エントリーシートの志望動機の書き方|例文と注意点と添削方法
また、記載するにあたり言葉遣いのルールもあります。実際の面接では「御社」といいますが、志望動機の中では「貴社」と記載するのが正しい書き方になります。言葉で発するのとは違う言葉を使う必要もあるので、このような基本的な書き方に関しては間違いがないように書きましょう。
また、あまりにも口語体が強い文章は駄目ですが、賢く見せようとして難しい言葉を使ってみたものの使い方を間違えたりすると元も子もありません。よく分からない言葉を無理に使う必要はありませんので、自分の伝えたいことを正しく伝えられる言葉を利用して、志望動機を書きましょう。
また、
- 「てにをは」を正しく使用できているか
- 主語がはっきりしているか
- 伝えたい内容が先に書かれていて、その理由が後から書かれているか
という部分は採用担当の読みやすさにつながります。以上の点に気をつけて志望動機を書いてみてください。
エントリーシートを自分で添削する方法
エントリーシートに記載した志望動機の添削方法ですが、やはり第三者に添削してもらうのが一番良いです。しかしながら、常にその第三者がいるとは限りません。その場合は、自分で添削する必要があります。
自分で添削する際のポイントは、前述の「記載しないといけない3つのポイント」「『御社』のような間違った言葉を使っていないか」「内容がゴチャゴチャして分かりにくくなっていないか」等です。これに加えて、「句点ばかりの長い文章になっていないか」「日本語として間違った表現がないか」ということに注意して添削をしてみましょう。
また、最近ではインターネット上にも志望動機のサンプル文書などが公開されています。こちらを参考にして添削してみましょう。ただし、サンプルの方が良いと思って引用しすぎないようにしましょう。
採用担当は、貴方だけではなく多くの人間の志望動機をみてきているので、過去に似た志望動機をみていれば、本人の考えた志望動機ではないと直ぐに気づきます。添削の為に参考にしたとしても、最後の完成形は自分の文章になっていることの確認が必要です。また、声に出してみて違和感があるようであれば、自分なりの言葉に置き換えてみましょう。
志望動機がない時の対処法
志望動機があってた上で志望するのが普通なので、志望動機がなくて書けずに困っている場合は、本来であれば受けない方が良いです。ただし、どこかに就職しないとという考えの人は、そうもいかないのかもしれません。
その場合、自分が受ける会社を受けないが、同じ職種を希望して就職活動をしている友達に、志望動機を考えてもらう、もしくはその友達の志望動機をアレンジして、エントリーシートの志望動機を埋めるのもよいかもしれません。
ただし、このように作成した志望動機は頭の中に入りにくく、実際の面接の場で志望動機を聞かれた場合に、エントリーシートの志望動機と異なる内容をしゃべってしまうことも考えられます。面接の場で、書いたことを覚えていないということがないように志望動機の内容は頭にしっかり叩き込んで、声に出して、本番で忘れないようにしておきましょう。
エントリーシートの志望動機は箇条書きでもいいのか
エントリーシートの志望動機の書き方に明確なルールはありませんが、文章になっていることが一般的です。採用担当もエントリーシートを見るにあたって、記載内容も大事ですが、文章をまとめる能力も確認しています。
エントリーシート1枚の中を見て、採用の次のステップに進めても良いかを確認しているので、その少ない情報でどれだけ自分の情報が採用側に提供できているかも重要です。日々多くのエントリーシートをみている採用担当者の目にいかに留まるかを考えると、箇条書きでも問題ないかもしれません。
ただし、いわゆる大手企業などでは、一般的な形式を重視するケースもあるので、箇条書きのような、文章の中であまり利用しない書き方は、お勧めできません。創業から浅い企業や、システム開発をおこなうような企業では、箇条書きでも内容が伝われば問題ないと思います。
応募する企業の特性を見極めて、箇条書きを使っても問題なさそうか判断する必要があります。箇条書きのような書き方でも、最初と最後は文章になるようにしましょう。
箇条書きだけでは文章能力が低いと取られるので、志望動機の途中に書く具体的な理由にのみ箇条書きを利用するべきです。また、変わった書き方で採用担当の目にとまると、面接の場でどうしてこんな書き方をしたのか聞かれることも考えられます。その時に理由を説明できるように準備しておきましょう。