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就活生の自己分析は自分史から始めよう|作り方・書き方例・メリット

就職活動というのは今後の自分の人生を決める上で、非常に重要な転換期になります。その就職活動から活動の内容により、その後の自分のステータスをはじめ、行動分野・活躍分野が決定されてしまうと言っても過言ではありません。

これも先述で、「テーマは、現在から見て思い感じることのできる理想の実現につながるもの」とお伝えしました。そしてこの「理想の実現」は、今後のあなたがすることで、今後のあなたに直接役立つものとお伝えしました。

そうです。この「テーマ」というものは、あなたが今後に向けて努力によって勝ち取る目標にあり、またその目標への到達によって得られる「理想的な人生のあり方」を得させるきっかけになるものなのです。

この「テーマ」の内容は、もちろん人それぞれ個別によって変わってきます。ですので、ここで「これがテーマだ」としてご紹介することはできませんが、1つ簡単な例をあげておきます。

たとえばあなたが「自分史」を振り返り、それによって自己分析を行なったとします。そしてその自己分析により、「自分の出身大学は無名の○○大学で、学力レベルも低いようだが、もっと有名で、レベルの高い大学に行きたかった。そう思う自分が今いる…」という感想を得たとします。

そうした場合、この「テーマ」の立て方は簡単です。この場合のテーマは、

「現在の自分は、過去の自分の母校よりもさらに有名で、レベルの高い大学に入学すること」
となります。つまり「有名で、レベルの高い大学に入学すること」が、現在のあなたが一番望んでいる内容で、現在のあなたが解決しなければならない「主題」となるわけです。そしてこの「主題」を解決するための努力を、今後のあなたがするわけです。

現在の大学であればAO入試(アドミッションオフィス方式による入試)や自己推薦による入試、また一般入試でも、個人による応募・申し込みにより書類選考をはじめ、さまざまな入試機関によって受験することが可能です。(もちろん大学によって異なりますが)。

現在のあなたが社会人であっても、その入試機関にある社会人入試などを利用することで、希望の大学へ入学し直すことは可能です。

この作業・努力をする場合には、世情を把握するための情報収集が必須なってきますが、その情報を獲得する場合でもインターネットや情報誌から簡単に得られます。

「テーマ」を立てることによって、まず「今後にするべき自分の作業」を見定めることができ、そして自分の夢・理想を実現するために努力するべき点、現在の自分に不足している点が一目瞭然に把握できるのです。

3:どこまで細かく出来ごとを書き出す?

自分史を書く場合、先述したように、まずわかる範囲をこれまでの出来ごとを書き出し、それから「書き出した項目」を見ながら、まだ調べられる点・思い出せる点を五月雨式に書き足していく方法があります。この方法に沿って書いて頂くと書きやすいかも知れません。

この場合でも、とりあえず用意できるだけの参考資料を持っておくと便利です。

ここで参考資料の例をあげておきます。

・自分の日記やメモ書き
・自分にまつわる写真やアルバム
・住民票
・パスポート
・これまでに自分が書いた履歴書
・免許証
・これまでに自分が通院した病院・医院のカルテ
・家計簿
・自分が貰った手紙・はがき
・携帯電話での電話やメールのやり取りがわかる履歴
・自分が持っている各種チケット
・学校などで書いた感想文
・これまでの公共機関・学術機関において書いてきた意見文や論文
・学校の卒業アルバム
・通信簿
・給与証明書
・母子手帳
・表彰状

等々、これらは手に入るものだけで構いません。もっと他にも「自分にまつわるもの」があれば集めておいて下さい。全てのものが、あなたが自分史から自己分析を行なう際の参考資料になってくれます。

そしてこうした参考資料の内から、あなたが思い出すこと・発見できることなどを、正確にノートに写していきます。

たいていの人は、過去のことや思い出の詳細を忘れてしまっていることが多いものです。ですので、参考資料をできるだけ多く集めるということは、この「忘れてしまっていること」を思い出すためにも有力なきっかけになってくれるもので、自分史を作る際にはとても重要な作業になってきます。

「どこまで細かく出来ごとを書き出すか?」についていえば、「参考資料を見て調べられる限り・思い出す限り」となります。

自分史を用いた自己分析の具体的な方法

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