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「大和撫子」の意味とは?語源・由来・使い方などもあわせて紹介

更新日:2024年08月31日

大和撫子とはよく聞く言葉ですが、どういう意味でしょうか。この記事では、大和撫子について由来や意味、使い方について詳しく説明しています。類義語、対義語についても書きました。記事を読んで、あなたも素晴らしい大和撫子になってみましょう。

それでは「大和撫子」と呼ばれる女性には、どんな特徴があるのでしょうか。言葉の意味を正確に知るためにも、「大和撫子」を目指すにもその特徴が気になります。

ただ見た目が美しいというだけでは「大和撫子」とは呼ばれませんし、日本女性に限られた呼び名でもあります。

  • 芯が強い
  • 物腰や態度が穏やかである
  • 協調性と柔軟性を持っている
  • 礼儀をわきまえており教養がある

1:芯が強い

「大和撫子」と呼ばれる女性に共通する点として、芯の強さがあります。このような女性は信念と言ってもいい軸をもっていて、周囲の意見や、世間のはやりすたりに心が乱されることはまずありません。

精神的に、とても強い在り様です。失敗したり、思うように物事が進まなかったりするときに、自己に向き合い芯の強さを培ってきたと言えるでしょう。

2:物腰や態度が穏やかである

次の「大和撫子」の特徴は、態度や表情が穏やかなことです。人が見ていないところでも、態度や表情は変わることがありません。

また、内面だけでなく外見にも特徴があるのです。外見が派手だったり奇抜だったりすると、大和撫子というイメージは崩れてしまいます。常に楚々とした清楚な服装をしていて、上品で奥ゆかしい雰囲気を持っているという特徴があります。

3:協調性と柔軟性を持っている

たおやかな「大和撫子」の特徴は、協調性と柔軟性があることです。「大和撫子」と呼ばれる女性は、常に周囲と強調して行動することができます。

多くの女性に見られる、我の強さ、自己主張の行き過ぎがそこにはありません。

しかし、周囲に流されるというのともまた違います。自己の信念と違うことであれば、周囲と穏やかに話し合い、トラブルを起こさずに納得させていきます。

4:礼儀をわきまえており教養がある

「大和撫子」の特徴は、礼儀と教養があることです。一般的な礼儀を心得て、立ち居振る舞いが正しく美しくなければなりません。また、内面からにじみ出る教養も必要です。

敬語表現が正しく使えること、頭の回転の良さ、広い範囲の知識を持っていることが期待されます。これらは、学歴が高いという意味ではなく、日々の努力の賜物という意味です。

「大和撫子」の類語・言い換え表現

ここでは、外見だけでなく、内面も美しくたおやかな「大和撫子」の、類語や言い換え表現について解説します。

完全に「大和撫子」と一致する言葉はありませんが、参考にしてください。

才色兼備

「才色兼備」とは、「知的で才能があり、なおかつ容姿も美しい」という意味です。「才」は優れた知能を意味し、「色」は優れた容姿を意味し、「兼備」は兼ね備えるという意味です。

ただ美しいだけでなく、知識や知能、教養を備えていなければなりません。職場で、有能かつ美しい女性に使うこともありますし、結婚式の披露宴で新婦をほめる際にもよく使われます。

「大和撫子」には、たおやかとか、男性を立てるとかの意味もありますので、「才色兼備」がまったく同じ意味とは言えません。

清楚・美人

「清楚」や「美人」も誉め言葉によく使います。このふたつの言葉は「大和撫子」という言葉に含まれていると言えるでしょう。

「大和撫子」にはさらに、内面的な美が含まれますから、これらの言葉は類義語とは言えても、同義語ではありません。

淑やか

「淑やか」という表現もあります。「淑」という字は「善良、美しい、優しい、よい」という意味を持ちます。「淑やか」とはそういった様子を表した言葉です。

この言葉は男性には、まず使いません。一方で「大和撫子」ほど奥深い意味はありません。

次のページ:「大和撫子」の対義語

初回公開日:2018年02月04日

記載されている内容は2022年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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