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「ロッソ」の意味・用例6つ|イタリア語・ボンゴレロッソ・ビアンコ

更新日:2024年09月13日

皆さんは「ロッソ」という言葉を身近な場面で見聞きしたことはございませんか。この「ロッソ」がどんな意味をもち、どんな使い方をされるべき言葉か、といった疑問を一気に解消する記事がこちらになります。ワインやパスタに興味がある方は必見です。

「ロッソ」とは

街中の飲食店、特にイタリアンレストランでよく見かける言葉があります。「ロッソ」という言葉です。

ところで、皆さんは「ロッソ」とは具体的にどういう意味を持っているのか、また、その由来をご存知でしょうか。

飲食店で見かけることが多いので、漠然と食材に関連した言葉だと理解している方も多いことでしょう。

この記事で「ロッソ」という言葉の意味や由来について学び、知識を広げていきましょう。

「ロッソ」の意味

「ロッソ」とはイタリア語で「rosso」と書きます。「ロッソ」は、形容詞として働く際は「赤い」という意味になり、名詞として働く際は、「赤」もしくは「赤色のもの」という意味になります。

形容詞として働く際には、修飾する名詞によって形が変化します。男性名詞の時は「ロッソ(rosso)」、女性名詞の時は「ロッサ(rossa)」、複数形の時は「ロッシ(rossi)」となりますが、全て「赤い」という意味です。

「ロッソ」の由来

「ロッソ」の語源を調べると、ラテンの「赤い」という意味を表す形容詞、「russus」にたどり着きます。

ラテン語は、遥か昔イタリアのラティウム地方で生まれ、後に古代ローマ帝国の公用語となりました。ローマ帝国が崩壊した後は、キリスト教の公用語として用いられ、それがさまざまな地域に分化し、ヨーロッパ諸国の言語に強い影響を与えました。イタリア語も例外ではなく、多くの単語がラテン語に由来しています。

「ロッソ」の使い方

次に、「ロッソ」がどのように使われているのか具体的に見ていきましょう。意味を説明する際に、男性名詞・女性名詞という聞きなれない文法用語が出てきたので、一瞬ひるんだ方もいらっしゃることでしょう。

今回は、そのままの形で「ロッソ(rosso)」と使う場合の用例を、特に取り上げています。基本形の「ロッソ」の意味と使い方を正確に把握してください。

「ロッソ」の用例

以下に、6つの用例を記します。ここでは、形容詞として使われている場合もすべて変化することなく、そのまま「ロッソ」と使われています。また、イタリア語としてではなく、和製イタリア語のように使われている例もあります。

具体的にどのように使われているのか、ひとつひとつ確認し、「ロッソ」という言葉への理解を深めていきましょう。

1「ロッソトマト」

「ロッソトマト」とは、ブランドトマトの商品名です。日本語の「トマト」にイタリア語の「ロッソ」を組み合わせた造語です。品種名ではないので注意しましょう。

「ロッソトマト」は、愛知県で生産されているフルーツトマトの一種で、とても甘いという定評がある希少なトマトです。生産者が4名しかおらず、生産量がとても少ないので、なかなか手に入りません。運よく巡り合った時は、ぜひ手にとってみてください。

2「ロッソナポリタン」

「ロッソナポリタン」とは、ミニトマトの品種名です。

イタリア人はトマトをこよなく愛しています。そんなイタリア人のひとり、マウロさんが日本の会社とタッグを組んで、日本人の口に合うようなトマトを開発しました。それが、「地中海トマト」というブランドです。「ロッソナポリタン」は「地中海トマト」というブランドトマトのひとつです。

優しい甘さと濃厚な赤色が特徴で、まさに「ロッソ」なミニトマトです。

3「ヴィノロッソ」

「ヴィノロッソ」とは赤ワインを意味しています。「ヴィノロッソ」はイタリア語で「vino rosso」と書きます。

「ヴィノ(vino)」はワインを意味しています。それを形容詞である「ロッソ(rosso)」が後ろから修飾しています。二つ合わせて赤ワインを意味します。

今後、イタリアンレストランに行く際には、ぜひワインメニューを覗いてください。そこには「vino rosso」という単語が踊っているはずです。

4「ボンゴレロッソ」

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初回公開日:2018年01月13日

記載されている内容は2018年01月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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