コラムの書き方のコツと例文|失敗例と注意点・コラムの特徴
更新日:2024年10月30日
コラムの良くない書き方を見ていきましょう。一般の新聞記事と違い熱く書くことは大切ですが、熱過ぎても読者は引いてしまいます。情熱的な文章は好まれますが、冷静さと客観的視点を忘れないのがプロの書き方です。怒りに任せた乱暴な言葉は避けましょう。
ストーリー性のある文章は読者を惹きつけます。しかし、欲張り過ぎて登場人物を6人も7人も出してしまい、読者は誰が誰だか分からなくなりました。登場人物は3人以内にするのが最適です。物語風のコラムの書き方は読者に喜ばれます。
ターゲットを想定していないコラムの書き方は良くありません。漠然と全世代の国民に向けたコラムは焦点がぼやけます。「20代の女性」「30代のサラリーマン」などターゲットを絞り込み、何を伝えるのかをはっきり決める書き方が面白いコラムのコツです。
見出しは真剣に考える
コラムで見出しをつける場合は言葉を真剣に考えます。読者が最初に目にするのは見出しです。読みたいと思わせる見出しを真剣に考えましょう。釣りは良くありません。インパクトのある見出しは大切ですが、見出しと文章の内容が合っていないコラムは信用を失います。
コラム記事の特徴
良いコラムは、多くの人が共感しやすい話題や課題を提示します。結論も読者が共感し、感動する書き方が大切です。しかし、もう一つのコラムの特徴は、自身の主張を世に問うことができることです。一流のコラムニストは主張に一貫性があります。
ある月刊誌に毎月1ページのコラムを書いている女性コラムニストがいます。メインテーマは毎回貧困問題です。生活困窮者の側に立ち、励ましの言葉を贈り続けています。一方で貧富の格差に対して舌鋒鋭く切り込みます。貧困撲滅のために実際に行動している人なので言葉に説得力があるのです。
著名なコラムニストになれば社会悪と厳しく対決することもできるし、多くの人に言いたいことを訴えることができます。また、日頃から身近な人々と対話を積み重ね、庶民の代弁者になることもできます。これが事実を淡々と伝える新聞記事とは違うコラムの特徴でしょう。
常に文芸を磨く努力を続ける
コラムの書き方について、面白い内容や美しい文章の書き方、そしてテーマ選びなど色々な角度から見てきました。文章の構成をイメージして自由自在に書けるためにも、文章力アップのトレーニングは欠かせません。
独創性溢れる面白いコラムを書く人は、常に文芸を磨いています。文章力はもちろんのこと、表現力や詩心を磨きます。日常の中にもテーマのヒントがあるので洞察力と観察力も大切です。想像力は創造力を生みます。努力は嘘をつきません。人々に活力を与える健康的な言葉を贈りましょう。
初回公開日:2017年10月23日
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