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2017年11月03日

卒論のコピペでの注意点や対処法|引用/参考文献/基準・チェック

近年のインターネット技術やパソコンの発展によって簡単に情報収取が可能になり、他者の文章を簡単にコピペできるようになりました。結果的に卒論においてコピペが蔓延し社会問題にもなりました。こちらでも卒論のコピペの事情やコピペの定義について事例を交えご紹介します。

卒論でコピペにならないための注意点と対処方

昨今、インターネットの発達によって簡単に情報を収集することが可能になりました。またMicrosoft Word などのワープロソフトの出現によって楽に文書を作成することができるようになりました。それに伴い、卒論を取り巻く環境もかなり変化したともいえます。

特にパソコンを使用した文書作成は、コピーと貼り付けが簡単に行うことができるため、卒論の「コピペ」が、蔓延する事態を招きました。もしも卒論がコピペと疑われた場合には、卒論が受理されず、卒業することができなくなる場合もあります。せっかくの大学生活を無駄にしないためにも、正しい方法を覚えてコピペと疑われない文章を作成できるようになりましょう。

そもそもどこまでがコピペ?

そもそも、何をしたらコピペと呼ばれるのでしょうか。コピペはそもそも以下のような意味です。

[名](スル)コンピューターで、文章・図形などのデータを指定して複写し、それを他の位置に転写(ペースト)すること。コピペ。→カット‐アンド‐ペースト

出典: https://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%26%E... |

主に、文章や画像のデータをそのまま取り出して他にそのまま貼り付けといった意味合いになります。卒論に置き換えると、「どこかから調べた文章」を「そのまま卒論に書き写す」といった意味になるでしょう。

しかしながら、卒論を執筆する上で、すべて自分の考察のみで書くことは困難であり、何かしらの先行研究なり書籍なりを参考にすることは必須です。

多くの原著論文でも同じく先行研究の知見をそのまま記載することはあります。しかしそれは「引用」という正しいプロセスを踏むことで許されています。引用にはルールがあり、ルールから外れた引用はコピペや盗作、剽窃として扱われるのです。

文章を少し並べ替えたり、少し表現を変更した程度はコピペの範疇に含まれるでしょう。最近では、インターネット上の文章と卒論の文章が類似しているかどうかを調べるソフトウェアも開発されており、ちょっとした小細工はすぐにバレてしまいます。

引用とは

卒論のコピペでの注意点や対処法|引用/参考文献/基準・チェック

引用は、コピペとして扱われない正しい手法です。引用は著作権法32条にも記載されており、認められています。

第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
2 国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
(教科用図書等への掲載)

出典: http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/... |

上記の条文から抜粋すると、研究や報道などでは、引用することは認められていることは明確で当然、研究の範疇に卒論も含まれるでしょう。したがって、引用という形式で他者の意見を記述することが可能です。

引用には守らなければならないルールが何点か存在します。
①引用部分を勝手に改変しない
②引用部分と自分の意見の部分がはっきりと分ける
③引用部分が自分の意見より多くならない
④出典元を明確に記載する
⑤引用しなければならない理由がある

上記の5点が基本的な原則になります。

まず①についてですが、引用元の文章を一切改変しないことが大原則です。なぜなら改変するには著作者の許可が必要だからです。引用するのであればカギ括弧などで、引用部分がわかるように記載しておくことが、意図しない改変を予防するだけではなく、②の見やすさにも直結します。

③についてよくある事例として、文章量が足りないために、引用を多用する点です。こういった卒論は、自身の意見がほとんどなく、文章の大半がだれかの引用になる傾向があります。

卒論は自身の考えを述べることが大原則ですので、他者の意見ばかりの卒論は、コピペ以前に意味の体をなさないものになるでしょう。引用するのであれば、地の卒論のうち、10-20%程度に留めるのが良いです。この点に配慮することが可能ならばおのずと⑤についても問題なく対応できるでしょう。

④は、卒論の体裁にもよりますが、一般的な手法として、卒論の巻末に引用・参考文献リストを作成することが挙げられます。こちらについては後述でも述べますが、学校や論文によって必要となる情報が異なりますので、要綱を十分に確認する必要があるでしょう。

引用・参考文献の一般的な書き方

前述でも述べたように、引用・参考文献をリストとして書き上げることは引用としての体裁をなす上で必須項目といえるでしょう。こちらでは、卒論における引用・参考文献の一般的な記載方法について簡単にご紹介します。

