アパレル業界の志望動機の書き方 | 良い例・悪い例・注意点
履歴書の志望動機の書き方
アパレル業界と聞くと、おしゃれで華やかなイメージが想起されますよね。とはいえ単純に服装がおしゃれであったり、センスがよければ必ず採用されるか言うと、それは全くの間違いなのです。
アパレル業界を目指す人が、おしゃれであったりセンスがあるのはもはや前提条件であり、ライバルに差をつけるには志望動機を工夫する必要があるのです。
まず志望動機に必ず盛り込まなければならないのは「なぜこのメーカー・ブランドを志望しているのか」と言うことです。企業側にとって重要なのは「数あるメーカー・ブランドの中で、なぜここを選んだのか」と言うところです。
「単にアパレル業界という華やかな世界に憧れているだけで、この業界に入れればどこでもいいのだな」と思われてしまうような志望動機では、採用される可能性は極めて低くなってしまいます。
志望する企業だけでなく、他の競合企業についても入念にリサーチして、他ではなく「ここがいい」理由を必ず志望動機に盛り込むようにしましょう。
アパレル業界の志望動機の例文
では実際に志望動機を書く際は、どのように書いていけばいいのでしょうか。アパレル業界の志望動機の例文をご紹介します。
例文
『私が貴社を志望するのは、貴社が「強く生きる女性向け」と言う揺るぎないコンセプトを確立している、唯一のファッションブランドを展開していると考えたためです。
「女性はおとなしく、女性らしくあるべきだ」と言う世間の風潮もものともせず、働く強い女性をターゲットにしている貴社のブランドは、女性の社会進出が進む今後の日本社会でさらに広く受け入れられていくと考えています。
私は御社の商品を通して「強く、媚びずに生きるべきだ」というメッセージを女性に送りたいと思っています。』
前章で説明した「なぜこのメーカー、ブランドを志望しているのか」について記述する際は、このようにまず結論を述べてから具体例を書くと企業の方にも伝わりやすいです。
また志望動機を踏まえて「貴社に入ったら何を実現したいのか」と言うことも合わせて盛り込むことで、入社後のイメージを印象付けることもできます。
この例文に加えて、素材などと言った製品そのものについての特異性や、店員の魅力など店舗運営に関わることを盛り込むのもです。
アパレル業界の志望動機のダメな例
アパレル業界を志望する上で書いてはいけないことは、「接客が苦手である」と言うことです。
アパレル業界では、オフィスワークなど裏方の業務もありますが、メインの業務は接客であることが多いです。
この際に「接客が苦手だ」と書いてしまうと、業務に不向きであると判断されてしまう可能性があります。
接客が苦手だとしても「接客が苦手で、克服したいと思い志望しました」などと書いてしまうと採用されにくくなってしまうので、書かないようにしましょう。