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寝返り返りの練習方法・いつから・教え方|できない/ずりばい

更新日:2024年08月13日

「寝返り返り」という言葉を聞いたことはありますか。子育てを経験した方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。寝返り返りは赤ちゃんの成長過程で見られる動作です。いつから寝返り返りの練習をするのか、寝返り返りの教え方についてご紹介していきます。

生後2ヵ月の赤ちゃんは、まだしっかりと首が座っていません。寝返り返りの練習を始める必要はありません。うつ伏せにしておくと、体を左右に揺らしてバランスを崩し、頭の重みが相まって寝返り返りができてしまう場合も多いでしょう。

この頃の赤ちゃんに必要なのは寝返り返りの練習ではなく、うつ伏せの練習です。うつ伏せの練習は首座りに必要な筋力が鍛えられ、肺が強くなるといわれています。

3ヵ月

生後3ヵ月になると、早い子で首がしっかり座る子もいます。自分で首を自由に動かせるようになると、寝返り返りの練習を始めても大丈夫でしょう。しかし、無理は禁物です。うつ伏せの状態にしても首をしっかりあげて首を動かすことができない場合は寝返り返りの練習をする必要はありません。

この頃の赤ちゃんは「寝返り返り」よりも「寝返り」の練習をしている子が多いです。この頃に「寝返り返り」ができるのは、うつ伏せの状態からバランスを崩した「寝返り返り」のパターンがほとんどでしょう。

5ヵ月

生後5ヵ月になると、ほとんどの赤ちゃんは完全に首が座ります。この頃から「寝返り」をマスターする赤ちゃんも増えてきます。「寝返りはできるようになったけれど、仰向けの状態に戻ることができずに泣いてしまう」という赤ちゃんには、寝返り返りの練習を始めると良いでしょう。この時期が最も寝返り返りの練習を始めるのに最適な時期です。

6ヵ月

生後6ヵ月は、早い子では腰が据わってくる赤ちゃんもいます。ずりバイを始める赤ちゃんも増えてくるでしょう。寝返り返りを全くしなかった赤ちゃんでも、寝返り返りの練習をしてあげると、すぐにマスターしてくれる赤ちゃんも多いです。

寝返り返りの教え方とは?

寝返り返りを教えるには、まずは寝返り返りをする感覚を覚えさせてあげることから始めましょう。赤ちゃんをうつ伏せにしたら、赤ちゃんの腰を優しくゆっくり左右に揺らします。赤ちゃんの腕が伸びていればコロンと転がって寝返り返りが成功した状態になります。

転がりにくい場合は、お布団の下に座布団を入れるなどして少しだけ坂を作ってあげると転がりやすくなります。歌を歌ったりしながら遊び感覚で楽しく寝返り返りの練習をしてあげましょう。

寝返り返りを始めたら注意すべきこととは?

赤ちゃんが寝返り返りを始めたら、頭の強打に注意しなければなりません。赤ちゃんの意思でゆっくりとする寝返り返りならまだ心配はいりませんが、バランスを崩して頭の重さで勢いよく倒れてしまう寝返り返りは、頭を地面に強く打ちつけてしまう恐れがあります。

自分で移動できない赤ちゃんであれば、ベビー布団やカーペットの上で衝撃を防ぐことができます。しかし、ずりバイができる赤ちゃんはいろんなところで寝返り返りをするので注意が必要になるでしょう。

ジョイントマット

赤ちゃんが移動できる場所にはジョイントマットやコルクマットを敷くことがおすすめです。ジョイントマットやコルクマットは、寝返り返りの時期だけではなく、お座りを始めた時期やひとりで立ちはじめた時期の急な転倒で起こる怪我も防いでくれます。

3歳くらいまでは転ぶことも多いので、ジョイントマットやコルクマットを敷いておけば安心です。バタバタと走り回る子供の足音への防音効果もあるでしょう。

カーペットと違って、ジョイントマットやコルクマットは自分でカットしてサイズ調整が可能です。カーペットなら飲み物をこぼしたら洗濯する手間が必要ですが、ジョイントマットやコルクマットならサッと拭くだけでいいので楽です。

ジョイントマットやコルクマットは一度購入しておけば0歳から5歳くらいの長い期間使うことができます。怪我を防げて防音効果もあり、赤ちゃんから幼稚園児くらいの小さいお子さんがいる家庭に最適でしょう。

寝返り返りは必ずしも必要なのか?

寝返り返りは、必ずしも必要な成長過程かといえば、実はそうではありません。寝返り返りができるメリットとしては、窒息事故の防止になることと赤ちゃんが寝返りの後に自分で仰向けに戻れるという2点くらいです。寝返り返りができない場合のその2点の対処法を見ていきましょう。

窒息の危険

就寝中に寝返りをうった赤ちゃんが、布団に埋もれてしまい窒息死してしまう事故が過去に起こっています。首が座りかけの状態の赤ちゃんでも、中には寝返りができるようになっている子もいます。そんな赤ちゃんが、お母さんやお父さんの布団で一緒に寝ていて寝返りをうったまま仰向けに戻ることもできず、首をあげることもできずに亡くなってしまいました。

お母さんやお父さんが赤ちゃんを見守ることができる時間は安心です。しかし、就寝中まで赤ちゃんの様子を見張るのは不可能です。お母さんもお父さんも安心して眠るためには、赤ちゃんが寝る寝具やその周りに気を付ける必要があります。

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初回公開日:2018年04月04日

記載されている内容は2018年04月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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