使えない社員に共通する特徴を種類別に紹介｜効果的な対処法もあわせて解説
更新日：2024年08月16日
育成方針とは、どのような人材を育てていくのか、そのために何をするのかという点を決めたものです。
どのような社員が求められているかは組織によって違うため、育成方針を理解していないと、何から努力して良いのかわからないため「使えない社員」から抜けられないことがあります。
特に、コミュニケーションに難があり、空気が読めない性格の人は、上司や周りの様子を見ても、何が重要視されているか察せない可能性が高いでしょう。
そこで、組織としての育成方針を明確にすることで、求められている人物像も見えてきて、組織の一員としての能力で不足しているところ、これから力を入れた方が良いところなどもわかります。
上司としては「この点が不足しているから○○をやるといい」と具体的な行動を伝えやすいでしょう。
諦めることなく注意・指導を繰り返す
精神的に未熟な部分がある「使えない社員」は、トラブルを招く要素が多い傾向にあります。指示通りこなせないことも少なくないでしょう。
「このくらいのこともできないなんて」と呆れないようにしてください。そう言われてしまうと、自分を否定されているように感じて、ますますやる気を失ってしまう可能性があります。非難するだけでは何の解決にもならないでしょう。
具体的な注意や指導を、諦めることなく丁寧に繰り返していきましょう。個性をしっかり見て、伸ばせるところからアプローチしていくと、予想外に成長することもあります。
仕事の段取りを丁寧に教える
「使えない社員」が生まれてしまう原因として、職場の環境によって、育成体制が整っていなかった可能性もあります。人員が不足している企業や特定の部署では、こういった問題は発生しやすいでしょう。
正しく教育を受けられないまま仕事を任せていると、仕事の優先順位、判断基準など、区別がつかない状態で仕事をするため、トラブルが生まれることがあります。
最初からきちんと教えていれば防げるミスもあるでしょう。このような場合、仕事の段取りなど、丁寧に教える上司や先輩の存在が必要になります。
しっかり人材が育てば、多忙な部署も1人あたりの負担が軽減されるため、新人の教育環境は大切にすることをおすすめします。
モチベーションが上がる工夫をしてみる
本来モチベーションは本人が上げるものですが、「使えない社員」と言われてしまう人は自分で気持ちを高めることが苦手な場合も多いでしょう。
まずは、「仕事が楽しい」と感じられそうな成功体験を積んでもらえるように、その人がこなせそうな仕事を任せてみましょう。簡単すぎるのも達成感を感じませんが、難しすぎると逆にモチベーションがダウンする可能性があるため、任せる仕事の難易度には注意してください。
「この仕事ができるようになれば、こんなことも任せられる」など、少しでも「頑張ろう」と思えそうな一言を伝えることもおすすめです。手がかかって面倒だなと思わず、部下のモチベーションを上げる工夫をしてみてください。
「使えない」と決めつけないで使えない社員の特徴を理解して対処しよう
自分が「使えない社員かも」と思う人は、その原因は何か探してみてください。どの部分で仕事ができなくなっているか把握することで、対策方法が見つけやすいでしょう。
また、自分が上司で、使えないと感じる部下がいるときは、その部下が使えない社員ではなく、「自分が使えていないのかも」と1度考えてみることが大切です。
一見「使えない」と思うような人物でも、適材適所に配置することで、驚くような成果を発揮することもあるでしょう。
相手を「使えない」と決めつければ、そこで成長は止まってしまうこともあります。本記事を参考に使えない社員の特徴を理解して、対処していきましょう。
初回公開日：2022年06月21日
記載されている内容は2022年06月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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