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2018年03月14日

考察の書き方と例文|論文/医療系・書き方の構成・実習の場合

考察を書く場面は、卒業論文のみならず多く存在します。考察を書くのは非常に労力が必要な作業ですが、一度書き方をマスターすることができると非常に楽です。こちらでは、簡単な考察の書き方について、シチュエーション別に紹介していきましょう。

上手な考察の書き方とは

学生生活の間においては、文章を書くことは避けては通ることができない課題です。特に大学生や大学院生にもなると、多くの場面でレポートなどの文章を書く機会が多いといえます。そのため、上手な文章が書けるかどうかという点は、大学や大学院の成績を上げるためにも必要不可欠です。

レポートや論文といった文章を上手に書くためには、考察部分が重要になります。考察は、自身の考えや思考のプロセスを記載する上でも、必要不可欠な部分であり、レポートや論文では必ずといっていいほど要求される部分です。

そのため、上手な考察の書き方をマスターすることは、上手なレポートを書く上では、避けては通ることができません。また考察を上手く記載することができると、レポートや論文の評価はより高まるともいえ、書き方をマスターすることが全く無駄になることは決してありません。

こちらでは、考察の上手な書き方について簡単に紹介します。

上手に考察を書くためにはレポートの構成がまず重要

考察はレポートや論文では、自身の考えを述べる項であるといえるでしょう。そのため考察の上手な書き方をマスターするためには、考察の下地となる考察より前の文章を上手に記載する必要があるといえるでしょう。

なぜなら、考察は前の文章を受けた上で書く必要があるからです。考察に至るまでの背景から方法、結果に至るまでのプロセスをしっかりと受けた上で、破綻の無い内容を書くのが考察の上手な書き方のコツであるともいえます。

したがって、レポートの上手な書き方としては、考察のみの書き方に終始するのではなく、レポート全体を広く見渡し、全体の流れを損なわない書き方が求められます。

上手な考察の書き方の構成

上手な考察の書き方には、一定の型があります。どういったレポートや論文であったとしても、考察の書き方の基本的な部分には共通する部分が多くあります。そのため、書き方のコツさえ掴んでしまえば、多くの文章の書き方をマスターすることにもつながるといえるでしょう。

こちらでは、考察の基本的な書き方の構成について例文を交えていきながら紹介していきましょう。

考察の最初の部分は、結果のサマリーを書く

どのようなレポートや文章を書く場合であっても、文章の導入部分というのは、読者の文章への興味を引く上でも非常に重要であるといえます。導入部分が読みにくい文章は、その時点で読者の読む意欲が薄れてしまい、最後まで読まれなくなることが多くあります。

したがって、レポートや論文などといった特に研究に関係する文章の場合には、自身の考えを伝える考察部分を読者に伝える必要があるため、導入部分は非常に重要になります。

考察の導入部分における一般的な書き方としては、まず第一段落として考察に至るまでの研究や実験の結果を完結に記載するのが分かりやすいといわれています。特にデータの数が多い場合や実験内容が複雑な場合には、考察を述べるの必要な材料がわかりやすく記載される書き方が求められます。

考察の冒頭部分の構成

構成の例としては、まず第一にレポートや論文の結果の内容を簡潔に記載する書き方が求められます。ただし、実際の数字や統計学的な値については、考察の冒頭部分ではあまり詳しくは求められません。

考察の冒頭部分では、結果の値がどういったことを意味するかといった文章の構成が求められます。そうすることによって、読者に対して著者が研究や実験の結果をどのように読み取ったかを初めに示すことができるからです。

あまり良くない書き方の例としては、結果の文章をそのまま考察に書いてしまうパターンです。例えば、実測の数値を記載するだけ、統計結果を書いただけといった書き方が相当します。この書き方をしてしまうと文章がくどくなるだけではなく、情報としても新規性がないため意味のない文章として捉えられてしまうことが多いでしょう。

考察の冒頭部分の書き方における良い例

考察部分の書き方の良い例としては、結果を踏まえた上で著者の結果の解釈が追記された文章が良いでしょう。そうすると後に続く考察の内容が読者にすんなりと入っていきます。

例えば、「本実験では、○○と▽▽を比較した時に○○の方が××であった。」という文章になります。この文章の書き方としては、実測値や統計の値は必要ありません。実測値と統計の値を踏まえた上での解釈が求められます。

そして重要な点としては、考察の冒頭部分で結果のすべてについて上記のような書き方で書いてしまうことが必要です。考察の後半で徐々に小出しにする書き方ですと読者が混乱していまうからです。

考察は結果のひとつひとつを段落分けして記載する書き方が必要

先ほどの冒頭部分については、いわゆる考察部分における目次の役割を果たします。読者に対してこれからこれらの結果について考察を述べていきますという紹介に当たるともいえるでしょう。

