眼鏡処方箋の費用の目安・どこでもらえるのか・必要か・保険
更新日:2024年07月22日
眼科処方箋や検査や診療については保険が適用されます。また、コンタクトを使用するときの注意事項で3か月ごとに定期健診を受診するように推薦されていますが、その定期検査も保険が適用されます。
眼鏡やコンタクトについては保険は適用されません。例外として小児の弱視や斜視、先天性白内障手術後などの屈折矯正などの治療用としても治療用眼鏡などは保険が適用される場合があります各都道府県や市や区町村に問い合わせするか、眼科で受診される際に各自でご確認されることをします。
眼鏡処方箋の見方
眼鏡処方箋になにが書かれているか確認されたことがあるでしょうか。眼科処方箋は専門用語が並べられているため、素人が見てもいったい何が書かれているか読み取れなくて、ご自分の視力や度数がわからない方も少なくないでしょう。実際にどんなことが書かれているのか自分でも少しだけでも確認できるように簡単にご紹介します。
球面レンズという項目(SPH)
球面レンズはSpherical Lensの略でSPH、もしくは(S)と書かれていることが多く、左右で書ける項目がある欄です。この球面レンズとは、近視か遠視か見分けることが可能です。また、近視や遠視の度数のことを表します。
近視の場合にはーと書かれるか、(凹)と記され、遠視の場合には+と書かれるか、(凸)と表されます。符号やマークの後の数字は度数の単位が書かれており、単位は2.5ずつで書かれいます。この数字が多きいほど度数が強くなります。
円柱レンズという項目(CLY)
円柱レンズは、Cylindrical Lanzの略でCYLや(C)と書かれていることがあります。このCYLは乱視の度数を表しています。
円柱軸またはAxisという項目(AX)
円柱軸またはAxisとは、乱視の軸度のことを指します。乱視がある場合はこの欄に角度が記入されます。書き方は0°~180°です。
プリズムまたはPrismという項目
プリズムはPrismまたは(P)と書かれている項目です。プリズムとは斜位と言われている眼位異常の程度を表しています。全ての方に記載されるわけではありませんので、眼鏡処方箋をもらった時に気になる方はお医者様に聞かれることをします。
基底またはBaseと書かれている項目
基底またはBase(B)と書かれている項目があります。Baseはプリズム度数の方向が記入されています。記入の書き方は「IN(BI)」、「OUT(BO)」、「UP(BU)」、「DOWN(BD)」または「内方」、「外方」、「上方」、「下方」と表されます。もしくは0°~360°の角度で表されます。
瞳孔間距離またはP.Dと書かれている項目
瞳孔間距離はP.Dと書かれている場合があります。P.Dとは「Pupillary Distance」を略した言葉です。これは左右の動向の距離を意味しています。
左右が別々に記載されることもあり、合算された数値が書かれる場合もあります。これにより眼鏡を作った際に左右の瞳孔の位置にレンズの中心を合わせて加工することが可能となります。
遠用と近用では数値が違うのが通常で、単位はmmで表されます。
遠用またはFOR DISTANCE
数値などが記入されている項目以外に遠用または「for distance」と書かれている箇所があります。これは遠くを見るための眼鏡での数値を表しています。遠くを見るために必要な度数が書かれています。老眼になるまでは近い場所もこの数値で問題なく見ることができます。
中間用・近用もしくはFOR READING
中間用・近用もしくは「for reading」と書かれている場合は、本や近くを見るための眼鏡の数値を表していることです。近くを見るために必要な度数が記載されますが、この場合どれくらいの距離で対象物を見たいかによって度数を変えることができます。
初回公開日:2018年03月30日
記載されている内容は2018年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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