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【横書き・縦書き別】原稿用紙の書き方|就活/反省文/詩

更新日:2024年09月12日

こんにちは、今回は「原稿用紙でのいろいろな文章の書き方」についてお伝えします。原稿用紙にも種類があり、それによってバラエティに富んだ書き方があります。必ず通用する原稿の書き方をお伝えしますので、どうぞ皆さんご利用下さり、さまざまな場面でお役立て下さい。

横書き・縦書き別原稿用紙の書き方

原稿用紙で横書き・縦書きのルールですが、皆さん知っているようで、なかなか知られていないルールが実に多くあります。日本語がもともと縦書きの文化で馴らされてきただけに、横書きでもその縦書きのルールにしたがって書いている場合が多く、ごちゃ混ぜの体裁が目立っています。

最近では大学での論文や施設研修でのレポートでも「横書きによる提出」が目立ってきており、その場合は必ず横書きのルールに沿って文体を仕上げなければなりません。公式に提出する書類は公式のルールに沿って書くのが鉄則なので、このルールのごちゃ混ぜは必ず減点対象です。

ですので、縦書きでの書き方・横書きでの書き方をきちんとマスターしておき、それを原稿用紙に書き写すことは論文やレポート提出時の武器にもなります。予備知識をきちんと備えておくことは常識なので、今回この機会をもって、「原稿用紙での書き方」を覚えましょう。

文学作家による原稿用紙の書き方に学ぶ

多くの文学作家は原稿用紙を使って作品を書いています。夏目漱石や川端康成、太宰治や谷崎潤一郎といった大家もほとんどは原稿用紙を使い、慣れた万年筆で作品を書いている場合が多いです。この文学作家の原稿用紙での作品の書き方を参考にするとよいでしょう。

文学作家は文章を書くのが得意でそのルールもきちんと会得していますから、もし好きな作品などがあればそれをもって「原稿用紙での書き方」をマスターするのも一興でしょう。最近では「直筆で書かれた文学作品」という本も出版されているので、そちらを参考にすると手っ取り早いです。

書店にそういった「直筆本」が無い場合でも、インターネットサイトで同様のものが紹介されていることもあるので、原稿用紙で文章の書き方を独学で学んでみるのも有効的でしょう。まずは「見て学ぶ」これを基本に学習してみて下さい。

横書きの原稿用紙の珍しさとその書き方

現代、日本における論文やレポートでは、いずれにしても「原稿用紙で横書き」とい体裁は実に珍しいです。論文ではたいていが縦書きになり、レポートにしても「原稿用紙に書く」という書き方はさせないことが多く、ワードやエクセルに直接打ち込む場合がほとんどです。

ですから「横書きの原稿用紙」で論文やレポートを書くという機会をのものがなく、ほとんどはそれ用の書き方をしないでもよいという、比較的「書き方」をあまり意識しなくてもよい機会が実に増えています。

とくにパソコンの普及や海外メディアに配慮した論文やレポートの書き方を推薦している現代でもあり、「横書きでの原稿用紙の書き方」を学ばせる授業もありますが、まだまだ「原稿用紙は縦書き」という意識が根強くあります。

ですのでまずはこれまでの文章への意識を改めることが大切になり、「原稿用紙での横書きの書き方」を改めてインプットする必要があるでしょう。

文字別原稿用紙の書き方

原稿用紙での書き方を問わず、文章の書き方はどの場合も既定のルールに沿った書き方をしなければならず、それは横書き・縦書きの分野においてもきちんと用意されています。その書き方のルールですが、たとえばそれは文字を書くとき・改行するときなどに影響します。

文章の書き方をあらかじめマスターしておけば、あとはそれを横書き・縦書きに振り分けて覚えておけばよいわけで、言い換えれば「文章を書くときの基本的なルール」を覚えてしまえばそれでよくなります。

基本的なルールを覚えた上で原稿用紙に向かい、横書き・縦書きの書き方をマスターするためには「文章表現における正しい理解」が必要です。そしてこの理解を元に自分なりの文章の書き方を身につけ、あとは内容の充実を図っていくことが大切です。

書き出しは1マスあける

日本語の書き方で基本的な決まりですが、書き出しは1マスあけるのが常識です。主に「字下げ」や「行頭字下げ」、また「段落下げ」などと言われる書き方ですが、これは原稿用紙で文章を書くときでも守らなければならず、必ず改行後の行頭は字下げをして下さい。

またこのように体裁を繕うことで読者も読みやすく、「どこで改行がされて、どのパラグラフまでがひとくくりか」ということが一目瞭然です。とりあえず日本語の書き方そのものに「読者に伝えやすくするため」に工夫されていますので、この常識的な書き方をまずマスターすることを覚えて下さい。

書き始めは改行する

これも字下げと同じく、日本語を書くときの決まり事で、このように体裁を施すことで読者が読みやすく、また書き手としてもそれまでの文章内容を拾いやすく、結果的にその内容を充実させることにつながります。

この辺りについても、とくに文学作品を多く読めばよくわかりますが、「読みやすくする」ということはそれだけ主張や感動を伝えられやすく、また序論と結論部とが確実につながっていることを自覚させてくれます。

改行をするときのルールは、前後の文章内容が変わるとき、また前の文章に一区切りをつけたいときなどに用いられ、やたらと改行すればよいというものではありません。きちんと文章内容に沿った文脈を選び、適当な箇所で改行することが大切です。

「てにをは」の使い方を正確にする

いわゆる助詞の使用法ですが、これも原稿用紙での文章の書き方でとても大事な点になります。というのは原稿用紙で文章を書く場合、字と字の間隔があいているので、ただ読んでいてもなかなか文章内容が伝わらないことが多いです。

そこでセンテンスとセンテンスとをつなぐ助詞の働きに間違いが1つでもあった場合、それだけで前後のかなりの文章内容がわけわからなくなることがあります。せっかく長文でしっかり内容を書けていても、たった助詞の使い方1つで「伝えられない」となってしまっては、非常にもったいないです。

ですので、これも日本語の書き方で非常に基本的なことになりますが、助詞の使用法をきちんとマスターしておくことが大切です。

同音を重ねない

同音というのはたとえば「これははじめから」や「空に虹(にじ)がかかる」などと同じ発音でセンテンスを続けることです。文章的には間違っていないですが、読者にとって少し読みづらく、また日本語としても好ましくない形になります。

きれいな日本語というのは文章内のワード選びにも配慮されていて、まず読者が読みやすく、加えてきちんと意味を伝えられ、さらに的確な表現を心得ている文章です。

ですのでこれも助詞の使用法に同じく、原稿用紙での文章の書き方に配慮する際には、必ず「読みやすさ」を第1に考えるくせを身につけ、その上で論理的な表現を徹底して心得るようにして下さい。

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初回公開日:2017年12月19日

記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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