「フォルム」の意味と使い方・由来|車/建築/ファッション
更新日:2024年11月11日
「フォルム」の意味と使い方
カタログやポスターなどで、「フォルム」という言葉を目にしたことがある人は多いでしょう。「フォルム」という言葉にはどのようなイメージがあるでしょうか。例えば、綺麗なものを表現するとき、または、完成したものを表す時に使われていることが多いのではないでしょうか。
今回は普段何気なく目にしたり口にしたりしている、「フォルム」という言葉の由来や、どのように使われているかを、複数の例をもとに紹介します。
意味
「フォルム」は「事物の形式・形態」のこと、言い換えると「ものごとが存在している時の、外側に現れているかたち」のことを表わす言葉です。
「この車は魅力的なフォルムをしている」や「最新のスマートフォンのスタイリッシュなフォルム」、ポケットモンスターの「フォルムチェンジ」のように使われます。全て「形」で言い換えることが可能ですが、あえて「フォルム」を使うことで、形だけでははない、質感をも表したり、特別なこと、大切なこととして表現していると言えるでしょう。
使い方
「フォルム」はものごとの姿かたちを表す言葉として使います。「靴のフォルム」は「靴の形」、「ヘアスタイルのフォルム」は「ヘアスタイルの質感を伴った形状」、「体を鍛えてフォルムを整える」は「体を鍛えて立体感や厚みを調製する」、「ペットの尻尾のフォルムが好き」は「ペットの尻尾の形や雰囲気が好き」という意味になります。
「フォルム」の意味の由来
語源
「フォルム」の語源をたどると、古代ローマ都市の「公共広場」を意味するラテン語の「Form」までさかのぼります。「フォルム」は町の中心にあり、人々が集まり商売を行う場所でした。大きな都市の「フォルム」は商売だけではなく、政治的、宗教的集会が行われる重要な場所でもありました。
フランス語
「フォルム」はフランス語で「forme」と書きます。意味は「形や形状」を表します。「平面的な形や形状」ではなく、「立体的な形や形状」を意味する言葉として使われます。ファッションの分野で「フォルム」という言葉が多く使われるのは、ファッションが盛んで影響力の大きいフランス語が語源という事が考えられます。
ドイツ語
「フォルム」はドイツ語でも「forme」と書きます。意味はフランス語と同じように「形や形状」を表します。駅のホームを表す「プラットフォーム」という言葉は、ドイツ語では「プラットフォルム」のように発音します。
英語
「フォルム」は英語で「form」と書きます。フランス語やドイツ語から小文字のeがなくなった状態です。意味は同じように「形や形状」を表しますが、発音は「フォルム」ではなく「フォーム」です。日本語でも「フォーム」という言葉は名詞として使われていますが、最近では「フォルム」とは別の意味で使われています。
初回公開日:2018年01月25日
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