「ホテル業界」への志望動機の書き方と例文|ポイントや注意点など
履歴書の志望動機の書き方
なぜホテル業界なのかをしっかり書きこむこと
ホテル業界を志望する人は、履歴書で「サービスに携わりたい」「接客の経験を活かしたい」「観光業界に就職したい」といった面を押し出すことが多いですが、より完成度の高い志望動機に仕上げるためには、その中でも「どうしてホテル業界なのか?」という、よりダイレクトな内容が重要です。
ただ人を喜ばせるだけ、接客経験を活かすだけなら、ホテル業界以外でも対応できることがあります。もちろん、それも間違いではありませんが、あなたが志望している企業への内定率を上げるためには、よりホテル業界に特化した志望動機であった方が、説得力が増して、書類選考にも役立ちやすいです。
志望動機に説得力を持たせるためには、自らの具体的なエピソードを絡めていくと良いでしょう。「客として訪れたとき、ホテルの接客に感動した」といった志望動機はおすすめです。
どうしてその企業を志望しているのかをきちんと書きこむ
「なぜホテル業界を志望しているのか」を書きこんだ上で、履歴書には「どうしてこの企業を志望しているのか」も、具体的に記しておく必要があります。
ホテル業界と一口に言っても、非常に多くの企業があります。採用担当者としても、「この志望者は、どうして自社で働きたいと思っているのか」というポイントを知りたがっています。これは、企業と人材の適性の問題にも深く関わって来るため、重要度は高めだと思ってください。
つまり、より的確で、クオリティの高い志望動機にするためには、企業研究がとても重要だということです。
「どうしてその企業を志望しているのか」を書くためには、その企業の事業内容はもちろんのこと、今後の展開予定まで、幅広く深く把握しておく必要があるからです。
ホテル業界の業界研究はもちろんのこと、選考を受ける企業についても詳しく分析し、ダイレクトな志望動機を記載出来るようにしておきましょう。「きちんと研究している」という感触も、プラス材料に働くことがあります。
ホテル業界の志望動機の例文
「私は、学生時代に飲食店で接客のアルバイトをしていました。常にお客様の立場を想定し、丁寧で気持ちの良い接客を心がけて来ました。
月間のベストスタッフに選ばれたこともあり、たくさんのお客様からの「ありがとう」の言葉が、とても励みになっていました。
御社でご縁を頂いた際には、この経験を活かし、すべてのお客様へおもてなしの心を忘れずに働きたいと思っています。」
「私は、ホテル業務の専門学校で、おもてなしのノウハウを身に着けて来ました。英会話スクールにも通い、夏と冬の二回、一カ月ずつ海外留学を経験しました。
御社を志望した理由は、ホテル業界の中でも、国内に40箇所、海外に17箇所という大規模なチェーン展開をしているところです。身に着けたおもてなしの力と外国語力を活かし、グローバルに働けると感じています。」
「私は、様々な旅行を体験してきた経験から、観光業に興味を持ちました。大学では観光学部に所属し、観光ビジネスを専攻して、経営的な視点も踏まえたホテルビジネスを学んできました。
世界各地を旅行する中で、国内のホテルサービスの充実度を知り、自らもそこに参加したいと感じ始めました。
御社を志望した理由は、各地で利用したホテルサービスの中で、特に接客面が充実しており、コストパフォーマンスはもちろんのこと、とても気持ちの良い滞在時間を過ごすことが出来たからです。