「後で」の敬語表現・後での使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年11月15日
「後で」を敬語表現するときの例文を紹介
「後で」を敬語表現した例文と使用するタイミングを紹介していきます。
「後で」は敬語にすると「後ほど」になります。「後ほど」の敬語表現のビジネスでの使用例を挙げて説明していきます。この機会に正しい敬語の使い方を覚えていきましょう。
「後ほど」はビジネスシーンでは、今日中に済ませることはできるが時間がはっきりしない場合などによく使われる言葉です。明日以降に返事ができる場合は「後日」という表現が一般的です。
「後ほど、ご連絡します」
「後ほど、ご連絡いたします」は、結果までに少し間が空くことを敬語で相手に伝えたい場合に使用できます。相手が顧客など、目上の方の場合は以下のように、後に続く言葉を謙譲語に直しましょう。
謙譲語では「差し上げる」という言い方もできますが、こちらは少し使いどころが難しい表現になります。「後ほど、こちらからお電話でご連絡差し上げます」となります。「差し上げます」は「いたします」でも問題ありません。
「後ほど、パスワードをお送りします」
前項で説明した、パスワードの別送信を敬語で伝えたい場合に使用することができる「後で」の敬語表現です。
もちろんこちらも、謙譲語にしたい場合は「お送りいたします」と直すことができますが、こちらは「差し上げます」は不自然な文章になってしまうため使用は避けてください。
また、次の項でも登場しますが「後ほど」を「別途」に置き換えて使うこともあります。
「では、後ほど」
一度、別れて数時間後にまた会う場合に「では、後ほど」という表現がされます。
これはかしこまったビジネスシーンというよりは、カジュアル的な内容の場面でよく使われる敬語表現です。後で会いましょう・連絡しますなどの意味で気軽に使用することができる「後で」の敬語の使い方です。
時間を指定するほどではないが、しばらく後に会ったり連絡を取り合ったりする場合によく使われる表現です。
「後ほど、お伺いします」
「後ほど、お伺いします」は後で訪問させていただきますという意味の敬語表現です。
「お伺いします」は二重敬語ですが、一般的に使用されている表現なので、ビジネスシーンではよく使われています。「伺います」でも敬語としては正しい表現になります。「尋ねます」や「参ります」を使っても同じような意味になります。
「お伺いさせていただきます」は避けた方がよいでしょう。
「後で」を別の敬語表現したい場合の例
「後で」を別の敬語表現したい場合の例をご紹介していきます。
「後ほど」ではしっくりこない場面があります。そこで「後で」という言葉を別の言葉に置き換えた敬語表現の例文を挙げていきますので、詳しく見ていきましょう。
「後ほど」以外の「後で」と同じ意味の敬語表現はたくさんありますが、ひとつひとつが微妙に違うニュアンスをもっています。以下の例文を参考にして、ビジネスシーンで使い分けていけるようになりましょう。
「別途」
「別途」の敬語の例として「パスワードは別途FAXでお送りいたします」という文を挙げておきます。
メールや電話で連絡をして、資料をFAXや郵送やメールで「後で」送るときに使用します。「後で」よりも期日があいまいです。こちらもあまり時間を開けると相手に不信感を与えてしまいます。
もし、後日となってしまう場合は、その旨も敬語で伝えておきましょう。
「改めて」
「改めて」の敬語の文章の例として、「正式な結果がわかり次第、改めてご報告いたします」を挙げておきます。
途中経過の連絡をするときなどに使用します。相手が連絡を催促してくる場合などは、あくまで途中経過ということを知らせるために、連絡の最後に「後で」最終結果を知らせすると念押ししたい場合に使える敬語です。
「後日、改めてお詫びに伺わせていただきます」なども「改めて」の敬語表現です。
「追って」
初回公開日:2019年10月01日
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