【回忌別】法事の服装|平服/子供/男女/ユニクロ/カジュアル
更新日:2024年07月17日
法事に私服を着用してもよいか
法事に招かれた場合、案内状に平服でいらして下さいと書かれている場合がありますが、「平服」とは私服という意味ではありません。
法事の基本的な服装は、あくまでも喪服ということになります。喪服を着用しない場合は三回忌以降になります。その場合、案内状には「平服で」と書かれていますが、その場合の服装は、男性の場合は黒い色のスーツ、またはグレーか濃い紺のスーツといった略礼服を着用して下さい。
女性の場合も同じく、ワンピースやスーツの色は黒い色かグレー、または紺色のものを着用し、あまり派手なデザインは選ばないでください。靴下は男性の場合は黒い色のものを、女性の場合は黒い色のストッキングを着用します。
法事の服装のマナーでは、基本的に私服はNGです。「平服で」といわれても、基本的な服装のマナーを選び、スーツやワンピースといったマナーを守った服装で参列して下さい。
妊婦の方の法事の服装を
妊婦の方の場合では、お腹の赤ちゃんに負担をかけない服装や靴を選びましょう。妊婦の方用の喪服も販売されていますので、法事に招かれた場合には、こういった妊婦用の喪服を用意して参列して下さい。
また、マタニティー用の喪服をレンタルしている業者もありますので、そういったサービスをご利用になると良いでしょう。もしマタニティー用の喪服がない場合には、黒い色のものがなくても、それに近い色のワンピースを着用すればよいでしょう。
寒い時期におこなわれる法事の注意
寒い時期に行われる法事の場合には、体を冷やさないよう、黒いストッキングではなく、黒いタイツを着用すると良いでしょう。
法事に参列する気持ちが大切なものです。ですが妊婦の方の場合には、お腹の赤ちゃんに負担をかけないよう注意が必要です。
あて鏡とは
あて鏡とは、妊婦の方がお葬式に参列される場合に、お腹の上に鏡を入れておき、悪いものを跳ね返すという、「魔よけ」の意味で持ち歩く物です。これはもちろん言い伝えではありますが、気にされる方は用意しておくと良いでしょう。
妊婦の方の報じに参列される場合には、おなかの中の赤ちゃんのことを考え、何事においても注意が必要です。報じに参列される場合には、ひとりでいらっしゃるのではなく、必ず付き添いの方と一緒に参列するようにしましょう。
マナーと節度を守って個人の死を悼む
法事とは、家族や親せき、故人と親しかった方たちだけで行われる法要です。そのため、服装のマナーについてはそれほど厳格なものではありませんが、やはり亡くなられた方の死を悼み、ご遺族に配慮して、共にその死を悼むためにも、服装のマナーといった最小限の心遣いは必要です。
ごく近い身内のみの集まりとはいえ、マナーと節度はきちんと守り、心から故人の弔いを行いましょう。
初回公開日:2017年12月28日
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