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準公務員一覧・採用の探し方・給料・職業・試験

更新日:2024年10月30日

準公務員という言葉を聞いたことがあるでしょうか。準公務員は、公務員と似ている部分もあれば、大きく異なることもあります。今回は、準公務員になることを検討している方に向けて、準公務員の解説や、準公務員の一覧、採用の探し方などをご紹介します。

準公務員は公益性や公益性を扱う仕事であることから、公務員と同じくらいの待遇の企業もあります。しかし、何度もお伝えしているとおり準公務員は種類が多く、一概には言えません。公共のための事業を行っていても民間の企業ですので、経営が苦しいところは給料も低くなりますし、経営が安定しているところは給料も安定します。

準公務員として代表的な、日本郵政株式会社や、日本銀行、JR東日本の大卒の初任給は20万円から23万円程度となっています。国家公務員の初任給は職種にもよりますが17万円から22万円程度となっていますので、同じくらいの金額です。公務員の場合は、一般職よりも警察官などの特殊な職業の方が初任給が高いので、一般職を目指す場合は準公務員の方が初任給が高くなります。

ボーナス

準公務員の種類にもよりますが、一般的にはボーナスがきちんとでるところが多いです。準公務員として代表的な日本郵政株式会社は、郵政民営化後であっても公務員であったころと同じボーナスの支給日になっています。金額は人それぞれですが、一般的な民間企業と同程度の方が多いです。

退職金

退職金も、準公務員の種類によりますが、一般的にきちんと支払われます。準公務員であっても基本的には民間企業ですので、民間企業と同程度の金額になります。大卒が定年退職した場合の退職金の相場は、1000万円から2500万円程度です。企業の規模によりますが、中小企業であれば1000万円程度、上場企業であれば2000万円程度です。

準公務員の場合も、上場企業であれば2000万円程度支給されることがあります。国家公務員の退職金も2000万円程度ですので、準公務員の退職金は公務員と同程度です。

準公務員の職業

ここでは、準公務員の中でも職業として、日本郵政グループと国立大学の職員を紹介します。どちらも以前は公務員だった職業で、のある勤務先です。

日本郵政グループ

2007年の郵政民営化で、公務員から準公務員になったのが郵便局の職員です。郵便局は4つの会社にわけられ、現在は日本郵政株式会社、日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の社員がいます。

民営化はしていますが、年功序列の制度や共済年金、ボーナスや休職の規定など、さまざまな制度が公務員時代と大差なく利用されています。福利厚生や制度に公務員と同程度の安定があり、の会社です。

国立大学法人の職員

全国に86校ある国立大学の職員です。国立大学の職員も、2003年までは公務員でした。準公務員ではありますが、公務員と同程度の安定性と福利厚生があります。採用試験も公務員試験と同じような内容で、事前に試験科目に関する勉強が必要です。

国立大学法人の職員は、以前は国家公務員試験として人事院が採用試験を行っていました。現在は地区国立大学法人等職員採用試験委員会が「国立大学法人等職員採用試験」を行っています。学校によっては採用しない年もあるので全体の採用人数が少なく、倍率の高い試験ですが、離職率も低くやりがいのある仕事としてです。

準公務員は副業できるのか

公務員は副業が禁止されていますが、準公務員の副業は会社それぞれの規定によって異なります。準公務員として働いている方が副業をしたい場合は、就業規則などの会社の規定を確認するか、上司に相談しましょう。

民間企業と同じく、副業禁止の規定がなくても副業をするには注意が必要です。通常、企業や団体に雇用される段階で、会社の評判や品位を下げる行動をしないことや、会社の不利益になる行動をしないことの取り決めを行います。これに違反する副業をした場合には、副業禁止の規定がなくても会社の規則を破ることになります。

例えば、副業として競合の会社で働いたり、法律に触れるような副業をしたり、会社の機密情報を外部に漏らす行為をした場合などが該当します。最悪解雇になる可能性もありますので、副業をするときには上司に相談した方がよいでしょう。

準公務員の試験の難易度

準公務員の採用試験の難易度は、働きたい企業や団体によります。採用試験の内容も企業や団体によって大きく異なりますので、事前に調べておく必要があります。

例えば、日本郵政株式会社やJR、電力会社などの新卒採用は、民間企業と同じくエントリーシートや面接を重視して採用を行っています。のある大企業ですので、民間の大企業と同程度の難易度と考えるとよいでしょう。

独立行政法人などは、公務員試験のように難易度の高い筆記試験があることもあります。独立行政法人などの準公務員は、公務員試験で採用されなかった方が挑戦することも多い職業です。国立大学職員は倍率も高いので、事前の準備が必要です。まずは自分が働きたい職場の採用情報を確認するところから始めましょう。

やりたいことから選ぼう

今回は準公務員の種類を紹介し、一覧も掲載しました。給料や試験についてもまとめましたがいかがでしょうか。準公務員にはさまざまな職場がありますが、そのほとんどが私達の生活に根付いている仕事です。なくなってしまうと大変なことになりますので、公務員と同じ安定性があります。

安定性や福利厚生の充実さから準公務員になりたいと考える方も多いですが、それだけではたくさんある準公務員の中のどの採用試験を受けるか決めることができません。自分のやりたいことを考えてから選びましょう。採用試験では志望動機を聞かれることも少なくありません。上手に答えるためにも自分が本当にやりたいことが何か、しっかりと考えて準備しましょう。

初回公開日:2018年05月07日

記載されている内容は2018年05月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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