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2018年04月09日

大学で電験三種を取得する難易度・科目別の難易度・比較

電験三種の難易度とはどれぐらいなんでしょうか。広い学習範囲と高い専門性から出題されるため、非常に難易度の高い試験とされております。そこで今回は科目別の難易度を紹介します。これから受験を考えている人、受験する人の参考にしていただければと思います。

大学で電験三種を取得する難易度

電験三種の難易度は、工業高校の電気科卒業程度の内容とされておりますので、大学生レベルであれば簡単に合格できるように思えます。しかし、高校電気科程度といってもその難易度は非常に高く、例え大学生であれ文系をずっと専攻してきた方にとっては聞きなれないような専門用語がたくさん出てきますので、相当勉強をしないと合格することは難しいです。

では、電験三種を取得しようとするにはどうすればいいのでしょうか。それは、認定取得か試験に合格するかの二つしかありません。

認定で取得する場合、工業高校・専門学校・大学の電気学科を卒業し単位を取得た人は、3年以上の実務経験を積むことで電験三種の資格を得ることができます。しかし、この認定での取得がそう簡単に得られるものではありませんので、試験に合格して電験三種を取得することをおすすめします。

電験三種の科目別の難易度

ここからは、各科目別の難易度と勉強のポイントについて紹介します。受験しようと考えている方は参考にして下さい。

電力

難易度:易
基礎ができていれば、比較的簡単に取得することができる科目です。
問題の割合としては計算問題が40%、文章問題が60%です。文章問題は幅広い分野から専門知識が必要な内容まで幅広く勉強をする必要がありますが、発電関連、送配電関連は毎年必ず出題する内容になりますので、過去問をしっかり勉強しておけば得点を取ることができます。

計算問題についてはパターンが決まっており、過去問に似た問題がよく出題されていますので、過去問が理解できていれば解ける問題ばかりです。

理論の内容も理解しておこう

計算問題などは理論の知識がないと解けない問題が多く出題されていますので、まずは電気理論を学習してからにしましょう。つまずいた時には理論の参考書を片手に一度理論に戻ってみることも重要です。そうすることで、より理論の内容も理解できます。

機械

難易度:難
機械科目の難易度は難しいです。
その理由としては出題範囲も広く、専門知識の必要な問題も多く出題されております。また、稀にプログラミングなど機械とは少し離れた問題や、難しい用語も多く使われた問題などが出題されておりますので、苦労する方も多いです。

出題範囲としては、発電機、電動機、変圧器、電動機応用。パワーエレクトロニクス、照明、電熱、電気化学、自動制御、デジタル回路と非常に多岐に渡っておりますので、まんべんなく勉強する必要があります。

機械科目は優先順位を見付けて勉強する

まずは毎年といっていいほど出題される、発電機、電動機、変圧器から勉強を始めましょう。その次に電動機応用、照明、電熱、電気化学について勉強をしましょう。

これらの内容は比較的専門性が高くないため勉強しやすと言えます。その際に、必ず過去問を用いて計算問題にもチャレンジしておいてください。

法規

難易度:かなり難
法規科目は電験三種の中で最も難易度の高い科目です。その理由としては問題数が他の科目に比べて4問少ないことです。これはどういうことかというと、1問に対する配点が高くなりますので、必然的に間違うことのできる問題が少なくなるということです。要は捨ててもいいような問題はないということになります。

問題の割合としては計算問題が約40%、文章問題が約60%となっております。
法規科目で扱われる文章問題としては、電気事業法、電気設備技術基準、その解釈となっております。これらの法令は非常に多く、文章も難しいためこれらの内容を全て暗記することはほぼ不可能です。そのため、計算問題で得点できることが合格へのカギとなります。

法規の計算問題で点を稼ぐ

法規の計算問題は、毎年B問題で3問出題されます。この中には過去問に非常によく似た問題が出題されていますので、最低でも計算問題は解けるようにしておきましょう。
計算問題が解ければ暗記する項目を減らすことができます。

理論

難易度:やや難
理論科目は計算問題が80%と、電験三種の中では一番計算問題が多い科目になります。

計算問題が非常に多いため、時間配分を間違うと時間が足りなくなって、解けなくなってしまうこともしばしばあります。出題内容としては、過去出題された問題と似た問題ばかりですので、過去問でしっかり学習をしてしっかり基礎を身に付けておけば本番でも解くことができます。

電気の法則をしっかり覚えておこう

なんでも理屈が分かっていないといけないと考えがちですが、電験三種ではそうは言ってられません。電気の法則は山の数ほどあります。目指すは電験三種の合格ですから、理屈ではなく、単純に覚えることに専念しましょう。

電験三種の資格の難易度

電験三種の合格率

では一体電験三種の難易度はどれぐらいないんでしょうか?以下に各年度の電験三種の合格率をまとめてみました。電験三種の合格率としては10%を切っており、超難関試験だということです。