そして、考察部分で重要になるのが、冒頭以降の文章になります。先ほどの冒頭部分とは異なり、結果の内容だけでこの部分を書ききることは困難です。なぜなら自身の考えだけの考察には説得力が無いからです。レポートや論文における考察の大前提として、先行研究との比較というのが必要不可欠になります。

また、二つ目に重要になるのが、段落分けです。基本的に一つのまとまりを持った考察を複数の段落に分けて記載する書き方が求められます。なぜなら、考察が段落を跨いで散漫に記載されるのは読者の混乱の元になるからです。

考察の内容の書き方の例について

考察の内容の書き方については、ある程度の構成が決まっています。こちらでは書き方の一例について紹介していきます。

考察の内容については、まず段落の文頭に結果殻の著者の考えや仮説をまず記載します。例えば「○○の結果が得られたが、これには××が関係している可能性が考えられる。」といった文章がその一例になります。

考察の文頭に書く内容が決まった場合には、その考察内容を支持するような先行研究の内容を紹介する必要があります。構成の例としては、「~が考えられる。○○らの先行研究では××であると述べられており、本実験の内容を支持する結果であるといえる」といったのが一例になります。

先行研究を文中で使用する場合には、適切な引用のプロセスをもって使う必要があります。引用の方法については、レポートや論文によってフォーマットが違うので体裁を事前に確認する必要があるでしょう。

結論について

結論については、考察の文末の段落に記載することが一般的です。結論については、考察部分とは異なり、冗長に記載する書き方はあまり好まれません。結論の書き方で重要なのは簡潔さであり、考察の各段落の内容について端的に記載する必要があります。

そして結論部分の書き方として最も必要なのが、レポートや論文の内容全体がわかるような記載です。例文としては「本実験では○○を目的に□□の実験を行った。その結果として××が得られ、この結果には△△が関係している可能性が示唆された。」という書き方の構成が一般的であるといえるでしょう。

ケースレポートやケーススタディ

看護やリハビリの実習では、ケースレポートやケーススタディと呼ばれるレポートが課されることが多いです。これは担当患者の治療の介入結果などを考察する内容のレポートであることが一般的です。

この場合についても、書き方の基本的な構成は他のレポートに類似しています。書き方の例としては「○○の疾患の患者さんに対して、××の評価を行い、◆◆だったので、□□の介入を行った結果、△△であった。これにはーーが関係していることが考えられた。」というのが概要になり、こういった概要に検査結果や考察内容、介入内容を書き加えることが一般的です。

実際の論文の考察の書き方

では実際に卒業論文などの場合にはどういった考察の書き方が求められるのでしょうか?こちらついては、基本的な書き方は文系、理系問わず共通している部分が多いといえるでしょう。こちらでは、それぞれの論文の考察の書き方について簡単に紹介していきましょう。

理系の場合の書き方

理系の場合には、先述の考察の書き方とほとんど変わりありません。実験結果を踏まえて、この結果についての自身の考えについて、先行研究と比較しながら自身の行った実験の意義や新規性について述べる必要があります。

文系の場合の書き方

文系の場合には、理系と異なり実験を行うことはあまりないといえます。ただしアンケート調査などの社会学的な実験の場合には、理系の考察の書き方とほぼ同じになります。

実験や調査を行わない場合についても、基本的な構成は変わりありません。作品や判例を読み自身の考えを述べ、先行研究と比較するという内容がメインになるでしょう。

心理学の場合の書き方

心理学の場合には理系と同じように実験研究を行う場合があります。その場合には、理系の考察の書き方とほぼ同じにあたります。

卒論の場合

大学生の場合には、卒業案件に卒業論文の提出が必要な場合が多く、避けては通れない課題であるといえるでしょう。しかし、卒業論文についても、基本的な構成についてはレポート課題や学術論文と変わりありません。

しかしながら、多くの文章を書くことが要求されるので、しっかりのその文章量に耐えうるだけの論文デザインであることが必要になるでしょう。

英語論文の場合

英語の論文を読んだり書いたりすることが、大学の学部4年生や大学院生ではありますが、基本的な考察の構成は日本語と変わりありません。日本語で文章を作製したのちに、自身で英文に訳して書き上げるというプロセスが求められるでしょう。

医療系の考察の書き方について

看護やリハビリの場合には、ケースレポートなどのように考察を書く機会が多く存在します。こちらでは、医療分野の各領域における考察の書き方について簡単に紹介していきましょう。

看護・看護研究

看護の場合には、ケースレポートなどが課題として課されることが多いです。この場合については先述のケースレポートの書き方が一般的でしょう。

また看護研究となると、アンケート調査やインタビューなどが行われることが一般的です。特にアンケート調査の場合には、理系の考察の書き方が相当します。

リハビリ分野

理学療法士や作業療法士、介護などの場合には、ケースレポートや論文、学会発表を行う場合があります。これらの領域におけるレポートや論文については、かなりの部分で共通しています。

