの臨床心理士の大学院へ進もうとしている人はこの本を重宝しています。

全英語文ですが、初心者には最適で具体例なども非常に分かりやすい事で評判です。
「院試の勉強ために買いました」と言う人は多いですが、なにせ日本語はなく英語で書かれている以上、自力で日本語訳にするしかありません。

この本の他にも臨床心理士の試験の難易度が高いと言われるのはヒルガードの他にも外国の心理学者の論文を出題される事が多い事が理由です。

なので大学院に進学を考えている人はまず英語の習得を考えましょう。
辞書やマスターキットを使っても問題はありませんが、難易度を低くするには地道に勉強をした方が早いです。

研究企画書についてはじっくりと練る事

研究企画書とは大学院を卒業するために、とても重要とされる課題です。
どれだけ論文を読破し知識があったとしても、卒論が書けなければ意味がありませんし、卒論が書けなければ修士論文を書く事などできません。

そのためにも例え研究企画書でも、1つ1つの研究にじっくりと悩んで取り組み、構想を少しづつメモしていくと言う地道な作業が鍵となります。

そしてその研究企画書を書く事は修士論文を少しづつ書いている事に変わりはないと言います。
なので「たかが研究企画書」と侮らず、地道に取り組んでいきましょう。

どれぐらいの勉強時間が目安なの?

「臨床心理士になるためには、臨床心理士が指定した大学院に合格するためには1日どれぐらい勉強すればいいの?」と言う事は非常に気になるでしょう。

しかし今の時代、「臨床心理士を目指している」と言う主婦なども増えてきているので、通信制度やユーキャンなどを利用する人も多くなってきています。

それら全てをトータルで考えると大体最低でも3時間を目標に勉強する人が多いです。
「そんな暇がない」だとか「いまいちパッ、としない」と思う人は過去に出た10年分の問題を臨床心理士の試験までに終わらせると目標を立てると良いでしょう。

かなり過去問題10年分は膨大な量ではありますが、臨床心理士の試験の難易度を考えると、近年5年分に出た問題は最低でもやっておくべきです。

臨床心理士の大学院へ入学する試験の難易度をぜひとも覚えておこう

資格を得るための臨床心理士指定大学院にはまず2つの種類があります。

まず1つ目である第1種は、修了後の心理臨床経験を問われずに、修了することで受験資格が得られる大学院の事を指します。
第2種は、得るために修了後1年以上の臨床経験が必要な大学院を指します。そしてそれだけではなく、その必要な臨床経験の条件として1日8時間、週3日以上の有給の仕事が課せられ、内容についても申請・審査が必要です。

もちろんこれだけの事をしなければならないので大学院への入学試験の難易度は高いのでは?と不安になるでしょう。

ですがそれに関しては本当に学校によって違います。
なので下調べとして条件を「大学&大学院net」などで調べると難易度も少しは分かります。

大学院を出ても襲いかかる不安 就職の難易度はどのくらいか?

もし臨床心理士指定大学院を無事卒業しても、絶対臨床心理士になれると言う保証はどこにもありません。
そもそも臨床心理士資格はあくまで「資格名」なので、あくまで文部科学省認定団体であ日本臨床心理士資格認定協会が認定する「認定資格」を貰ったにすぎないです。

大学院を出ても襲いかかる不安として挙げられるのが臨床心理士試験の合格者についてです。
ゼミナールや臨床心理士の資格を既に持っている人のブログなどを見てみると、昨今の合格率はおおむね5割〜6割と言った所が平均的です。

ですがその実際に就職できるのはその半分ですらありません。
やはり心理学部や臨床心理士指定大学院なども増えてきている事から、試験よりも就職の方が難易度は高いです。

まず臨床心理士の資格を持った人はどこで働くの?

実際に臨床心理士の資格を会得し、それを活かして働いている人は一体どんな所で働いているのか気になる人もいます。そこで調べてみた所、この3つの分野に分けられます。

それは医療、教育、福祉の3つで、それぞれ「どの様な仕事をするのか」は非常に違ってきます。
では大学院を出た上でこの3つの職種はどの程度の難易度に分けられるか紹介しましょう。

医療は非常に幅が広いので人手不足も

医療の面であればでの心理検査の実施が挙げられるでしょう。
この時、検査では診療報酬が生じることから、医療分野における臨床心理士の中心的な業務といえます。そのため、他の2つの職種に比べると非常に働く幅も多いですが、難易度も必然と高くなります。

ですが、その反面他の2つの職種と比べて人手不足が問題で、医療面では常に人材を募集しています。
そして難易度と言っても使われる幅が多いので、多くの経験と知識を持っている人が優遇されるだけにすぎません。

なので最初は医療面に携われなくとも、臨床心理士としての経験と知識を蓄えていけば、もし異動となっても仕事としてやっていけるので、「難易度は最初の下積みが高い」と言う認識で十分でしょう。

福祉関係だとデイケアなどが主になる

福祉関係の面だと、高齢者を対象にしたデイケア、あるいは施設職員として活躍している場合が多いです。
ですがデイケア以上に難易度が高いのは虐待などの被害児童のデイケアやカウンセリングです。
こればかりはPTSDを抱えてくる子供も非常に多いので、あらゆる経験が問われますし、近年の虐待被害の多さから施設での需要は増加しています。

しかしここで覚えておきたいのは公的な施設では正式な職員としてこれも公務員として福祉職に採用されなければならないと言う事です。
こうなれば公務員としての資格も必要となってくるので、医療以上に就職の難易度は高くなります。

他にも民間・福祉施設では心理職として別途採用されて同様の仕事をしていますので、別段必ずしも公務員の資格が必要と言う訳ではありません。

教育の場ではスクールカウンセラーなどになる事も

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初回公開日:2017年12月22日

記載されている内容は2017年12月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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