26年度 8.4%
27年度 7.7%
28年度 8.5%
29年度 8.1%

電験三種の科目合格率

次に科目別の合格率をまとめました。科目合格で見ると20%を超えており、いかに一発で合格することが難しいということです。

26年度 30%
27年度 29.5%
28年度 28.9%
29年度 26.6%

合格率が低い理由とは

合格率が低い理由の一つとしては電験三種には受験資格がなく、誰でも受験することができるためといえます。誰でも受験することができるということは、極端に言えば全く勉強していない人が受験しているか、科目合格目的でその科目に焦点を絞って勉強をしている人がいるということです。その証拠に科目別の合格率でみると20%を超えてきています。

みなさんも一発合格を目指さずに、まずはこつこつと科目合格を目指しましょう。

電験三種の二種との難易度の違い

まず初めに電験二種の合格率、試験概要について紹介します。いかに電源二種の難易度が高いということがわかります。

電験二種の合格率

電験二種の試験は一次試験と二次試験に分かれており、一次試験に合格した人のみが二次試験に進むことができます。

一次試験の受験者数は約7,000人~8,000人で、合格者数としては約1,500~1,800人であり、合格率は15~20%となります。

次に二次試験ですが、受験者数は約2,000~2,500人と一気に少なくなり、合格者も約300人と激減します。二次試験の合格率は10~12%ですが、一次試験と二次試験を合わせると、合格率が約3%を下回りますので、電験三種にもまして非常に難易度が高いことがわかります。

電験二種の一次試験

電験二種の一次試験の受験科目は電験三種と全く同じです。難易度としては電験三種と同じぐらいのレベルですが、問題の問われるレベルは深くなっております。よって、電験三種で8割程の得点が取れるレベルがあれば、十分一次試験に合格することができます。

よって、電験三種合格後すぐに電験二種の試験に臨むのがいいでしょう。
忘れてしまった方は、再度電験三種の基礎から勉強しましょう。これをすることで、電験二種の内容も一気に理解を深めることができます。

電験二種の二次試験

続いて二次試験ですが、難易度としては一気に上がります。
一次試験では選択問題だったのに対して、二次試験では計算問題と論説問題の2種類の問題が出題されます。

計算問題では、計算式と答えを全て回答し、論説問題では選択問題ではなく、記述式になりますので、内容をしっかりと理解をしていないと回答できない問題ばかりになります。

このように一次試験から二次試験の難易度は一気に上がり、たとえ一次試験を突破しても二次試験を突破するのは至難の業です。

電験三種とエネルギー管理士との難易度の違い

エネルギー管理士の電気分野では、電験2.5種といわれるぐらい、電気分野の中では比較されることの多い資格です。そこで今回は、その電験三種とエネルギー管理士の難易度を比較してみました。

エネルギー管理士とは

電験三種もエネルギー管理士も、試験科目はともに4課目で、同じように科目合格制度があります。合格点は、エネルギー管理士が6割と固定ですが、電験3種は5割~6割程度と年度によって変化します。また、エネルギー管理士は、電気分野と熱分野に分かれています。

難易度の比較

電験三種の合格率は平均8.3%と10%を切っておりますが、逆にエネルギー管理士の合格率は平均23.2%と20%を超える合格率なんです。(エネルギー管理士の合格率は熱分野・電気分野の合計です)

この合格率だけを見るとエネルギー管理士の方が電験三種よりも合格率が高いので、難易度が低いように感じます。しかし、エネルギー管理士はマイナー試験であり、受験者のレベルが高いため合格率が高いんだという声があるのも事実です。

よって、一概にエネルギー管理士の方が難易度が低いとは言い切れません。

試験形式の違い

もう少し深掘りしてみました。試験形式の違いについてご説明します。

エネルギー管理士の文章問題では、文章問題中の空欄のうち一つでも正解がわかれば部分点がもらえます。

一方、電験三種は5択です。二つほど空欄の答えがわかれば、全く知らない問題であっても選択肢は絞られて正解を導ける可能性もありますが、仮にそれが間違っていたとすると、点数がもらえません。

電験三種と比較すると、エネルギー管理士の方が部分点がもらえる分、点数が取れやすいと言えます。

電験三種と気象予報士との難易度の違い

気象予報士は合格するには、勉強時間としては2500時間必要とされています。偏差値も63ほどです。

一方電験三種の勉強時間としては2000時間、偏差値としては53になります。

ちなみに、電験二種の勉強時間としては3000時間、偏差値としては64ほどです。
このように、資格の難易度としては電験二種と同じぐらいだということになります。

しかし、気象予報士は職業にするのが難しい仕事になります。気象庁に就職するかお天気キャスターになるかですが、どちらも狭き門のため、お天気マニアで終わってしまう方がほとんどです。

電験三種の需要は高まっている

電験三種は工業高校の電気科卒業程度のレベルと言われております、難易度は高く、長時間勉強する必要がある資格です。

一方で取得ができれば、会社からも業界からも活躍の場が一気に広げることができる資格です。資格がないと受電設備の保守・管理を行うことができないので、多くの企業から需要が高まっていますので、就職や転職に有利になることもあります。そのため、時間がかかってでもなんとしてでも手に入れたい資格の一つです。

必要なのはほんの少しの努力と諦めない力だけです。諦めずにコツコツを積み重ねることで、きっと手に入れることができます。みなさんも諦めずに頑張って下さい。

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