ケースレポートの場合には先述のケーススタディやケースレポートの項の書き方が行われることが一般的です。また論文については、心理学領域で行われている考察の書き方とほぼ同じであるといえるでしょう。介入や実験を行う場合が多いので、理系の書き方も参考になります。

年代別の考察の書き方

年代別によっても求められる考察のレベルが異なるといえるでしょう。こちらでは、年代別の考察の書き方について簡単に紹介していきます。

小学生

小学生の場合には、自由研究などで考察が必要になる場合があります。しかし小学生の段階では、自身の興味を持った内容について思いのままに記載するレベルで問題ないでしょう。

中学生

中学生になると、理科などの実験のレポートを書く場合があります。この場合には、考察というよりかは、実験のプロセスを学ぶことがメインですので、考察までたどり着かない場合もあります。結果も原因もわかっている内容を行うことが多いので、考察のしようがないケースもあります。

したがって、中学生のレポートの場合には、自身の考察というよりかは、結果と結果を生じさせる原因についてしっかりと記載できるようにしましょう。

高校生

高校生になると、多くの授業でレポートが課される場合があります。社会などの場合には、文系のレポートの考察の書き方が参考になるでしょう。論文まではいかなくても、書籍を参考にする場合はあります。

大学生-社会人

大学生や社会人の場合には、しっかりとした体裁のレポートや論文が求められます。その場合には学部や実験内容、実習かにもよって考察の構成が微妙に異なることがあるので、状況に合わせた考察の書き方が求められるでしょう。

実習の考察の場合

実験などの実習が授業である場合には、レポート課題が課されることが一般的です。こちらでは実習のレポートにおける考察部分の書き方について簡単に紹介していきましょう。

実験

実験内容については、授業であらかじめ決められることが多いです。この場合には、実験の介入の内容が指し示す意味などについて把握することで考察に活かすことができるでしょう。

仮説の検証

特に医療系の場合には、仮説の検証というのがケースレポートなどでも求められることがあります。これは実際に検査した内容から、原因を考えだし、それに合わせた内容の介入を行うことでその効果を検証します。

検証するというプロセスで考察が必要になります。こちらについては、理系の書き方が参考になるでしょう。

調理実習

家庭科の授業の場合には、調理実習が行われることがあります。レポート課題が課された場合には、完成した料理の結果について、何がおいしくなった要因か、何が悪かったのかという点について考察するといった内容になるでしょう。

相関について

特にアンケート調査などの場合には、相関分析という処理を行い、結果を出すことがあります。エクセルでも行える簡単な解析なので、使う機会が多いです。この項ではこの相関分析について簡単に紹介していきましょう。

相関分析について

相関分析とは二つの指標の関係性を検証するときに用いる解析です。この解析はアンケート調査や大規模調査などで用いられる手法です。

例えば年齢と身体機能との関係を見たいといったときに、相関分析では年齢の指標と身体機能を表す指標(握力など)との関係性を検討し、相関係数というものを計算します。

相関係数

相関係数は一般的”r”と表現されるのが一般的です。この指標は、関係性の強さを示す指標であり、-1~1までの範囲で表されます。相関係数は1若しくは-1に近いほど関係性が強いといわれいます。

相関関係について

相関関係については、先ほど紹介した相関係数の他に、有意水準と呼ばれる指標を併せて検討する必要あります。有意水準は一般的にpと表されるのが一般的です。

この指標は、相関分析を例にすると、相関分析によって得られた相関係数が統計学上本当に意味がある数字なのかを表します。これについては、測定した対象者のサンプルの数にも大きく影響するため、一概に相関係数が高いから統計学上意味があるとはいえません。また逆に相関係数が低いにも関わらず、統計学上意味がある数字であうと判断される場合もあります。

したがって、相関分析を行う時には、相関係数と有意水準を併せて検証し、本当に自身の考察で述べたいことが述べられる結果になっているかを確認する必要があります。

考察を書くことは難しいがコツをつかめば楽になる

考察を書くのは、非常に難しいことです。自身の考えを記載するということは、社会人になっても多くの場面で求められるスキルであるため、避けては通ることができません。

しかしながら、考察の書き方や構成、体裁のルールさえ一度学習してしまえば、ある程度の形式が決まっているため、楽に書くことが可能になります。特に考察は、書く回数を重ねることによってより洗練されるため、最初の数回を乗り越えるまでが大変です。

一度考察の書き方をしっかりと学んでおくことが後の人生をより簡単かつ楽に乗り超えるための手段にもなるでしょう。

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