エントリーシートの志望動機の書き方|例文と注意点と添削方法
エントリーシートの志望動機の書き方
エントリーシートの志望動機の書き方ですが、特に決まりがあるわけではありません。しかし、書き忘れてはならないポイントがいくつかありますので注意しましょう。
「1.自分がその企業に就職したいと思った理由。」ですが、その企業を選んだ理由をできるだけ具体的に書く必要があります。漠然とした理由ではなく、採用担当が読んで共感できる内容の方にしましょう。その企業の特徴と併せて、自身の志望理由として記載するようにしましょう。
「2.自分が感じたその企業の魅力。」ですが、採用担当は「うちの会社がどんなことをしているか理解しているのだろうか、どんなことに興味を持ったのだろう。」という部分を気にしています。事前に会社説明会やホームページなどで調べた内容を元に、その企業がどんな業務を行っているか、自分はその中のどんなところに興味を持ったということが説明できる内容を記載しましょう。
「3.その企業に就職した後、自分がどのようになりたいか。どのようにキャリアアップしたいか。」ですが、入社後のキャリアプランを記載しておくのも、採用担当にアピールできます。入社して3年後、もしくは5年後には、こんなポジションでこんな働きをしていたいというアピールも採用担当の目にとまります。ただし、前述の2点からずれた内容にならないように注意が必要です。
業界別エントリーシートの志望動機の例文
各業界毎の志望動機を考えてみました。それぞれの業界毎に、どういう点に気をつけて書いているかを考えながら確認してみてください。
「以前ボランティア活動をしていた際に、地域住民の方と触れ合い、住民の方にサービスを提供する仕事に就きたいと考えました。市役所では住民の方と窓口で直接会話しサービスを提供しているので、ボランティア活動をしていた経験が活かせると思い志望しました。住民の思いを仕事を通じて確認し、より良い住民サービスが提供できるようになれればと思います。」
公務員の場合は、民間企業と異なり、地域住民へのサービスが一般的な仕事です。その中でどのように自分の経験を活かして、仕事に取り組みたいかを志望動機に記載しましょう。また、民間企業と異なり、自信のキャリアアップがイメージしにくい業種です。そういう場合は、自分の理想としている仕事のやり方や仕事を通じて自分がやりたいことを「3.その企業に就職した後、自分がどのようになりたいか。どのようにキャリアアップしたいか。」の部分に書くことも一つの方法です。
「学生時代からファッションには興味があり、アルバイトでもアパレル関連のバイトを経験しました。貴社のブランドの商品は私自身も所有しており、自分の好きなブランドで仕事がしたく志望しました。貴社ブランドの魅力をお客様に理解してもらい、ブランドの知名度を更に向上させたいです。」
アパレル関連のような、専門的な仕事では興味を持っている理由も重要なポイントになります。自分がなぜこの業界を選んだかをアピールするのもポイントです。
また、公務員とは異なり民間企業ですので、「この人を採用するとうちの会社にどんなメリットがあるのか」ということも採用担当は考えています。自分を採用することで会社にこんなメリットがありますということをアピールすることも大事です。
「学生時代に経済学を学び、さまざまな企業の支えになる銀行のすごさがわかりました。学生時代に学んだことを活かすためにも、民間企業への融資やファイナンスなど、多くの業務を持つ銀行で挑戦したいと思い、志望しました。銀行業務の多くを経験して、様々な業務に精通し、誰からも頼られる銀行員になりたいと思います。」
銀行のようなお金を扱う仕事は、採用担当もどういう志望動機を持って受けに来ているかを重視します。学生時代に勉強したことや、経験したことを志望動機に含めてアピールしてみましょう。また他の企業と異なり、専門的な知識も必要になる業種です。難しい仕事もこなすことが出来る、チャレンジすることができるという内容もあれば更にアピールができます。
「私はおいしいものを食べるのが大好きです。数多くの食品メーカーの商品を見てきましたが、その中でも多くヒット商品を提供している貴社で、商品開発の仕事をさせて頂きたく志望しました。よりお客様に喜ばれる製品を作り、貴社の売り上げに貢献できればと思います。」
食品関連のような、主に食べ物を取り扱う仕事は、生活に身近な存在です。自分の興味・調べたこと・特技などをアピール材料にしながら、志望動機を記載するのもよいでしょう。また、この業界も民間企業ですので、「この人を採用するとうちの会社にどんなメリットがあるのか」ということも採用担当は考えています。自分を採用することで会社にこんなメリットがありますということをアピールするのも大事です。
このように、業種毎に記載する内容は異なりますが、先に述べた、3つの記載しないといけないことは共通しています。この3点はを忘れないず、さらにその企業が欲しい人材にマッチしていることをアピールする内容が志望動機に記載できているようにする必要があります。
エントリーシートの志望動機を書く時の注意点
エントリーシートに志望動機を書く際には、採用担当に分かりやすい内容になっている方が、採用担当の頭にも残りやすくなります。自分の思いを伝えようと志望動機をたくさん書くのも良いですが、たくさん書きすぎると逆に読んでもらえないこともあります。
簡潔にまとめられていないと文書作成能力が高くないと判断されることもあるので、注意しましょう。簡潔に自分の思いを書き、採用担当の目に留まって記憶に残るような文書にすることが大切です。