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就活生の自己分析は自分史から始めよう|作り方・書き方例・メリット

就職活動というのは今後の自分の人生を決める上で、非常に重要な転換期になります。その就職活動から活動の内容により、その後の自分のステータスをはじめ、行動分野・活躍分野が決定されてしまうと言っても過言ではありません。

あなたがこれまで勤務してきた会社・企業の名前や、その会社・企業に採用されるまでの就職活動での様子から書き込む。(それまで会社・企業に入社した経験がない人は、この項目は空白にしておいて大丈夫です)。

それぞれの会社・企業に入社したてだった自分の様子、そこで出会った同僚・上司・後輩、退社経験がある人はその退社するまでの情況など、それぞれの情報を具体的かつ簡潔に書き込んでいく。

家族構成

扶養家族として育てられたあなたの家族の歴史を、思い出せる範囲・思いつくままに書き込む。この「思い出せる範囲・思いつくまま」という点にも、あなたの興味がその点に向けられたという証明になりますので、これも自己分析を行なう際に「自分が日常生活や思い出のどういう点に気持ちが引かれるのか」といった「自分の興味の向き」を把握する際の参考となります。

配偶者と出会う前後のあなたの様子や情況、配偶者に出会ってから自分のあり方がどのように変わったか。一般的な交際から婚約するまでのあなたの心理面での移り変わり、結婚式から新婚生活におけるあなたの気持ちの様子、子育てにまつわる感情や思い出など、それまで配偶者とともに育んできた経過を元に、あなたが辿ってきた歩みを素直に書き入れて下さい。

趣味や特技

幼少の頃から現在まで、あなたがどんなものを趣味とし、興味を引かれてきたか。またその趣味を元にどんな特技を得てきたか。これまであなたが培った興味の派生と能力のあり方を、できるだけ正確に書き込んで下さい。

このような形の記述になります。またこの8点の項目を書き入れていく際には、年表におけるそれぞれの年代に沿った「社会の出来ごと」や「流行」なども参考にするとよいでしょう。

たとえば当時に起きた社会現象や、その時代を彩った流行などを思い出す傍らで、その当時に自分がどんなものに興味を引かれていたか、どんな生活を送っていたか、どんな理想を追っていたか、などを元に、当時の自分のあり方を思い出すきっかけになる場合もあります。

この項目を上段に書き込み、あらかじめ空けておいた下段にそれぞれの項目への「あなたの素直な感想」を書き入れていくわけです。

たとえば「生年月日」の項目について感想を書く場合には、そのとき重病にかかっていた場合「よくこれだけの病気にかかって生還できたなぁ。もしかするとこれは、自分に生きろという意味であり、やっぱり自分の人生において自分がやるべきことがあるからじゃないのか?」などというそのとき思いつく感想でけっこうです。

また「出身校」の項目において、クラブに所属してなかった場合には、「ああ、あのクラブには入ってみたかった」や「あのときにこういうクラブがあったなら、自分も率先して這入っていたかも知れないなぁ」などの思い出から理想が湧き上がる場合もあり、そのときに思いついた素直な感想を書き入れて下さい。

このような具合で、これまで辿ってきた経過・出来ごとに対する「あなたの素直な感想」を書き込んでいきます。ここまでが「(2)自分の年表を書き入れていく」から「(3)年表に「自分の反省」を書き込む」という作業になります。

2:テーマの立て方

先述した「(4)『メモ書き』から自分なりのテーマを立てる」という具体的な例をここではご紹介します。

まず「テーマ」とは何か?ここでいう「テーマ」とは、あなたが自分史を振り返り、その反省から自己分析を行なって得られる「現在のあなたが一番望んでいる内容」となります。この「内容」を、現在のあなたの「主題」と置き換えて下さい。そしてこの「主題」とは「主な問題」と捉えて下さい。

「問題」ですので、その「問題」から「解決しなければならない」という作業が生まれます。この問題解決への作業が、この「テーマ」から得られる「今後のあなたがするべき努力」になるわけです。

先述においてこの「テーマ」は、「今後の自分の理想的なあり方を実現させること」とお伝えしました。つまりこの「理想的な自分のあり方」を今後の生活に役立て、「人生の転機を迎える就職活動にも生かそう」ということにもつなげていきます。

ですのでこの「テーマ」は、「自分に最適な職場を見つけるためのきっかけになるもの」と心得てもらって構いません。この「テーマ」を打ち立てることにより、あなたが今後、どのような職種に向いているのか、あなたが就くべき職種は何か、あなたが就職活動をする際に常に念頭に掲げておく方針・理念とはどんな内容か、といった就職活動のみならず、今後の生活を送る際でも必要な「あなたの生きるための基軸」も養われていきます。

さて、この「テーマ」というのは具体的にどうやって作ればよいのでしょうか?

次のページ:3:どこまで細かく出来ごとを書き出す?

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