「オーストリア」の漢字表記は3つもある!隣接国の表記も紹介
更新日:2024年10月21日
「オーストリアってどんな国で、日本とはどのような関係があるの?」
「オーストリアの国名表記に使われる漢字と、その意味を知りたいなあ」
「主要なオーストリア近隣国の名称を漢字で書くときはどんな字を使うの?」
オーストリア共和国はヨーロッパの中央に位置し、歴史的にも経済的にも日本と深い関係がありますが、国の位置やそのような特色を持つ国なのか気になる人もいるのではないでしょうか。
この記事ではオーストリアとはどんな国なのか、日本との関係や歴史について解説します。オーストリアを漢字で書くとどうなるのかやその漢字が持つ意味、隣接する国はどのように漢字一文字で表すのかについても紹介しています。この記事を読むことでオーストリアという国の歴史や漢字表記の意味がわかり、より身近な国として親しみを持てるようになるでしょう。
オーストリアのことを知りたい方、外国名の漢字表記について知りたい方はぜひ参考にしてください。
オーストリアってどんな国?
オーストリアのことはよく知らないけれどウィーンという地名やアルプス山脈、音楽家のモーツァルトやべートーベン、スイーツのザッハトルテなどは知っているという方もいるのではないでしょうか。
これらは全てオーストリアに関するもので、日本でも親しまれています。豊かな自然と歴史ある文化を持ち、観光スポットが多いオーストリアは観光地としても人気です。
ここではオーストリアとはどのような国なのか、基本情報や歴史と文化を紹介します。あわせて日本との関係についても見ていきましょう。
オーストリアの基本情報
オーストリア共和国(オーストリア)はヨーロッパのほぼ中央に位置し、面積の約3分の2をアルプス山脈が占め、周囲をイタリア、ドイツなど8カ国に囲まれた自然豊かな内陸国です。
18世紀には音楽の都として栄え、音楽家のモーツァルトやベートーベンも首都ウィーンを拠点に数多くの曲を生み出しました。
ハプスブルク家が長く統治したことで知られ、マリー・アントワネットがフランスのルイ16世に嫁ぐなどヨーロッパでは大きな影響を与えてきました。しかし第一次世界大戦での敗戦後にドイツに統合され、1955年に永世中立国として再び独立するといった複雑な歴史を持っています。
出典:「オーストリアってどんな国?」2分で学ぶ国際社会|ダイヤモンド・オンライン
参照:https://diamond.jp/articles/-/303257
日本とオーストリアの関係
日本とオーストリアは長年友好的な関係を築いています。
明治政府は1869年に当時のオーストリア=ハンガリー帝国と修好通商航海条約を締結し、外交を開始しました。1873年に開始されたウィーン万博に日本が参加したことをきっかけに、ヨーロッパ諸国に「ジャポニズム」と呼ばれる日本文化が広まったと言われています。
貿易においても両国の関係は深く、オーストリアにとって日本はアジア2番目に重要な相手国といわれ、機械や電気機器の輸出入が盛んです。
数多くの文化交流も行っており、ウィーン少年合唱団は定期的に日本公演を実施しています。オーストリアでは武道や日本食がブームになるなど、関係は良好です。
出典:オーストリアと日本|在京オーストリア大使館
参照:https://www.bmeia.gv.at/ja/oeb-tokio/oesterreich-in-japan/
オーストリアを漢字で表記すると?
新聞やインターネットのニュースなどで「亜細亜(アジア)」「阿蘭陀(オランダ)」といった表記を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
日本や中国、韓国などの漢字文化を持つ国では、世界の地域や国名を略称として漢字で表記するのが一般的です。日本の新聞社や通信社ではルールを取り決めており、統一された表記で報道を行っています。
現在はほとんどの国名に対して漢字が割り当てられており、その中には複数の表記方法を持つ国も存在します。オーストリアには3種類の漢字表記がありますが、それぞれの表記の由来と意味について見ていきましょう。
澳地利
1つめのオーストリアの漢字表記は「澳地利」です。
「澳」という字はさんずいに「奥」のように見えますが、かっこの中は「米」の上に「ノ」がついていることに注意しましょう。
「澳」の意味は「岸から離れた水上」や「水が奥深く入りこんだところ」です。
オーストリアには美しい流れで知られるドナウ川が流れており、「澳」のさんずいから美しい水が豊富な国であることを連想する人もいるでしょう。同じ「澳」を使う国にはマカオ(澳門)があり、この国は水上ショーが有名です。
いずれの国の漢字表記も読み方に漢字の読みを合わせた当て字のため、オーストリアの場合もこの漢字と国の特色との関連は薄いと言われています。
墺太利
初回公開日:2022年08月12日
記載されている内容は2022年08月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。