郵便が誤配で届いた場合の対応方法・開封してしまった時の対処法
更新日:2024年10月31日
郵便が誤配で届いた場合の対応方法は?
郵便局の案内によると、郵便が誤配された場合の対応方法としては2種類の方法があります。これについては、きちんと法律でも定められています。
郵便法第42条(誤配達郵便物の処理)郵便物の誤配達を受けた者は、その郵便物にその旨を表示して郵便差出箱に差し入れ、又はその旨を会社に通知しなければならない。
出典: https://www.post.japanpost.jp/question/193.html |
付せんを貼って郵便ポストへ
1つ目の方法は、郵便物の表面に「誤配達」と記した付せんを貼って、郵便ポストに投函することです。
最寄りの郵便局かお客様サービス相談センターへ
2つ目の方法としては、最寄りの郵便局かお客様サービス相談センターへ連絡し、誤配達があったことを伝えます。
郵便局からの誤配達かどうか確認しよう
注意点としては、付せんを貼って投函したり、郵便局に連絡したりする前に、誤配達されたものが本当に郵便局から届いたものなのかどうかを確認しましょう。誤配達されたものの表面をよく見て「これは郵便物ではありません」「○○メール便」などの記載があれば、郵便局からではありません。この場合、上記の方法で郵便局で処理することは不可能です。
郵便局から郵便受けに配達されるものとしては、ハガキ、定形外郵便、ゆうメール、ゆうパック、レターパックライトなどがあります。
前の住人あてに届いた場合は?
住所や棟室番号は合っているけれど、受取人の名前が違うという場合は、あなたが引っ越してくる前にそこに住んでいた前の住人あての郵便物である可能性があります。そのような場合はどう対応すればよいのでしょうか。
その場合でも、郵便物の表面に付せんを貼り、誤配達である旨を記します。加えて「現在この住所にこの方は住んでいません。転居されました。現居住者は○○です」というような文言を追記しておきます。そのうえで、郵便ポストに投函しましょう。
そうすれば、郵便局のほうで付せんをはがし、返還印を押して、差出人のところへ送り返してくれます。その際に、郵便局のシステムの中で、あなたの住所から前の住人の名前が抹消され、あなたの名前に書きかえられるので、次から同様の誤配が起こることはなくなります。
誤配達の郵便物が複数ある場合は?
前の住人あての郵便物が複数届いている場合、ひとつひとつに上記の文言の付せんを貼らなければならないのでしょうか。
幸いにも、そこまで面倒なことはしなくて済みます。同様の誤配達については、複数の郵便物を輪ゴムでまとめ、一番上の郵便物の表面にだけ付せんを貼ればよいとされています。
面倒がってそのまま捨てたらどうなるの?
郵便局のミスなのに、受け取った側がどうしてそこまでしなければならないのか、と考える人もいるでしょう。誤配を受けても、上記のようにきちんと処理するのが面倒で、そのまま家においていたり、捨ててしまったりということもあり得ます。
しかし、誤配郵便物の取り扱いには、思いのほか注意が必要です。他人の物を勝手に処分したということになると、器物損壊罪や遺失物横領罪として刑法の適用となり、3年以下の懲役あるいは30万円以下の罰金に処せられる可能性があります。郵便物の中身の重要度によっては、さらに罪が重くなることもあり、注意が必要です。
誤配の郵便物を開封してしまったらどうしたらよい?
自分宛でない郵便物を、誤配達と気づかず、うっかり開封してしまった場合はどうしたらよいのでしょうか。
その場合、まずは郵便物を補修しましょう。開けてしまったところを閉じてきちんと貼り合わせたうえで、表面に付せんを貼ります。付せんには、誤って開封してしまった旨と、自分の住所氏名を記入します。
その後、郵便ポストに投函するか、あるいは最寄りの配達局またはお客様サービス相談センターに誤配達があったことを連絡しましょう。
このようなケースに関しても、法律で対応方法が定められています。
初回公開日:2018年04月16日
記載されている内容は2018年04月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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