平泳ぎのキックのコツやポイント・進まない原因・種類・練習方法
更新日:2024年06月20日
背浮きの姿勢で平泳ぎのキックをします。手は体側にします。キックで引きつけるときにかかとが手に触れるようにします。この時に、水面から膝が出ないようにしましょう。膝が出てしまうのは股関節が必要以上に曲がっている証拠です。膝から下のみを曲げるイメージを強く持ってキックをします。
片足キック
片足ずつ交互に平泳ぎのキックをしていきます。水中に潜ってストリームラインを組んで行ってもかまいませんし、ビート板を使ってもかまいません。片足ずつなので足の裏でしっかりと水をつかめていないとなかなか進みませんが感覚を磨くにはとてもいいドリルです。比較的難しいドリルですがチャレンジしてみて下さい。
陸上
陸上で平泳ぎのキックを強化する方法としてつま先スクワットがあります。水中ジャンプと似ているのですが、地面に足をついて膝が90度くらいになるまでスクワットでしゃがみます。立ち上がる時に膝が伸びきってやめるのではなく、つま先立ちになるまでおこないます。足の裏で水をけって最後まで押すという感覚を身につけることができます。
平泳ぎのキックの種類
平泳ぎのキックは基本は同じですが、競技者とそうでない人とでは種類が大きく異なります。平泳ぎは水の抵抗を受けやすい泳ぎなので、抵抗を無くすか残すかが大きな違いになります。
初心者やゆっくり泳ぎの人向け
初心者やゆっくりスイムの人は、足を大きく動かした平泳ぎのキックをします。水の抵抗は大きくなるのでスピードは出ませんが、その分抵抗を感じて浮かびやすくなります。また、大きく動くので初心者でも水をとらえやすいという特徴があります。
競技者向け
競技者の場合、いかに水の抵抗を少なくしてスピードを出すかがポイントになります。そのため、足の引きつけも足の開きも最小限でシャープにキックをします。水の抵抗が少なくなりますが姿勢を安定させたり水をとらえるのが難しくなります。
平泳ぎのキックの教え方
平泳ぎのキックを教える際にポイントになるのは様々な角度から見るということです。プールサイドだけでなく、水中からみたりプールに入って真横からみたりします。そうすることで生徒の動きをしっかり把握することができます。
また、教える際には見本を見せるとわかりやすいです。口で説明することも大切ですがそれだけでは限界があります。適宜見本の泳ぎやドリルを見せて練習を進めてみましょう。
自分に合った泳ぎで平泳ぎを楽しみましょう
いかがだったでしょうか。平泳ぎのキックをうまくなるにはそれなりの練習と時間が必要になりますが、感覚さえつかめればあとは大丈夫です。自分が目指すレベルによっても泳ぎ方は変わってきます。なので、自分に合ったレベルの平泳ぎのキックを身につけて泳ぐのを楽しんでいただければ幸いです。
初回公開日:2018年02月11日
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