Search

検索したいワードを入力してください

准教授と教授・助教授・助手との違い・平均年収・仕事内容

更新日:2024年10月26日

准教授の仕事は、研究しているだけお給料をもらっているのでしょうか。いいえ、もちろん研究も准教授の仕事内容に含まれていますが、准教授の仕事はそれだけではありません。そんな准教授の仕事内容や年収など詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

准教授の平均年収

大学の職位で1番上のクラスである教授の年収は、約1100万円と言われいます。では、その次に偉い准教授の年収は、いくらくらい貰えるのでしょうか。教授の次の職位である准教授の年収は平均で約850万円だと言われています。

年給の金額だけを見ると平均年収の金額が高いため、十分だとおもわれがちですが、博士課程までにかかた学費や「大学4年間・修士課程2年間・博士課程3年間」の計9年分の生活費などと、非常勤講師時代の不安定で薄給な状況をふまえると、収入に恵まれているとは言い切れません。

また近年大学の入学者は、少子化の影響で定員割れをおこしています。そのため、大学も経営が困難になっています。また、今後の収入が不安になる可能性があります。

大学別での年収の違い

准教授の年収は平均約850万円ほどだと紹介しましたが、大学にも公立や国立など種類があります。そんな大学の種類によって、年収の金額に違いなどがあるのでしょうか。もちろん、同じ准教授の職階でも大学の種類によって、年収の額に違いがあります。そんな、大学の種類別での平均年収を詳しく紹介していきます。

・公立大准教授:約600~700万円
・国立大准教授:約650~750万円
・私立大准教授:約700~800万円
・大学病院(医学部)准教授:約750~850万円

公立・国立の准教授は教育者棒給が決められているため、同じ種類の大学ならばあまり給与に差額はありません。ですが、私立大学では大学や学部によって異なることが多く、その金額は公立・国立などと比べる若干ですが高くなります。

ボーナス額はいくら?

准教授の年収を詳しく紹介していきましたが、そんな准教授のボーナスはどのくらいの金額をもらっているのでしょうか。そんな准教授の25歳~65歳までのボーナスを5歳単位でまとめて詳しく紹介します。

・25~29歳:約130.4万円
・30~34歳:約149.5万円
・35~39歳:約154.7万円
・40~44歳:約173.8万円
・45~49歳:約194.7万円
・50~54歳:約208.6万円
・55~59歳:約206.8万円
・60~65歳:約140.8万円

年収でもそうですが、私立の大学では学校によってボーナスの金額に違いがあるため、どの種類の学校に所属しているのかで、ボーナスの金額にも差がでます。

准教授と教授の違いはなに?

准教授ついて詳しく紹介してきましたが、教授とはなにが違うのでしょうか。まず、わかりやすい仕事内容の違いを紹介します。はじめにも准教授と教授の2つで、仕事内容には大差などはありません。ですが、両者の違いは校務などの仕事の重要度に明確な違いがあります。

では、どんな違いがあるのか詳しく紹介します。まず教授は、研究の方向性や予算などを決めている「大学運営」に大きく関わっています。それに対し、准教授は研究室の「業務責任者」になります。

つまり、両者とも同じ専門分野の研究や教育などが仕事になりますが、その中でも教授は「大学運営」に関わりることがメインになり、准教授は研究室の実務責任者として、研究室の仕事を中心に仕事をこなしています。

准教授と教授の仕事内容の違いを紹介しましたが、そんな2つの職務には「論文数」にも違いがあるので詳しく紹介します。

論文数

准教授と教授では、今までに書き上げた「論文数」に違いがあります。決まっている数ではありませんが、東大の准教授が保持している論文数が25くらいなのに対して、教授の論文数は60ぐらいだと言われています。

では、准教授は論文をたくさん書き上げることとで、教授になれるのでしょうか。教授になるためには、大学側が決めている論文の規定数を修めることが大切になり、論文数によって教授への昇格年数が変わることもあります。ですが、教授になるためのには規定の論文数をもっているだけではダメです。

論文数は教授への最低限の足がかりになりますが、論文数よりも「論文の内容」の方が重要になります。論文の内容が他人よりもずば抜けていたり、質がよかったりなどが認められることが必要になります。また、今いる大学から移動して教授にる場合には、他の大学から「我が校へ招きたい」とおもって貰えるように、アピールする必要があります。

教授とは

教授について詳しく紹介します。教授とは大学の職位になり、准教授中に「論文数・質、研究実績」などをもとにして教授会などで審査され、認められた人が教授へと昇格することができます。

ただ、どの点を評価するかやどんなことを特価するかなどは、大学によって大きく違いがあります。また、そのときにあいている講座枠などによっても、必要な教授がちがうのでそのときの運などもあります。そのため、この条件を満たせば「教授になれる」という条件はありません。

そんな教授と呼ばれている人数はとても少なく、約7万人になります。医者が30万人くらいいるので、それを考える教授と呼ばれている方は少数になります。

そんな講座制の大学では、一つの講座のグループにいる教員は教授が1人、准教授が1人、助教が2〜3人になります。そんな教授の年収は大学などでも違いますが、平均で約1000万円をこえると言われています。

准教授と助教授の違いはある?

助教とは高等研究教育機関で学生に対して教育や研究指導、または自分の研究をしている教員のことになり2007年に正式に導入されています。また大学の場合には、現在の学校教育法で教授・准教授・講師の次の職階になります。

そんな助教の条件は、学校教育法で「専攻分野で、教育・研究・実務で知識や能力を保持しおり、学生を教育し、研究を指導でき、本人も研究をしている人」と決められています。そんな助教は助手とは違い、教授などの研究や講義を補助する義務はありません。また、助教は講義ができる専任教員になります。

そんな助教と准教授との違いは、単独で講義ができるかどうかになります。准教授は、どの分野であっても専任教員として教えられます。ですが、助教は理系などの一部の分野などの中には、単独で講義を担当できない場合があります。

准教授と助手の違いはなに?

次のページ:准教授はやりがいがある仕事

初回公開日:2018年04月17日

記載されている内容は2018年04月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests