朗読に必要なテクニックと上達のコツを解説｜読み方のポイントも紹介
更新日：2024年10月26日
朗読が上手くなる本の読み方
作品を決めたら、すぐにでも声に出して読みたくなるでしょう。しかし、まずは作品への理解と共感が必要です。
最初に、読解力を活かしてしっかりと作品を黙読します。ストーリーや場面で想像力を使って考察し、表現力を使って、どういう風に自分の声で作品を伝えるのかを考えましょう。
ここからは、前述した想像力や読解力についてさらに深く解説していきます。
作品を読み込む
1冊の本をなんとなく読み進めるのではなく、様々な角度から何度も繰り返し読んでみましょう。何回も繰り返し読むことに抵抗がある場合は、読み始めにテーマを決めて読むと、新しい発見があり、読みやすくなります。
作品の時代背景、登場人物の感情の移り変わりなど作品の魅力を探してみましょう。
作品について考察を深める
読み始めに決めた「本に対する朗読の課題点」は、読み終わりに書き出してみるのがおすすめです。
文章構成や作品の背景について理解を深めることができます。また、書き出しておくことで、朗読の際の表現を考える参考にもなるでしょう。
このとき、作品の魅力や自分の声を通して伝えたいことを書き出しておくと、作品に対する自分の軸ができます。
どのように表現していくか組み立てる
作品の内容について理解を深めたところで、各章の文章や、単語の1つ1つを聞き手にわかりやすく伝えられる表現方法を考えていきましょう。
作品に対してイメージが固まったら、声に出して読んでみましょう。自分の朗読を、ボイスレコーダーや、スマートフォンで録音して聞き返すと、良かった点や改善点を見つけられます。
朗読が上達するコツ
朗読スキルが上達するためには、押さえるべきコツが数多く存在します。これから紹介するコツを取り入れた朗読は、耳に馴染みやすく、長時間聞いていても聞き手に負担をかけることが少ないでしょう。
ここからは、聞き手が心に残りやすくなる朗読のコツを具体的に3つ紹介します。
間を取る
朗読のコツとして、とても有名で大切なスキルが「間を取ること」です。読点では、必ずしも間を取る必要はありませんが、文末の句点では、必ず間を取ることをおすすめします。
文章の内容を見て、作品の場面が転換した時は、間を取ることで聞き手は情報整理できるでしょう。
間の長さには正解がないため、文章の流れや内容、展開によって工夫が必要です。何度も練習をして、習得していきましょう。
際立たせを意識する
朗読の際、聞き手に強調して伝えたい言葉があるときに使えるコツが「際立たせ」です。間をあけてゆっくりと強めの声量で伝えることで、伝えたいことを際立たせることができます。
その文章の持つニュアンスや、物語の世界観によっても「際立たせ」を使うタイミングは異なるため、練習の段階で様々なタイミングで試してみましょう。
抑揚をつける
間を空ける、音の高さを変える、読む速さを変える、声量を変えて強弱をつけるなど、抑揚のつけ方は様々あります。
前述の抑揚のコツを、朗読する文章で何度も使って行きましょう。どの抑揚のコツをつけるかは物語の文章や世界観によって異なります。
試行錯誤を重ね、録音・聞き返しを繰り返して、最適な抑揚を見つけてください。
さらに朗読を上達させるためには？
初回公開日：2022年08月23日
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