書籍の場合:
著者名. 書籍タイトル. 出版地, 出版社名, 出版年, 該当ページ番号

原著論文の場合:
著者名(3名までは記載、それ以降は...他と記載). 論文タイトル. ジャーナル名. 巻号: 該当ページ, 出版年

webサイトの場合:
情報元(内閣府、文部科学省など), サイトタイトル, URL, アクセス日

引用として使える出典元の基準

出典元として使える資料の基準の一つとして、その資料の信頼性が挙げられます。信頼性のない資料を引用としてコピペした所で、信用のない卒論が完成するだけです。無駄な作業にもなるので、選定の段階から十分に検討しましょう。

一番信用できる資料は、論文や書籍などの出版物です。多くの出版物にはISBNコードが発行されており、出版物かどうかの判断に十分使用できるでしょう。また出版物の信頼姓を判断する上で、著者名をしっかりと確認する必要があります。著者のこれまでの経歴を踏まえて書籍や論文の内容を検討する癖をつけましょう。

webサイトについてですが、こちらは情報元がオフィシャルなものを選択しましょう。例えば統計データなどや白書などの報告書を引用したい場合には、内閣府や厚生労働省などの政府関係のHPから引用するのが良いです。

目次や要約の引用について

卒論で目次を引用することはあまり無いでしょう。しかし、もし引用する場合には、当然目次も著作物にあたるので引用のプロセスに則って記載します。

また要約やレビューといった、情報が集約された媒体から引用する場合があるでしょう。その際には、事前に孫引きをして、元の論文なり書籍を確認する必要があります。

コピペがバレたら...

小保方氏のコピペ論文騒動からもわかりますが、バレたら大変なことになるのは自明でしょう。コピペもバレなければ楽でしょうが、バレた場合にはしかるべき処分が下ることは当然です。結果的にコピペをしないほうが楽な場合がほとんどですので、決して行わないようにしましょう。

卒論のコピペで留年のパターン

ありがちなコピペのパターンとして、コピペした卒論が受理されず卒業単位が取得できないという例が挙げられます。その場合は当然再提出などできるはずはないので、卒業案件を満たさず、留年となるでしょう。せっかく内定を取っていたとしても無駄になってしまいますので注意しましょう。

卒論のコピペで退学のパターン

卒論のコピペがバレて留年した場合に、次年度卒論をちゃんと書こうする人もいるでしょうが、次年度に教授たちが受け入れてくれるかについては疑問です。コピペの前科は教授や学務の信用ゼロの状態です。そんな状態でまともに卒論を書き上げることができればそれは大したことでしょう。

大抵の場合は、次年度も書き上げられずに留年、そして自主退学というパターンが王道です。せっかくの大学生活が事実上なかったことになるので、そうなる前に頑張るように心がけましょう。

卒論のコピペで停学パターン

卒論は4年生に書き上げることが多く、卒論のコピペで停学のパターンはあまり聞きません。しかし卒論に限らず、レポートでコピペを行い停学となるパターンは十分あり得るでしょう。普段のレポートから引用を意識して書くように注意を払うことが大切です。

いろんな大学のコピペ事情

卒論のコピペでの注意点や対処法|引用/参考文献/基準・チェック

情けない話ではありますが、本邦で卒論のコピペの事例はたくさんあります。いくつか戒めとして紹介しますので、そうならないように気をつけましょう。

京都産業大学の例

極端な例ですが、この事例では他人の卒論を丸まんまコピペして自分の卒論として提出した例です。しかもこのことはブログでバレており、自業自得としかいえません。コピペのレベルが全然違いますが、悪いことをするとバレる良い例なので気を付けましょう。

早稲田大学の例

早稲田大学には、過去の先輩の実験レポートやデータや卒論などが大量に蓄積され、レポ対のように出回っており、簡単にコピペできてしまいます。小保方氏の例のようにコピペで作成する文化が残っているのでしょう。今後はコピペに対してより厳しくなるでしょうから、改善されることが期待されます。

関西大学の例

前述の京都産業大学のコピペ元が関西大学の卒論であるとされています。コピペをするのもコピペを幇助するのも同罪です。学生本人のためにも、レポートや卒論を見せるのは良くないことなのを認識する必要があります。

卒論で人生を無駄にしないために

卒論のコピペでの注意点や対処法|引用/参考文献/基準・チェック

安易にコピペをして人生を無駄にしないようにしましょう。コピペで留年や退学になるのは非常にもったいないです。計画をしっかりと立てて、コピペしなくても間に合う卒論づくりを意識しましょう。

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