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論じるときの書き方・コツ・語尾と書き出しの方法|レポート

更新日:2024年09月19日

学生の皆さんにとっては、課題やレポートの提出などで「論じる」ケースが多いことでしょう。書くことが苦手な人は、与えられたテーマに対して的確に、しかも、決められた字数で記述しなければならないとなると困惑するでしょう。そこで今回は、「論じる」のコツを見ていきます。

能動態で!

「論じる場合」はできるだけ能動態主体の文章を書くようにしましょう。例えば、「BはAによって○○される」(受動態)よりも、「AはBを○○する」の方が自然ですし、読みやすくなります。哲学的・文学的な文章の中では、AとBの立場の違いを明確にする技術として受動態の表現が多用されています。

しかし、「論じる」相手はレポートや課題などであり、「採点」の対象になる文章です。より自然で読みやすい能動態表現で論じるようにしましょう。

「論じる」ときの語尾以外の注意点は?

では次に、「論じる」場合の語尾以外の注意点について見ていきましょう。

読みやすさ!

言うまでもなく、課題やレポートなどで「論じる」場合、個人的な日記や回想文を書くのではないということです。私的な文章であれば、自分だけが理解できればそれでいいのですが、課題やレポートなどで「論じる」場合の主役は読み手(採点者)です。

そのためには、常に相手の立場にたって、どのような表現をすれば誤解されずに真意が伝わるのか、どのような言い回しが相手にとって読みやすいのかなど、常に相手目線で文章を書くことが基本です。

文は簡潔に!

これも「論じる」場合にありがちですが、思い入れが強すぎて、ついつい1つのセンテンスが長くなります。論旨が明確な場合はまだ許せるとして、考えがまとまっていない長い文章は論外です。

1つのセンテンスは、長くても2行程度としましょう。長くなりそうであれば、一旦区切って、複数のセンテンスになるようにしましょう。

修飾語の使い方!

「論じる」場合に見とされがちなのが「修飾語の位置」についてです。例えば次のような文章を見てみましょう。

「星のようにきらめく夜景を見ている君を見た」。この文では、「星のようにきらめく夜景」を見ている「君」を見たという解釈(星のようにきらめくのは夜景)と、「星のようにきらめく「夜景を見ている君」を見た」(星のようにきらめくのは「夜景を見ている君」)という二つの解釈ができてしまいます。

どうでしょうか。ここまで気配りをして修飾語を使っているでしょうか。例えば、前者の意味で使いたい場合は、「星のようにきらめく夜景を、見ている君を見た」となります。また、後者ならば、「星のようにきらめく、夜景を見ている君を見た」というように、表現になります。句読点を効果的に使うと意味が明確になります。

誤字・脱字・読みづらい字はNG!

「論じる」際の基本です。辞書の使用が許されている場合は、少しでも自信がないときは必ず辞書を引くようにしましょう。また、「論じる」内容がいかに優れていても、小さすぎる文字や殴り書きに近い文字などは、第一印象が非常に悪くなってしまい評価が下がります。字に自信がない場合でも、丁寧に書くことを心がけましょう。

また、理解の範囲を超えているであろう横文字を、しかも複数使用するのもNGです。読み手も理解できない場合がありますし、内容よりも言葉でごまかそうとしているのでは、との疑念を抱かせてしまう恐れもあります。

論じるときの考えの書き方は?

それでは、「論じる」時の考え方の書き方について見ていきましょう。

疑問の連鎖で考えを深掘りする!

問題に対して考えたときに、最初に頭に思い浮かんだものは、一般的に主観的で表層的なものです。例えば、「ばれなければどんな嘘でもついても良い」という考えに賛成か反対かを問う問題が出されたとしましょう。自分は「反対」だという立場を取るとした場合、次のような思考で疑問を深めていきます。

・自分がそのような考え方をしたのはどういう時か。
・日常生活の中で、自分が嘘をついて公開するのはどんなケースか。
・周りに問題のような人はいるだろうか。
・その人たちはなぜそのように考え、行動するのだろうか。

というように具体的な疑問を想定し、Q&A方式でメモを取ります。

ポイントは、疑問→答え→それに対する疑問→答えというように、「なぜの連鎖」をしてどんどん深掘りしていくことです。深掘りすればするほど、より客観的な事実(真実)に近づきます。

6つの視点を持つ!

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初回公開日:2018年04月12日

記載されている内容は2018年04月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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