就活生の自己分析は自分史から始めよう|作り方・書き方例・メリット
このような分析結果になります。現実において、ただ「ゲームが好き」「ゲームをすることが得意」という漠然とした特徴をもって、就職活動や生業にどのようにして生かしていけばよいのかわからない場合でも、この「自分史を用いた自己分析から生まれる、今後の行動の採択法」により、明確な目標をはじめ、自分が就くべき職種のあり方なども見えてきます。
漠然とした特徴の人間像から派生する形で、他にも幾らでも「分析による結果」が得られるでしょう。
この「分析による結果」が、その後のあなたの活動分野・活躍分野、ひいては就職できる会社・企業、充分に能力を開花できる会社・企業の、発見につながっていくのです。もちろん仮定する人間像は個別によって変わりますが、どんな特徴を持つ人の場合でも、この「自分史を用いた自己分析による具体的な方法」は流用できます。
就活で自分史によって明確になったことを生かそう
「自分史を用いた自己分析の具体的な方法」で先述しました、「漠然とした特徴を持つ人間像から、具体的な特徴を持つ人間像への分析」により、就職活動においても、自分が獲得できる能力・はっきり持つべき目標といったものが、おのずと浮び上がってきます。
ここでいう「明確になったこと」とは、先述した「派生する形で得られた分析結果」と心得て下さい。つまり先の「ゲームが趣味」の人の場合でいえば、この「明確になったこと」は、
- 自分はキャラクターをはじめ、物を作ることへの能力がある
- 自分は音響やキャッチフレーズに興味があり、それらを元に能力を開花できる
- 自分は見出しや看板の宣伝文句に興味を持ち、引かれたことで、その宣伝文句と同様のフレーズを案出することができる
という3点です。
そしてこの3点からでも、また「派生する形で得られる分析結果」を利用して、さらに多くの「得意分野・活動分野・自分が潜在的に持っているだろう能力を存分に生かせるフィールド」を獲得することができます。
キャラクターを創造することが得意であれば、それは何もゲーム関連の世界だけに限らず、さらに多くの企業分野でその能力を生かすことができます。
現代における会社・企業では、実に多くの「新しいアイデア」を発掘し、その斬新な創意工夫をもって新たな事業を展開しようとしています。まさにIT社会と呼ばれる現代では、それへの実現が可能であり、またそのIT業界でもさまざまな「新しいアイデア」をもって、今後のユーザーへのニーズにも応える努力をし続けています。
上記した3点の「明確になったこと」を生かして就職活動をする場合、はじめに目指していた「ゲーム関連の会社・企業」だけでなく、他の職種にも視座を向けて、その新しいフィールドへの活動も可能になってきます。
たとえば広告会社、IT関連企業、工場、ベンチャー企業、旅行代理店、飲食店、農業関連の職種、また芸能関連の企業まで、他にもさまざまな職種への門が開けます。
ここであげた全ての企業でも、アイデアをもってクリエイトする能力(スキル)が問われ、顧客を引き留めるためのキャッチフレーズ(売り文句)の作成を必要とし、音響に長けた能力でもCMをはじめ、IT業界でもいろいろな用途によって利用されています。
自分史から自己分析を行なって得た「現在の自分の人間像」から、現在の自分が(潜在的にでも)持っている能力を見極め、その能力によって得られる職種への活動をすることは、あなたの就職活動をする際の「非常に効率のよい活動方法」になるのです。