おすすめのフロントスピーカーは?用途別に特徴や選び方も解説
更新日:2024年11月20日
「車のスピーカーの音質がイマイチだから、交換したい…。」
「車に使えるフロントスピーカーはどれを選べばいいんだろう?」
「ホームシアター用のスピーカーを揃えたい!」
フロントスピーカーと聞いて、こんなことを思い浮かべた方もいるのではないでしょうか。
ひとことでスピーカーといっても、用途によって性質が違うため、選び方に悩んでしまうことがありますよね。
この記事では、カースピーカーにおけるフロントスピーカーと、ホームシアターにおけるフロントスピーカーの両方をまとめてご紹介します。選び方のポイントから、おすすめの商品も併せて解説します。
この記事を読めば、フロントスピーカーの選び方のポイントがわかり、あなたにピッタリのフロントスピーカーが見つけることができるでしょう。
カースピーカーに興味がある方、ホームシアターの設備を整えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
フロントスピーカーとは
フロントスピーカーは、視聴する位置からの前方に設置するスピーカーのことです。ステレオ再生をするために、L(左)とR(右)に分かれているタイプが多くあります。
スピーカーが1つだけのモノラル再生と比べ、2つのスピーカーで再生するステレオは臨場感や音の奥行きが広がるでしょう。さらに、聴き手を取り囲むように設置したスピーカーによって作られる音場(音が広がる空間)をサラウンドといいます。
カースピーカーにおいてもホームシアターにおいても、フロントスピーカーは重要な役割を果たすのです。ここでは、車に設置できるカースピーカーと、ホームシアターのために家に設置できるスピーカーについてそれぞれ解説します。
カースピーカーにおけるフロントスピーカー
多くの車には音楽が再生できるよう、カーオーディオシステムがあります。カーオーディオのシステムは、センタークラスターパネルに搭載されているメインユニットを核としています。
メインユニットには、メディアから音楽信号を読み取るメカやサウンド制御のためのコントロールユニットがあります。さらにその中にはスピーカーも含まれており、多くの車には前席の左右のドア、およびリアドアに設置されています。
この前席の左右ドア付近に設置されているスピーカーをフロントスピーカーといいます。フロントスピーカーを交換することで、より良い音で音楽を楽しむことができるようになるでしょう。
ホームシアターにおけるフロントスピーカー
ホームシアターにおけるフロントスピーカーは、テレビなど画面の左右に設置するスピーカーを指します。ホームシアターにはセンタースピーカーや、サラウンドスピーカーなど、さまざまなスピーカーが必要になります。その中でも重要な役目を果たすのが、フロントスピーカーです。
通常は5台必要なホームシアターのスピーカーをフロントスピーカー1台で可能にするという方式もあります。これは、フロントサラウンド方式と呼ばれ、バーチャルサラウンドという技術で左右、後方から音が聞こえるような環境を作り出すことができるというものです。
最近はテレビの手前に1台置くサウンドバータイプのスピーカーでもこの方式を採用しているモデルが多く、手軽に導入することができます。
【カースピーカー】フロントスピーカーの選び方
スピーカーの音質は、振動板や、フレーム、マグネットなど、内部構造の素材が大きく影響します。はじめから車に搭載されているフロントスピーカーは、コスト削減や車両軽量化のために音質がよくない場合があります。
そんな時は、フロントスピーカーの交換をすることで音質を良くすることができますが、どのように選んだら良いのでしょうか。
ここでは、カースピーカーにおけるフロントスピーカーの選び方についてタイプ別にご紹介します。あなたが重視するポイントを見つけて、スピーカー選びに役立ててください。
コアキシャルタイプとセパレートタイプ
カースピーカーにおけるフロントスピーカーには、コアキシャルタイプ・セパレートタイプの2種類があります。
コアキシャルタイプは、高音スピーカー(ツィーター)と中低音スピーカーが一体になっているタイプです。一体になっているため、音にまとまりがあります。多くの純正カースピーカーで採用されているタイプのため、交換するのも比較的簡単です。
一方セパレートタイプは、高音を鳴らすツィーターと、中低音を再生するウーファーが分かれているタイプです。スピーカーの位置を好きな場所に調整できるため、こだわりのオーディオ環境を作りたい方にはセパレートタイプがおすすめです。
2WAYか3WAYか
セパレートタイプのスピーカーには、2WAYか3WAYのものがあります。中高音スピーカーと低音スピーカーに分かれる2WAYが人気ですが、さらに中音を再生するスピーカーに分かれる3WAYのスピーカーもあります。
3WAYになるとそれぞれのスピーカーをバランスの取れた設定にする必要があり、かなり上級者向けです。しかし、2WAYの音質で物足りなくなってきたり、自分でスピーカー環境を調整したいといった方におすすめできるのが3WAYのフロントスピーカーです。
再生周波数の幅による差
人間の耳に聞こえる音の周波数は、約20Hzから約20,000Hzの間とされています。
また、カーオーディオにはじめから搭載されているフロントスピーカーの再生周波数帯域は、約30Hzから約40,000Hzとされています。この再生周波数帯域を広げることで、より自然な音に近づけることができます。
そこで、セパレートタイプのスピーカーに低音域専用のサブウーファーをプラスすることで、再生周波数帯域を広げることができます。低音域までしっかり再生したいという方にはセパレートタイプのスピーカーをおすすめします。
メインユニットのパワーアンプのスペックにあわせる
車にはメインユニットにパワーアンプが搭載されています。このアンプの出力値によって、スピーカーの能力が発揮できるかに影響します。スペック表にある定格入力値のワット数を見ることで確認することができます。30W〜150Wなど、車によってさまざまです。
たとえば、メインユニットの出力値が40Wで、50Wの入力値のスピーカーを購入してしまうとアンプのパワー不足になってしまいます。
どうしても入力値の高いスピーカーを導入したいという場合は、外部パワーアンプも一緒に導入するという方法もあります。購入する前にしっかり確認しましょう。
初回公開日:2022年09月21日
記載されている内容は2022年09月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。